京都 二条城「大広間帳台の間」来年1月 初の一般公開へ

京都の世界遺産・二条城で、将軍が公家や大名などに対面する際に使用した部屋の中でも最も格式の高い「大広間一の間」に隣接する、「大広間帳台の間(おおひろまちょうだいのま)」が来年1月に初めて一般公開されます。17日はそれを前に報道に公開されました。

初めて一般公開されるのは、京都市中京区にある二条城の二の丸御殿の中にある「大広間帳台の間」です。

二条城によりますと、城内で最も格式が高く大政奉還の際にも使われた「大広間一の間」で将軍が公家や大名などに対面する際に、この部屋を通っていたと伝わっているということです。

ふだんは見ることができませんが、今回は部屋の扉が開けられ、廊下から眺めることができるということです。

また、この部屋の障壁画のうち、紅葉を楽しむ人たちの姿などを描いた原画の一部も城内の展示収蔵館で、公開されます。

二条城の中野志保 学芸員は「照明などを準備し、初めて公開できることになりました。どのように将軍が歩いたり過ごしたりしたのか、想像しながら見てもらえれば」と話していました。

「大広間帳台の間」は来年1月4日から、障壁画は今月23日から一般公開されます。