四国新幹線の新駅 高松市 サンポート地区周辺で可能性調査へ
四国4県と本州を結ぶ四国新幹線について、高松市が経済団体から提言されたサンポート地区周辺での新たな駅の立地可能性を探る調査を来年度に実施する方向で調整を進めていることが分かりました。
四国4県と本州を結ぶ四国新幹線は、昭和48年に国の基本計画に定められたものの整備には至っていません。
そこで地元自治体が主体的に取り組むことで議論を活性化させようと高松市がサンポート地区周辺での新たな駅の立地可能性を探る調査を来年度に実施する方向で調整を進めていることが市への取材で分かりました。
この費用としておよそ2500万円を来年度の予算案に計上する予定で調整しているということです。
新たな駅をめぐっては香川経済同友会が4年前、高松市内の4地点を候補地として提案していましたが、サンポート地区周辺で県立アリーナや外資系ホテルの建設が進んでいることなどから去年11月に候補地をこのエリアに一本化し、県と市に提言していました。
調査では新駅の整備事業費や乗降客数、それに周辺への影響などについて調べるほか、以前、候補地として提言されていたJR栗林駅付近、ことでんの伏石駅付近、高松空港の地下の3地点とも比較してサンポート地区周辺の立地について調べる方針です。