四国大学 短期大学部の2学科で再来年度以降の学生募集停止に
徳島市にある四国大学は、短期大学部の2つの学科で志願者数が大幅に減少していることから、再来年度以降の学生の募集を停止すると発表しました。
再来年度以降、学生の募集を停止するのは、四国大学短期大学部の音楽科と、人間健康科の食物栄養専攻と介護福祉専攻の2学科2専攻です。
四国大学によりますと、この2つの学科は18歳人口の減少や4年制大学志向の高まりを受けて志願者が大幅に減少し、平成27年度以降は経営赤字の状態が続いていたということです。
短期大学部の規模を縮小する一方で、四国大学では同じ令和8年度にAI=人工知能やドローンなど、デジタル技術を学べる学科を新たに設置する計画も発表していて、今後も地域社会の変化を踏まえた大学の再編について検討を進めていくとしています。
四国大学法人事務部の武田吉弘部長は「今回の選択は苦渋の決断だが、法人の経営基盤を安定させ、地域社会に必要な人材を輩出し続けていくために必要な方策だと考えている。すべての在学生が卒業するまでの間、これまでどおりの学習環境を維持継続していく」と話していました。