JR東日本が7日のダイヤを通常に戻すことについて、品川駅前で利用者に話を聞きました。
神奈川県から都内に来た21歳の男性は「けさの電車は連休前と変わらないくらい混雑していました。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためにも、もとのダイヤに戻すのは賛成です」と話していました。
54歳の会社員の男性は「朝の電車は座れないくらい混んでいる印象でした。会社に出勤しなくてはいけない人も多いと思うので、密にならないよう運行本数を戻すべきだと思います」と話していました。
21歳の大学生の女性は「午前中、電車に乗りましたが、そこそこ混んでいるかなという印象でした。少しでも混雑を減らせるように対策をとってほしいです」と話していました。
また、60歳の会社員の男性は「時差通勤で電車に乗る時間を早くしましたが、それでも混雑していると感じました。緊急事態宣言が出ていても多くの人が外出しているので運行は元どおりにしたほうがいいと思います」と話していました。
JR東日本 平日の減便 あすは通常ダイヤに 混雑受けて
JR東日本は、緊急事態宣言に伴い、大型連休が始まった先月29日から今月9日までの平日の通勤時間帯で、山手線など一部の路線の運行本数を減らしていますが、7日の平日は通常のダイヤに戻すと発表しました。
利用する人が大型連休の前と比べて減っておらず、列車が混雑したためとしています。
首都圏の鉄道各社は、緊急事態宣言が出され、国土交通省と東京都などから要請を受けて、大型連休が始まった先月29日から今月9日までの平日の通勤時間帯で、運行本数を減らすなどの対応を取っています。
このうちJR東日本は、山手線、京浜東北線、中央線の快速電車、中央・総武線の各駅停車、常磐快速線、京葉線、青梅線の7つの路線で、朝の6時台から10時台にかけて88本を運休して通常の8割程度とし、午後3時台から9時台にも13本運休する対応をとっています。
JR東日本によりますと、運行本数を減らした6日は、山手線などを利用する人は大型連休前と比べて減っておらず、運休した前後の列車で乗車率が180%を超えるなど混雑したということです。
このためJR東日本は、7日は運行本数を減らすのをやめて、通常のダイヤに戻すことを決めました。
利用客は
首都圏の私鉄でも 減便取りやめの動き
首都圏の私鉄でも先月30日に混雑が見られたことから、運行本数を減らす対応を一部取りやめる会社があります。
西武鉄道は池袋線、新宿線、拝島線で運行本数を減らすとしていましたが、新宿線と拝島線は通常ダイヤに戻したということです。
東急電鉄は、池上線と世田谷線で運行本数を減らすとしていましたが、世田谷線は運行本数を元に戻し、7日も同じ対応を取る予定だということです。
そのほかの首都圏の私鉄各社は、7日も朝の通勤時間帯の運行本数を減らす対応を続けることにしています。
西武鉄道は池袋線、新宿線、拝島線で運行本数を減らすとしていましたが、新宿線と拝島線は通常ダイヤに戻したということです。
東急電鉄は、池上線と世田谷線で運行本数を減らすとしていましたが、世田谷線は運行本数を元に戻し、7日も同じ対応を取る予定だということです。
そのほかの首都圏の私鉄各社は、7日も朝の通勤時間帯の運行本数を減らす対応を続けることにしています。