「十分な対策なかった」クルーズ船下船のカナダ人夫婦が証言
新型コロナウイルスへの集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下船し、21日にチャーター機で帰国したカナダ人の夫婦がロイター通信の取材に答え、「船内では乗客が動き回るなど、感染拡大を防ぐための十分な対策が取られていなかった」と船内の管理の在り方を批判しました。
カナダ政府は21日、「ダイヤモンド・プリンセス」に乗船していたおよそ250人のカナダ人のうち、感染が確認されなかった人をチャーター機で帰国させ、国内の施設で2週間、隔離しています。
帰国したカナダ人の夫婦は船内の状況について、ロイター通信の取材に答え、乗客は検疫の開始が伝えられたあとも船内を動き回っていたと証言し、「検疫の意味をなさず、おそろしかった」と振り返りました。
また、当初、乗客はマスクをせずに部屋に食事を運んできた乗員と接触していましたが、途中からマスクをするよう求められたということです。
そのうえで夫婦は「船内で感染拡大を防ぐために十分な対策が取られていなかった。乗客には部屋で待機するよう指示していたが、彼ら自身はさらなる対策を取らなかった」と述べ、検疫期間中の船内の管理の在り方を批判しました。
帰国したカナダ人の夫婦は船内の状況について、ロイター通信の取材に答え、乗客は検疫の開始が伝えられたあとも船内を動き回っていたと証言し、「検疫の意味をなさず、おそろしかった」と振り返りました。
また、当初、乗客はマスクをせずに部屋に食事を運んできた乗員と接触していましたが、途中からマスクをするよう求められたということです。
そのうえで夫婦は「船内で感染拡大を防ぐために十分な対策が取られていなかった。乗客には部屋で待機するよう指示していたが、彼ら自身はさらなる対策を取らなかった」と述べ、検疫期間中の船内の管理の在り方を批判しました。