生産を終えるのはホンダの排気量50cc以下の「スーパーカブ」です。
1958年に販売されて以降、クラッチ操作を省いた使い勝手のよさに加えて燃費性能や耐久性が評価され、原付きバイクが普及するきっかけになりました。
配達や通勤・通学などに使われ、排気量が大きいモデルを含めた生産台数は1億台を超えています。
50cc以下の「スーパーカブ」来年5月めどに生産終了
1958年に販売され、原付きバイクが普及するきっかけとなった排気量50cc以下の「スーパーカブ」の生産が来年5月をめどに終わることになりました。排ガス規制の強化に伴い、新たな投資をしても採算が取れないと判断したためです。
しかし、来年11月に、原付きバイクの排ガス規制が強化されることからホンダは、規制に適合するエンジンの開発は技術的に難しいうえ、市場も縮小する中、新たな投資をしても採算が取れないことから、原付きバイクの生産を来年10月までに終えることを決め、スーパーカブについても来年5月をめどに生産を終えるということです。
一方、排気量が大きいモデルについては生産を続けるとしています。
原付きバイクをめぐってはスズキも生産を終える方向で検討していてバイクメーカー各社は原付き免許で乗れる電動バイクなどの販売を強化することにしています。