コロナ背景にスーパーの年始休業が拡大 「計画的な買い物を」

新型コロナウイルスの感染拡大や人手不足などを背景に、食品スーパーの間では、正月三が日の営業を取りやめるなど来年の年始の休業を拡大する動きが広がっています。

このうち、首都圏を中心に店舗を展開する、食品スーパーの「サミット」と「ヤオコー」、それに「いなげや」は、ほぼすべての店舗で来年は正月三が日の営業を休止します。

3社ともことしの正月は元日と2日を休み、3日から営業していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で従業員の業務の負担が増えていることから、休業日数の拡大に踏み切ったということです。

また、首都圏と関西でおよそ280店舗を展開するライフコーポレーションも例年休業している元日に加え、来年はほぼすべての店舗で2日も休業します。

各社は、正月の休みが拡大することで年末は混雑が予想されるとして計画的な買い物を呼びかけることにしています。

食品スーパー以外でも、ファミリーレストラン最大手の「すかいらーくホールディングス」が、全体の9割程度に当たるおよそ2800店舗で大みそかと元日の営業時間を最大で7時間余り短縮することにしていて、新型コロナウイルスの影響で、生活スタイルが変化する中、年始の休業拡大や営業時間の短縮の動きが一段と広がりそうです。