「盗撮」と言いがかり 100万円余恐喝の疑い 30代の男 逮捕

東京・秋葉原の家電量販店で、商品を撮影していた客の男性に「女性を盗撮してたよね」などと言いがかりをつけ、現金100万円あまりを脅し取ったとして、36歳の容疑者が恐喝の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは東京・新宿区の池羽翔吾容疑者(36)です。

警視庁によりますと、ことし7月下旬、JR秋葉原駅近くの家電量販店で、スマートフォンで商品を撮影していた客の20代の男性に対し、「女性を盗撮してたよね。自分は私服警察官だ。示談金が必要だ」などと言いがかりをつけ、現金108万円を脅し取ったとして、恐喝の疑いがもたれています。

すでに逮捕されているほかの3人のメンバーを含むグループで恐喝を繰り返していたとみられ、被害者の男性に対し、「盗撮された女性の父親」をかたる人物と電話で話をさせるなどしてカネを要求したということです。

秋葉原周辺の店舗や路上では、ことし7月から8月にかけて、今回の件を含めて少なくとも8件、似た手口の恐喝の被害が確認されているということで、警視庁が関連を調べています。

調べに対し、容疑者は黙秘しているということです。