中国 武漢からの帰国支援にチャーター機 全日空に感謝状 政府

中国 武漢からの帰国支援にチャーター機 全日空に感謝状 政府
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新型コロナウイルスの感染状況が最も深刻だった中国・湖北省の武漢との間でチャーター機を運航し、日本人らの帰国を支援した全日空に対して政府から感謝状が贈られました。
ことし1月、中国の武漢で街が封鎖されたことから、政府は5回にわたってチャーター機を派遣し、合わせて828人の日本人らが帰国しました。

23日、チャーター機を運航した全日空の平子裕志社長に対し、感染の不安や危険を顧みず、多大な貢献をしたとして茂木外務大臣から感謝状が贈られました。

このあと、運航に携わった社員らが取材に応じ、当時、武漢空港の事務所で調整に当たった鶴川昌宏所長は「武漢が封鎖されたときから日本人がなんとか帰国できるようにしなければと思った。初めてのことばかりで調整は難しく朝から夜まで対応に追われた。感染リスクから現地では、外出を控える動きがあったが、現地の中国人スタッフも含め使命感を持って仕事に当たった」と当時を振り返りました。

また、チャーター機の客室乗務員を務めた石黒麻里子さんは「帰国される方は空港でも長時間待たされ、とても疲れた様子だった。感染防止のため、サービスは限られたが、到着まで少しでも安心して過ごしてもらえるよう気をつけた」と話していました。