こんにちわ、ぜつえん(@zetuenonly)です!
おれは今 ジェットボイルフラッシュを ほんのちょっぴりだが 体験した
い…いや… 体験したというよりは まったく理解を 超えていたのだが……
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「おれは 水を入れて火力調整つまみをねじり 着火装置を押したと 思ったら いつのまにか水が沸騰していた」
な… 何を言っているのか わからねーと思うが おれも 何をされたのか わからなかった。
ポルナレフ状態になってしまうほど早い沸騰スピードの湯沸かし器ジェットボイルフラッシュ。
今回は100秒で500mlのお湯を沸かせるジェットボイルフラッシュの重量、スタッキング方法、使い方、活用方法を紹介していきます。
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ジェットボイルフラッシュ
重量(ゴトク35g込) | 440g |
容量 | 1000ml |
サイズ(収納時) | Φ10.4x18cm |
沸騰到達時間(0.5L) | 100秒 |
出力 | 2269kcal/h |
ガス消費量 | 139g/h |
サーモレギュレーター | 無し |
金額(+税) | 14800円 |
特徴 | 高火力 |
ジェットボイルの中でも最高火力を誇るフラッシュ。
それでも2269kcal/hはシングルバーナーの中では低火力。
それにもかかわらず最速と呼ばれるのはジェットボイルの構造、フラックスリングによるものでしょう。
ジェットボイル全体の紹介比較は別記事で
各パーツ重量
ジェットボイルフラッシュにはこれだけのパーツがセットで販売されています。
地味に嬉しいのがシール。
196g、ネオプレンコジー込みのクッカー重量。
128g、バーナー。
27g、ガスカート用のスタビライザー。
21g、フタ。
31g、底カップ。
36g、ゴトク。
439g全部込み。
カタログ値440g。
638g、110缶200g込み 。
575g、ゴトク(36g)、スタビライザー(27g)を省いた実用軽量化時。
クッカー | 196g |
バーナー | 128g |
スタビライザー | 27g |
蓋 | 21g |
カップ | 31g |
ゴトク | 36g |
110缶 | 200g |
総重量 | 639g |
スタッキングの仕方
ぼくが冬山登山時にジェットボイルフラッシュに入れてるモノ。
冬用なので雪から水を作るフィルターと漏斗が入ってます。あとウェットティッシュは使いかけ。ゴーバイトクリックは分離させるほうが入れやすくなります。
オールインワンで入れれるガス缶が110缶のみで、ぼくはコスパ的に250缶しか使わないので、缶を入れずに食事周りの小物を入れるようにしています。
全部入れるとこんな感じ。蓋もちゃんと締まります。
底のフラックスリングにライターを入れるのはやっている人が多いです。
が、ライターだけだとかなり余裕があり持ち運ぶ時にカラカラなるためウェットティッシュなどを一緒に入れるのもオススメです。100均の20枚入り位なら入ります。
ただギチギチにスタッキングするのが好きではないのでここに何か仕込むことは稀です。
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使用感
使ってみて。
圧倒的沸騰速度の速さ
せっせと登った山頂、景色はサイコー。ごはんにしよう。今日はトムヤムクンヌードル!
まずジェットボイルにお湯を入れる。
ガス出して、着火装置押す。ゴゴゴー
お湯が沸くまでスマホでも見るかーって思うじゃない?
そしたらもう沸いてるの。
500mlが100秒で沸くフラッシュだけど、山で食べるカップ麺はそんなにお湯使わなくて300ml位。1分程度で沸いちゃうわけ。カップ麺待つ時間のほうがはるかに長い。
一度ジェットボイルを使っちゃったら、もうアルコールストーブには戻れないよ。
燃費の良さ
お湯沸くのはっやー!ってジェットボイル使うとまず気付くんですよ。燃費よすぎない?と。
山頂でお湯沸かしてご飯を何回かしてると一向に減らないんですよガス缶が。
沸かした回数を数えたりもしないですが、理論的には230g缶で500mlの水を55回沸かせるらしいです。550ml x 55回=27.5L沸かせる。すごすぎない?
でも使えば減ってくるわけです。そして残り25%位になると振った時にカスカスな音しか聞こえなくて、普通のバーナーなら嫌だけど2本持っていくかーってなる残量なわけですよ。でもジェットボイルならそこから13回沸かせるの、やばくない?
温度インジケーター
フラッシュ限定の機能、暖かいのがわかる温度インジケーター。
お湯を沸かすとだんだんとネオプレンコジーについたロゴのマークがオレンジになってきます。
沸騰がわかるわけでなく、暖かくなってきてるのがわかる機能。
それでも他のジェットボイルにはついてない特別感。好きでしょう、そういうの?
