奈良県が2億円超かけ「KーPOPコンサート」誘致・開催へ
県は来年(令和7年)予定している韓国との交流イベントで韓国の人気歌手が出演するKーPOPのコンサートなどを2億7000万円余りかけて誘致・開催することがわかりました。
これは11日に開かれた県議会の総務警察委員会で、県側が説明したものです。
それによりますと県は来年、韓国のチュンチョン南道(忠清南道)と友好提携15周年などのイベントを開催する予定ですが、この中で韓国の人気歌手が出演するKーPOPコンサートを誘致し、開催するとしました。
県はチュンチョン南道(忠清南道)の知事とコンサートの実施をすでに合意しているということで来年10月に奈良公園の春日野園地で無料で開催する予定です。
出演歌手は未定ですが、舞台設営などの総事業費、2億7000万円余りを県が負担するということです。
これについて、委員会で「多額の税金を使ったイベントが県民のためになるのか」という委員からの質問に対し、県側は「費用対効果についての批判も踏まえたうえで、単発のイベントで終わらず県民の利益になるよう進めていきたい」と述べました。
コンサートに関する費用が盛り込まれた補正予算案は今月(12月)16日の12月定例県議会の最終日に採決されます。