JTは、アメリカでシェア4位のたばこメーカー、ベクター・グループとの間ですべての株式を取得し完全子会社にすることで合意し21日、契約を締結したと発表しました。
買収金額はおよそ24億ドル、日本円でおよそ3780億円になる見込みで、JTとして、これまでで4番目の規模の大型買収になるということです。
会社では早ければ今月下旬から株式の公開買い付けを行い、今年度中に買収を完了する予定だとしています。
JTでは2023年度のたばこの売り上げ本数の9割近くが海外で、市場規模が世界2位のアメリカでシェアを拡大させるなどのねらいがあります。
会社側では「今回の買収でアメリカでのシェアはおよそ8%に拡大する。アメリカでの販売網を強化し、競争力を高めることができる」とコメントしています。
JT 米4位のたばこメーカーを約3780億円で買収することで合意
JT=日本たばこ産業は海外事業を強化するため、アメリカでシェア4位のたばこメーカーを日本円でおよそ3780億円で買収することで合意したと発表しました。