立民 岡田幹事長 自身の政治資金パーティー中止

立憲民主党の岡田幹事長は、27日予定している自身の政治資金パーティーについて、国会での政治改革の議論に悪影響を与えてはならないとして中止することを明らかにしました。

立憲民主党は今週、政治資金パーティーを全面禁止するための法案を国会に提出しましたが、党幹部がパーティーの開催を予定していることが明らかになり与野党双方から「整合性がとれない」などの指摘が出ていました。

岡田幹事長は25日午後、青森市で記者団に対し27日、大阪市内で開催を予定している自身の政治資金パーティーについて「誤解を解くため中止を決めた。政治改革の法案を審議している微妙な時期であり、悪影響を与えてはならない」と述べました。

そのうえで「今回は私個人の判断で中止するもので、仲間の議員がパーティーを開くことをダメだと言うつもりはない。ただ、タイミング的に政治改革の議論に決着がつくのを見極めたほうがいい」と述べました。

岡田氏はパーティー代金はすべて返金したうえで、講演会の形式で会合そのものは開くと説明しました。

一方、来週始まる見通しの政治資金規正法の改正に向けた与野党による協議について「しっかり協議し、自民党の法案の穴を埋めないと実効性のあるものにならない。『来週にも衆議院を通過させる』というような意見もあるが、全く反省がなくそういう状況は許せない」と述べました。

立民 大串選対委員長 6月予定の政治資金パーティー中止

立憲民主党の大串選挙対策委員長は25日午後にコメントを発表し、来月、東京都内で開催する予定の政治資金パーティーを中止することを明らかにしました。

この中で大串氏は「来月17日に予定していた東京での後援会勉強会について後援会と相談のうえ、開催しないこととする」としています。

大串氏は23日、党が提出した政治資金パーティーを全面禁止するための法案が成立するまでは開催は制限されないという認識を示していました。

自民 小渕選対委員長「立憲民主党で議論を」

自民党の小渕選挙対策委員長は、宮崎市で記者団に対し「政治資金パーティーについては野党でもいろいろな立場や意見があるということではないか。われわれも党内でさまざまな議論を重ねたうえで方向性を出しており、立憲民主党で議論を重ねてもらいたい」と述べました。