自転車が一台しかない時、二人で乗れれば便利ですよね。分かる、分かり過ぎるくらい分かる。友達同士、恋人同士、二人でスキップするように自転車に乗れば仕合せ。これも本当です。でも、もし二人でおしゃべりして、ちょっと注意がそれて、ぶつかって、相手の人に大けがさせてしまったら・・・。取り返しがつきませんよね。束の間のしあわせ、自転車もバイクも二人のりにはこんな落とし穴があることを上手く表現されました。
犬と歩いている人を思い浮かべて下さい。渡ろうとした信号が赤になります。あたりまえのように犬は止まります。人はちらっと左右をみてあたふたと進もうとします。ちょっとクスっとしてしまいます。でもよく考えると、犬には待つゆとりがあるのに、人間にはゆとりが無いんです。それってちょっと悲しくないですか。
クスッとして、後でちょっと悲しい。これが川柳の醍醐味なんです。
赤、青、黄、たった三色を守るだけ。みんながこれを守れば事故は防げます。
この句の「守るだけ」の「だけ」という言葉の裏には、でも守れない、守らない人がいる(しかもたくさん)という意味が潜んでいます。たった三色なのに守れないという怖さと、簡単なルールを破るのがどうかあなたではないことを、という祈りが込められた句だと思いました。
応募期間:2015年5月11日~6月11日
応募総数:24,345句
作品選定:一般社団法人 全日本川柳協会、一般社団法人 東京指定自動車教習所協会
なお、『交通安全 川柳コンテスト』作品の著作権は、一般社団法人 東京指定自動車教習所協会に帰属いたします。
また、応募者、受賞者の個人情報及び選考の経過等は公表できませんのでご了承ください。
7月24日(金)、第6回「交通安全」川柳コンテストの授賞式を開催いたしました。
お忙しい中ご列席いただきました受賞者の皆様には、改めて御礼申し上げます。
このたびは、第6回「交通安全」川柳コンテストへ、大変多くのご参加をいただきありがとうございました。
私ども東京指定自動車教習所協会は、教習所業界が運転者教育に携わる者として「安全で快適な交通社会の実現」に役立つ活動をしていることを、広く世間にPRすることが大切であると考えております。
そこで「春の全国交通安全運動」では、広く都民・国民の方々が参加できるイベントを開催しようということで、このコンテストが企画されました。
本コンテストは今年で第6回となります。団体のご応募は34団体5千句以上、総数では24,345句となり、過去最高のご応募をいただきました。
応募いただいた句は、いずれもが、交通安全に深い関心を寄せられているものばかりで、素晴らしいものでした。関係者一同、感謝の念に堪えません。
指定自動車教習所は初心者教育機関として、また、地域の交通安全教育センターとして社会の交通安全に貢献していくため、今後とも努力してまいります。
これからも何卒よろしくお願い申し上げます。
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