今井瑠々県議の政治団体 設立届け出前に寄付受領や支出か
多治見市選挙区の選出で、岐阜県議会の自民党会派に所属する今井瑠々県議の政治団体が、県選挙管理委員会に設立を届け出る前に、寄付を受けるなどしていたことがわかりました。
政治資金規正法は、政治団体が設立を届け出る前に寄付を受けたり支出したりすることを禁止していて、県選挙管理委員会は今井氏に確認を求めています。
県選挙管理委員会のホームページによりますと今井県議が代表を務める政治団体「今井るるを育てる会」は去年3月20日に設立を届け出ています。
一方、11月に公表された政治資金収支報告書によりますとこの団体では同じ年の1月から2月にかけ、個人や自民党の多治見市支部などからあわせて410万円の寄付を受け取っています。
また、同じ年の1月から3月4日にかけて、今井氏本人への選挙運動のための寄付金や業者へのポスティング代などとしてあわせて414万円余りを支出しています。
政治資金規正法は、政治団体が設立を届け出る前に寄付を受けたり支出したりすることを禁止していて、県選挙管理委員会は今井氏に確認を求めています。
取材に対し、今井氏は「精査中ですが、手続きに問題があればすみやかに対応したい」などと話しています。