台湾 新型コロナ感染確認 1か月たらずで1万人以上に急増
台湾で新型コロナウイルスの感染が確認された人は、この1か月たらずで1万人以上増えていて、当局は屋内での集まりなどを規制する警戒措置を、さらに2週間延長することを決めました。
台湾では海外から到着した人などを除いた域内での新型コロナウイルスの感染確認が、先月10日までは累計で100人に満たなかったのに対し、それから7日までの1か月たらずで1万200人余りに急増しています。
内閣にあたる行政院は7日「感染の広がりがまだ落ち着いていない」として、警戒レベルを4段階の上から2番目に維持する期間を、さらに2週間延長して今月28日までとすることを決めました。
延長は2回目で、屋内で5人以上、屋外で10人以上集まることを禁じたり、学校での対面の授業を停止したりする措置が続くことになります。
台湾では今週末から旧暦5月5日の端午節の連休に入りますが、当局は帰省や旅行を極力控えるよう呼びかけています。
鉄道当局によりますと、連休期間中の在来線の指定席の予約切符13万6000枚のうち8割近い10万7000枚が、7日朝までにキャンセルされたということです。
当局はワクチン接種を急いでいて、日本から提供された124万回分について、来週から75歳以上の人などへの接種を始めることにしています。