新婚旅行 7割が国内 円安影響か 11月22日 いい夫婦の日調査で

11月22日は「いい夫婦の日」です。結婚して1年以内で新婚旅行に行った人のうちおよそ7割は行き先が国内だったという民間の調査結果がまとまり、円安の影響で新婚旅行も国内が主流になっているのではないかと調査した会社は分析しています。

大手生命保険の明治安田生命は11月22日にあわせて夫婦をテーマにした調査を2006年から行っていて、先月行ったことしの調査では全国の20代から70代までのおよそ1600人から回答を得ました。

このうち、結婚して1年以内の夫婦に新婚旅行に行ったかをたずねた調査では
▽「行っていない」が38.3%
▽「国内旅行」が43.6%
▽「海外旅行」が18.1%となりました。

新婚旅行に行ったという人に限ると「国内旅行」が70.7%を占め、「海外旅行」を大きく上回りました。

調査した会社は、円安の影響で新婚旅行は国内が主流になっているのではないかと分析しています。

一方、1年間で夫婦が互いに贈るプレゼントの予算をたずねたところ、平均は4万568円と去年より5000円あまり減少しています。

主な理由としては「生活費を中心とした、家計の余裕がなくなったため」が最も多く46.7%、次いで「プレゼント価格が上昇しているため」が13.8%で、調査した会社は物価が上昇するなかで夫婦間のプレゼントもしわ寄せを受けているのではないかとみています。

行き先に四国を選んだ夫婦は

松山市の観光地 道後温泉では、円安の影響で新婚旅行の行き先として四国を選んだという夫婦もいました。

千葉県から訪れたという20代の新婚夫婦は「円安の影響で海外よりも負担の少ない国内各地を新婚旅行として巡ることにしました。今回は1週間かけて四国をまわっていて、とても満喫しました」と話していました。

福岡県から訪れた20代の新婚夫婦は「新婚旅行は海外に行きたいと思っていますが、円安が落ち着いてハードルが下がるまで待ちたいと思っています」と話していました。