「触れる地球」は、地球リテラシーを養う次世代のデジタル地球儀。地球の温暖化や台風・津波の発生過程、渡り鳥の移動など、地球のダイナミズムを生きたかたちで体感できます。
自分の手で回して地球の裏側を確認したり、「虫眼鏡ターゲット」を使って地球上のいろいろな場所を人工衛星の様な視点で探索することもできます。
ユーザーのさまざまなコンテンツを追加したり、複数のコンテンツを重ねて表示したり、使用者のニーズに応じて多様なデモンストレーションが可能です。
地球時代と言われながら、私たちの経験はますます狭い範囲に閉じ込められ、地球に生きるというリアルな感覚を失っています。地球環境問題といわれても全体像を把握しにくく、なかなか実感をもてないのが現実です。
真のGlobalismは、宇宙に浮かぶ一個の球(Globe)として地球を認識しなおすことから始まるのではないでしょうか?地球的な想像力の新たなプラットフォームをデザインすること。この地球儀はその第一歩であり、ゆくゆくはこうした“生きた地球”が一家に一台、静かに激しく呼吸しているような未来を見据えています。
触れる地球の歴史
2005年 大型オリジナル版を「愛・地球博」地球回廊にて初展示
2008年~ 洞爺湖サミット、COP15、ダボス会議・中国等で展示講演
2010年~ オランダ国立科学博物館、コペンハーゲン科学館等で常設
2012年 中型触れる地球を試作 エコプロダクツ2012で参考出品
2013年7月 「触れる地球」中型普及版が第7回キッズデザイン賞で最優秀賞「内閣総理大臣賞」を受賞
「触れる地球」の第二章が始まります。
「触れる地球」発案者からのメッセージ
地球時代、宇宙時代と言われる現代―。しかし21世紀生まれの子ども達が、いまだに16世紀の大航海時代(信長の時代)のメルカトル地図で地理や歴史、地球環境問題を学んでいるというのは、どうしたことでしょうか?
“Globe(球体)”で見て考えてこそ、真のGlobalism。
これを囲んで、アップデートな地球認識を共有しつつ、「希望の地球」のビジョンを共に語り合ってゆくような、地球リテラシー育成の新しいスタイルを提案したいと思います。
「触れる地球」は単なるデジタル地球儀ではありません。インターネットを介して1時間毎に更新される雲の衛星画像と昼夜境界-それは、まさに「宇宙から見たいまの地球」であり、世界中で発生しているハリケーンや、地球温暖化による北極海氷の減少もつねにリアルタイムに表示されます。表示される科学データは、地球シミュレーター・海洋研究開発機構、JAXA、東京大学、ウェザーニューズ社など第一線の研究機関から提供されています。その意味で、この地球儀はいわば「日本の科学技術のショーケース」でもあり、多分野の科学データを重ね合わせることで新たな発見を導く「地球シンセサイザー」でもあります。こんな生きた地球儀が、学校や公共施設、空港などに普通に設置されているような時代が始まろうとしています!
詳しくはこちらもご覧ください
Earth Literacy Program(代表:竹村真一)
中型普及版 「触れる地球」の基本的なシステム構成
中型普及版 「触れる地球」は地球儀型ディスプレイ YG-ET80(本体)と、コントローラーとして機能する操作端末(別売)、サブディスプレイ(別売)の組み合わせで使用します。
地球儀型ディスプレイの内側からの映像投影には、 高精細な映像表現が可能な4Kプロジェクターと特殊な広角レンズや画像補正ソフトなどの技術を組み合わせることで、よりリアルな地球を再現しています。
地球儀を手で回すとセンサーが感知し、その動きを映像として再現するため、 実際に丸い地球を手で回しているような、心地よい操作感が得られます。 地球儀型ディスプレイに投影されるコンテンツは、操作端末(別売)で切り替えることが可能で、 複数のコンテンツを重ねて表示することもできます。
地球儀型ディスプレイに表示するコンテンツを切り替えるコントローラーであるとともに、その詳しい解説や関連データを表示できます。
操作端末として使用できる機器は以下の通りです。(2014年4月時点)第4世代iPad(iOS 6, iOS 7)、iPad Air(iOS 7)
インターネットおよびApp Store™に接続して専用アプリケーション
「Tangible Earth 80」をインストールする必要があります。
地球儀型ディスプレイに表示したコンテンツの詳しい解説や関連データ、 地球儀ディスプレイ上の「虫眼鏡ターゲット 」で指定した地域の衛星写真などを表示します。
美しい表示を実現する4K映像
高品位な4K映像を再現できる当社独自のe-shift2テクノロジーを搭載した「D-ILA」4Kプロジェクターを使用。
高精細、高コントラストな映像で美しい地球を表現しています。
地球儀型ディスプレイ(スクリーン部)のサイズは直径80cmです。 子供たちに使いやすいことはもちろん、 可搬性を考慮したデザイン・サイズになっています。
一般
電源 | AC100V,50/60Hz |
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消費電力 | 400W(明るさ優先モード) |
定格電流 | 4.2A |
許容動作温度範囲 | 5°C~30°C |
許容動作湿度範囲 | 20%~80% |
許容保存温度範囲 | -10°C~60°C |
設置高度 | 5,000ft(1,524m)以下 |
使用位置 | 水平のみ |
外形寸法 (横幅×高さ×奥行き) |
