総評 | 交通事故による死者数は5年連続で減少を続けていまして、令和3年度は前年より203人減の2,636人とのことです。これは、テレビニュースなどによって交通事故の悲惨さが伝えられ、「安全運転」の意識が高まってきたこともあるでしょう。その意識の高まりが、今回の応募作品の多さにも表れています。ただ、どれほど死者数が少なくなっても、亡くなられた当事者やご家族の無念さや悲しみは同じです。今回の最優秀作が指摘する「注意力散漫」、優秀作の「自信過剰」そして「居眠り運転」などを特に注意して、「交通事故死ゼロ」という目標に向かって、交通マナーを守り安全運転に努めましょう。 |
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新型コロナウイルス感染症を予防する手段として有効なのはワクチンですが、悲惨な事故を防ぐために最も有効なものは「注意力」です。注意力が散漫になる原因はいろいろありますが、最も多いのが「スマホ」です。他には「よそ見」「考えごと」「居眠り」「同乗者とのお喋り」等々、ちょっとした不注意が大事故につながります。ハンドルを握るたびに「注意力!」を呼び起こしましょう。
運転免許を取得してしばらくは慎重な運転をしていても、慣れてくるとだんだん自信がついてきて、その「慎重」という基本を忘れてしまいます。ベテラン運転手も無事故が続くと自信過剰になって、無理な追い越しや荒っぽい運転になりがちです。いつも若葉マークの頃の「慎重すぎるほど慎重に」を忘れずに、自信過剰にならないようにしたいものです。
アクビは身体が出している注意信号です。最初のアクビは黄色で「そろそろ休みましょう」と言っています。二つ三つと続きますと赤信号で「すぐに休まないと危険です!」と言っています。直近のサービスエリアかパーキングに入って仮眠や休憩をすると、スッキリしてまた元気が出てきますが、無理をすると居眠り運転となって大事故につながります。どれほど元気な人でも睡魔には勝てません。
応募期間:2022年4月6日〜5月6日
応募総数:20‚850句
作品選定:一般社団法人 全日本川柳協会、一般社団法人 東京指定自動車教習所協会
なお、『交通安全 川柳コンテスト』作品の著作権は、一般社団法人 東京指定自動車教習所協会に帰属いたします。
また、応募者、受賞者の個人情報及び選考の経過等は公表できませんのでご了承ください。
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