鉄鋼連盟会長 資源価格高騰を懸念 ロシアの軍事侵攻で

日本鉄鋼連盟の橋本英二会長は28日、報道陣の取材に応じ、ロシアのウクライナへの軍事侵攻が、資源価格の高騰などを通じて日本のものづくりにも広く影響を与える可能性があるという考えを示しました。

この中で、橋本会長は「鉄鋼業界としての最大のリスクは、資源価格の高騰だ」と述べ、ウクライナ情勢にともなって鉄鉱石などの資源価格が今後さらに高騰するのではないかという懸念を示しました。

そのうえで、業界としても資源価格の高騰に対する備えを進めるべきだとの考えを示しました。

また「日本はエネルギー資源のほとんどを海外から輸入しているので、ウクライナ問題は日本の製造業にとって大きな波乱要因になる」と述べ、ロシアのウクライナへの軍事侵攻が、日本のものづくりにも広く影響を与える可能性があるという考えを示しました。