ソニーグループは、アニメや音楽、ゲームなどの知的財産権に関わる事業の拡大を目指していて、KADOKAWAに対し、株式を買収する提案を行っていました。
発表によりますと、ソニーグループは19日にKADOKAWAと資本業務提携を結び、すでに保有しているおよそ2%の株式とあわせておよそ10%の株式を来月取得することで合意し、KADOKAWAの筆頭株主になるということです。
当初は買収も含めて検討していましたが、資本業務提携で決着した形です。
KADOKAWAは出版のほかアニメやゲームなどに強みがあるほか、動画配信サービスを運営する「ドワンゴ」と経営統合するなどコンテンツ事業に力を入れています。
一方でソニーグループは、今年度から3年間の経営計画の中で1兆8000億円の予算枠で買収などを検討する方針を示していて、今回の提携によってアニメや映画などを共同制作し海外に向けて展開するほか、新たなクリエイターの発掘なども行うことにしています。

ソニーグループ KADOKAWAと資本業務提携 筆頭株主に
「ソニーグループ」は、出版大手の「KADOKAWA」と資本業務提携を結び、およそ10%の株式を取得し、筆頭株主になると発表しました。提携によってアニメや映画などを共同制作し海外に向けて展開することにしています。