809mm×1,331mm×1,420mm (キャスター含む) |
質量 | 90kg |
光学系
表示デバイス | D-ILA素子 |
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光源ランプ | 230W超高圧水銀ランプ (型番:PK-L2312U) |
スクリーンサイズ | 直径800mm、半球型 |
音声
本体スピーカー | ステレオ、1.75W+1.75W |
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端子
映像出力 | D-sub15ピン(メス)VGA |
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音声出力 | φ3.5mm ステレオミニジャック |
LAN | RJ45 100BASE-T |
交換ランプ(型番:PK-L2312U)
希望小売価格 26,400円(税込)
■リアルタイム・準リアルタイムコンテンツをご覧いただくにはインターネット回線が必要です。
インターネット回線はブロードバンド回線(光/ADSL/ケーブル)でご利用いただけます。回線速度は5Mbps以上を推奨しています。
●仕様および外観は予告なく変更することがあります。
●お買い求めの販売店で、販売店などの所定事項を記入した保証書を必ずお受け取りください。
●製品本体には製造番号を表示しておりますので、お買い求めの際は、この製造番号が表示されているかお確かめください。
●補修用性能部品の最低保有期間は、製造打ち切り後8年です。
●「D-ILA」素子は高精度技術で製造されていますが、0.01%以内で画素欠けや常時点灯する画素がありますのであらかじめご了承ください。
●iPadは米国および他の国々で登録されたAppleの商標です。
●App Storeは、Apple Inc.のサービスマークです。
●当ホームページに記載されている各種名称、会社名、製品名などは各社の商標または登録商標です。
●当ホームページ使用の画面はハメ込み合成です。
●「D-ILA」は、株式会社JVC ケンウッドの登録商標です。
●触れる地球/Tangible EarthはNPO 法人Earth Literacy Program の登録商標です。
「触れる地球」に表示されるコンテンツ
グローバルコンテンツとはこの地球型ディスプレイに映し出される映像です。リアルタイムの日影線(昼夜の境目)や雲の動き、各地で地震や台風が発生する様子など、生きた地球の姿がダイナミックに描き出されます。
また、大気汚染物質が地球規模で広がっていく様子など、グローバルな動きがまさに手に取るようにわかります。「地球シミュレータ」による2100年までの温暖化シミュレーションや植生変化、エルニーニョ現象など、全球的な環境変動も表現できます。ニーズに応じて国境線や緯線・経線を重ねて表示する事もでき、次世代の理科、社会学習のツールとしての活用もできます。
サブディスプレイや操作端末に表示される情報です。美しい地球の姿、宇宙からみたハリケーン、東シナ海を渡る黄砂などを「虫眼鏡ターゲット」を合わせると見ることができます。 アマゾンの森林破壊や、地球温暖化による氷河の縮小の様子なども生々しく捉えられています。
グローバルコンテンツ表示例
地球儀型ディスプレイはグローバルコンテンツを単独表示、また複数のコンテンツを重ね合わせて表示させることができます。
このグローバルコンテンツは「ザトウクジラの回遊」と「海洋植物プランクトン分布」という異なるコンテンツを重ね合わせてています。
太平洋上ハワイ付近のザトウクジラが北極海に向けて回遊するのは、北極海に大量発生するプランクトンを捕食するためということがわかります。
このように異なる2つのコンテンツを重ね合わせることで、新たな地球に気づくことができます。
用途に合わせた様々なプレイモード
操作端末で設定した内容を「触れる地球」に表示。
内蔵された様々なコンテンツを自由に表示できます。
見たいコンテンツをタッチするだけでストーリーの流れに沿って簡単にコンテンツが再生します。
事前に設定した複数のコンテンツを一連のストーリーとして自動再生します。
一定時間操作が無い場合は、あらかじめ設定しておいたストーリーを自動で再生します。
オリジナルコンテンツの表示が可能
ユーザー独自のローカルコンテンツを追加してサブディスプレイに表示。
新たなローカルコンテンツを追加できるのも、この「触れる地球」の特徴です。
先生が授業用に写真やデータを追加したり、博物館のオリジナル資料を表示したり、旅先の観光情報を盛り込んだり、あるいは企業のグローバルな社会・環境活動をこの「触れる地球」を使って表現することができます。
(パソコンで作成して地球儀型ディスプレイ YG-ET80(本体)にインストールします。)
今の地球を見える化する各種コンテンツ
これらのコンテンツは、リアルタイム、準リアルタイム常時更新データも含め、JAXA、JAMSTEC(地球シミュレータセンター)、国立環境研究所、ウェザーニューズなど第一線の研究機関・組織からご提供いただいています。 掲載されている「各種コンテンツ」情報はホームページ公開時点の情報です。その後、内容に変更が生じる可能性があります。
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この「触れる地球Webサイト」に掲載されている情報は2014年8月時点の情報です。