公明 斉藤代表 名古屋市長選“まさしく完敗” SNS影響も分析へ

24日に行われた名古屋市長選挙で、党が推薦した候補者が敗れたことについて、公明党の斉藤代表は「まさしく完敗で、既成政党への不信もある」と述べたうえで、SNSが選挙結果に与えた影響に関しても党として分析する考えを示しました。

名古屋市長選挙は、日本保守党と地域政党「減税日本」が推薦した元名古屋市副市長の広沢一郎氏が自民党、立憲民主党、公明党、国民民主党が推薦した元参議院議員の大塚耕平氏らを抑え、初当選しました。

これについて、公明党の斉藤代表は、記者団に対し「各党が大塚氏を推薦し、公明党も強力に選挙支援の活動を行ったが、まさしく完敗だった。既成政党への不信ということもあると思う」と述べました。

そのうえで「先の衆議院選挙とともにしっかり分析し、次の選挙の参考にしなければならない。SNSの影響については今後、党としてもしっかり分析していきたい」と述べました。

自民 福田幹事長代行「SNS規制は冷静な議論が必要」

自民党の福田幹事長代行は記者会見で「複数の党が連携したが残念ながら勝利することができなかった。敗因の分析は愛知県連とともに、これからしっかり行う」と述べました。

また、SNSの影響について「SNS利用が広まってきており、政策を訴える手段として、われわれも積極的に活用していくべきだ。誤情報が出ていることについては何らかの正しい情報発信が必要だが、規制に政治が絡むことが適切かどうかも含めて冷静な議論が必要ではないか。国民が安心できる枠組みを時間をかけて議論する必要がある」と述べました。