イギリスの鉄道会社などによりますと、イギリス南東部ケント州にあるトンネルが浸水し、一部の区間で線路が使えない状態になりました。
これを受けてこの区間を走るユーロスターも30日、ロンドンを発着する40余りの列車がすべて運休しました。
29日にトンネル内で撮影された映像では、壁付近から水が勢いよく流れ出し、線路が見えなくなるほど水がたまっているのが分かります。
29日と30日、イギリスの気象当局は各地で大雨や突風などに注意するよう呼びかけていました。
ロンドンにあるユーロスターの駅は、年末年始に旅行を計画していた人たちで混雑し、地元メディアは3万人以上が影響を受けたと伝えています。
鉄道会社によりますと復旧作業の結果、31日は始発から運行する予定ですが、一部区間での徐行などによる遅れも見込まれ、混乱が続く見通しです。
高速鉄道「ユーロスター」トンネル浸水でロンドン発着列車運休
イギリスとヨーロッパ大陸を結ぶ高速鉄道「ユーロスター」は、イギリス南東部のトンネルが浸水した影響で30日、ロンドンを発着するすべての列車が運休しました。31日は始発から運行する予定ですが、年末年始の移動に大きな混乱が生じています。