総評 | 今年もたくさんの応募をいただきました。皆さんが「交通安全」に関心があるという証です。また、今年の応募句の特徴は、優秀賞の1つにも詠われていますように「新型コロナウイルス」にまつわる句が多くありました。それだけ皆さんが恐れているということでしょう。しかし、交通事故による死者は全国的に年々減少しつつありますが年間3,000人以上も出ています。コロナウイルスよりも恐ろしいと再認識して、安全運転に徹したいと教えられる作品群でした。 |
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自動ブレーキとは、歩行者が急に飛び出したり車が障害物に近づいたとき自動的に減速して衝突を避けるブレーキ装置のこと。
しかし、そのような最新式のスグレモノを備えた車に乗っていても、ドライバー自身の心構えが出来ていないと事故は避けられません。まず自分の心に「危険な運転はしない」という自動ブレーキが必要です。機械に頼るのではなく「何よりも自分の心が大切である」ことを伝えてくれる力強い一句です。
過労や睡眠不足のままハンドルを握りますと、途中で必ず眠たくなってきますが、その予兆は「アクビ」です。アクビが2つ3つと続いたときは、すぐ近くのパーキングエリアに入って仮眠を取らなければなりません。
もうすぐ目的地だから、などと我慢をしていると不意に睡魔が襲ってきます。いかに頑丈な人でも眠気には勝てません。「睡魔と闘うのは危険極まりないこと」だと改めて教えてくれました。
新型コロナウイルスへの対策として、「密閉」「密集」「密接」の三密を避けようとのことです。車はどうしても三密になりますが、家族や友人なら安心です。
しかし、念には念を入れて、眠気とウイルスを吹き飛ばすためにはときどき窓を開けましょう。窓を開けてもアクビが出るときは、睡魔などとは闘わず、速やかに休憩を取りましょう。交通安全と新型コロナウイルスを絡めて時宜を得た作品になりました。
応募期間:2020年4月6日~5月7日
応募総数:22,202句
作品選定:一般社団法人 全日本川柳協会、一般社団法人 東京指定自動車教習所協会
なお、『交通安全 川柳コンテスト』作品の著作権は、一般社団法人 東京指定自動車教習所協会に帰属いたします。
また、応募者、受賞者の個人情報及び選考の経過等は公表できませんのでご了承ください。
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