共和党 バンス氏 “移民がペット食べている情報”主張を正当化

アメリカのトランプ前大統領が討論会で中西部オハイオ州では移民がペットを食べているなどと発言したことに関連して共和党の副大統領候補であるバンス上院議員は、有権者からの情報だとして主張を正当化しました。一方、地元当局はこうした情報は確認されていないとしています。

今月10日に行われた、アメリカ大統領選挙に向けた民主党のハリス副大統領と共和党のトランプ前大統領によるテレビ討論会ではトランプ氏が「オハイオ州のスプリングフィールドでアメリカに流入してきた人たちがペットを食べている」と述べ、波紋を広げています。

共和党の副大統領候補で、オハイオ州選出のバンス上院議員は、15日、CNNテレビのインタビューに応じました。

このなかで、バンス氏はみずからもスプリングフィールドで、移民がペットを食べているという情報があるとする主張をSNSなどで展開していることについて問われ「有権者から目撃情報が寄せられた」として自身の主張を正当化しました。

ただ、具体的な根拠には言及しませんでした。

スプリングフィールドの地元当局はSNS上で偽情報が出回っているとして、移民がペットを食べたという話は確認されていないとしています。

インタビューでバンス氏は焦点をあてたいのは移民政策だと強調し、バイデン政権のもとで、移民問題が深刻になっていると改めて非難しました。