2013年12月、「王将フードサービス」の京都市の本社前で、社長だった大東隆行さん(当時72)が拳銃で撃たれて死亡した事件では、福岡県の特定危険指定暴力団・工藤会系の暴力団幹部、田中幸雄被告(57)が、銃撃の実行役としておととし殺人と銃刀法違反の罪で起訴されています。
田中被告の裁判は裁判員裁判の対象で、現在、京都地方裁判所で証拠や争点などを絞り込む「公判前整理手続き」が行われていますが、検察が「裁判員が危害を加えられるおそれがある」などとして22日までに、裁判員裁判の対象から除外するよう請求したことが関係者への取材でわかりました。
工藤会をめぐっては、組織のトップの裁判などでこれまでも裁判員裁判の対象から除外し裁判官だけで審理が行われるケースが相次いでいて、裁判所の判断が注目されます。
「餃子の王将」社長殺害事件 検察 裁判員裁判対象から除外請求
11年前、「餃子の王将」を展開する京都市の会社の社長を殺害したとして起訴された暴力団幹部の裁判について、検察が「裁判員が危害を加えられるおそれがある」などとして、裁判員裁判の対象から除外するよう裁判所に請求したことが関係者への取材でわかりました。