警察署で「エアコン故障中」留置場の容疑者などほかの警察署へ

連日猛暑が続く中、神奈川県警の川崎警察署で先月下旬から空調設備が故障して署内のほとんどで冷房が使えなくなっています。留置場の容疑者などをほかの警察署に移したり、訪れる人のために大型の扇風機を臨時に置いたりするなど対応に追われています。

川崎警察署によりますと、先月22日ごろから建物全体に関係する空調設備が故障し、冷房がほとんど効かなくなっていて入り口には「エアコン故障中」の張り紙が貼られています。

この影響で、留置場の温度が上がり扇風機を置いたり、一部の容疑者などをほかの警察署に移して人数を減らしたりしているということです。

また、一般の人が運転免許証の更新や相談などに訪れる1階のスペースにも急きょ大型の扇風機などが置かれています。

勤務する警察官も簡易的な冷房機器などを置いてしのいでいるということです。

今後も暑さが予想されるため、別の警察施設にあるエアコンを1階部分に設置する工事を6日から始めるほか、新たにエアコンを60台ほど購入し、今月下旬ごろから順次、ほかの階にも設置していく予定だということです。

川崎署では空調設備の修理の計画を立てている最中だったということで、神奈川県警施設課は「来庁者や職員の体調を崩さないように対応を早急に進めたい」としています。