バドミントン 桃田がPCR検査で陽性 全選手のタイ派遣取りやめ

バドミントンの日本のエース、桃田賢斗選手が3日、タイへ遠征に向かう成田空港で受けた新型コロナウイルスのPCR検査で陽性と判定されたことが、関係者への取材で分かりました。日本バドミントン協会はすべての選手のタイへの派遣を取りやめることを決めました。

男子シングルスで世界ランキング1位の桃田選手は、今月12日にタイで開幕する国際大会に向けて、3日夜、成田空港を出発する予定でした。

しかし、日本バドミントン協会の関係者などによりますと、空港で受けたPCR検査で陽性と判定されたということです。

桃田選手は海外遠征に向けて2日、ほかの代表選手とともに東京都 北区にあるナショナルトレーニングセンターに集合していたということです。

このため日本協会はすべての選手のタイへの派遣を取りやめることを決めました。

桃田選手は去年1月の交通事故からの復帰戦となった年末の全日本総合選手権で3連覇を果たし、今回の遠征でワールドツアーに復帰する予定でした。

タイの国際大会は新型コロナウイルスの感染拡大以降、本格的に再開するワールドツアーで2週続けて大会が予定されていて、世界中の強豪選手が顔をそろえる予定でした。

今回の遠征の取りやめで、日本代表チームは強化計画の練り直しを迫られることになります。