気付いちゃったのはオレンジのコジーにしたらわかりにくかったってとこくらい。焚き火の絵があってかわいいし、いいんだけどね。
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ぼくはジェットボイルフラッシュをこう使う
癖が強い道具なだけに使い方の認識と割り切りが大事です。
湯沸かし器と割り切る
ジェットボイルを使っていくうちに気付いたことですが、そもそも使い方に対する考え方が違いました。
付属で専用クッカー以外も使えるゴトクがついてたり、ジェットボイルのレシピ本もあります、比較ではシングルバーナーとジェットボイルどちらがいい?みたいに比べられることが多いです。
気付いたのは、そもそもその見方が違った。ということ。
ジェットボイルでお湯を沸かす以外の用途を想定するべきではない!というのが持論です。
個人的にジェットボイルでできる最大に手の込んだ料理がインスタントラーメンです。
インスタント麺以上のモノを食べるならプリムスP-153やSOTOウィンドマスターなどのシングルバーナーにするべきです。
お湯を沸かす、に絞るからこそ最強の湯沸かし器であるのがジェットボイルで、その中でも最速のフラッシュでお湯を沸かす以外は考えるべきではないわけです。
そんなジェットボイル=湯沸かし器の前提で考えると大事なのは火力とお湯でできることに絞れます。
ジップロックコジーでお湯戻しご飯
お湯で食べるモノと考えると思い浮かぶのはカップ麺、アルファ米、フリーズドライです。→モンベルリゾッタは早い味が多い美味しい!
カップ麺は楽、値段が安い、味が豊富でアウトドア飯の定番です。
アルファ米は軽い、値段が高め、味は少なめ、米が気軽に食べれるテント泊登山で使われることが多い主食。
フリーズドライはおかずや汁モノ、カレーなどを軽量で持ち運べて少量のお湯で戻せる便利なモノです。値段が少し高めなので多用はしたくないのが本音。
それらをさらに軽量で、汎用性を高くお湯戻しするために使いたいのが保温コジーです。ジップロックサイズに合わせた断熱アルミで作ってます。
これを使うことでカップ麺→ジップロックに詰め替えてお湯戻し等さらに軽量化、コンパクト化を図ることができます。
さらにコジーがあればインスタントラーメンも少し硬くなりますが茹でずに作ることができるようになります。ぼくの最近の登山飯はこれがメイン。
既製品はWANDERLUST EQUIPMENTのスタンドコジー(17~25g)とモンベルのフードコジー(35g)です。
チタンカップコジーでお湯戻しご飯
ジップロックは薄くコンパクトになりますが、少し食べにくいところがデメリット。
それを解消するのがチタンカップとコジー。
ダブルウォールのチタンカップならコジー無しでお湯戻しできますが、シングルウォールカップだと冷えた時にコジーを外してジェットボイルで追い加熱することも可能なのが魅力です。
山飯になれてれば気にならないとこですが、カップコジーの場合はインスタントラーメンなら四等分にしないと入らないのがデメリット。
逆転の発想でどうせ割るなら、ぐちゃぐちゃに砕いて新触感インスタントラーメンにしてしまうのもありです。収納性が格段にあがります。
既製品はUltra lunchのThe pod(約17g)等。
チタンカップ用コジーの作り方はこちら
スープパスタ
ラーメン以上に安く、軽く、収納性が高いのがパスタです。
味付けの自由度が高く、しょっぱすぎずのどが渇きにくいのも食べやすいとこです。
写真は半分にしたパスタの長さ。
ジェットボイルのフタに湯切り穴もありますが、そもそも山で湯切りとかしないのです。
いつもは少量のお湯でゆで汁が蒸発しきるように作ってましたが、ジェットボイルのクッカーは表面加工のされていないアルミでパスタがこびりつく問題がありました。ジェットボイルでパスタを茹でるのは意外と悩みが多いのです。
どーしようかなぁ、と考えてたどり着いたのがスープパスタ。
500mlほどのお湯に1/3か1/4に折ったパスタを入れて水戻しに、その後沸騰するまで茹でてから少し蒸してソースを投入。という工程です。
普通のパスタソースでは味が薄くなりやすいので、塩を多めにして茹でておくと味がしっかりします。
ぼくは8つで80円位の味噌汁の元を入れてミソスープパスタにしてます。朝に食べる場合は日本人的にも嬉しい、優しい味です。
カップをエバニューFD400に交換
ジェットボイルが湯沸かし専用になるといらなくなるのが底のフタ。
本来は保温調理やフラックスリングの保護用にあるものですが、使わないモノを付けておくのもスマートではありません。
そんな時にジャストフィットしてくれたのがエバニューのチタンカップFD400(50g)。
ピッタリサイズで簡単に外れることもありません。これをジェットボイル用のマグにすれば一人用の飲み物カップにちょうどいいサイズ。
専用のゴトクは持ち歩いてないのでカップを温めるときは手で持ってキープです。
400mlサイズなのであまり時間がかからなく苦はないです。またチタンカップの熱伝導率の低さから取ってまで熱くなることもなく、口元も冷えやすいのですぐに飲むことができます。
径が同じなのでFD400にはジェットボイルのフタがフィットします。
量次第ではFD400でインスタント麺戻すことも可能です、が400だと水空くなめでもあふれるギリギリです。
チタンの話はこちら
自作ハンギング
ジェットボイルでやってみたかったのがハンギング(吊るす)での使用です。
ハンモックでは上部のリッジラインにつけてハンモックから降りずにお湯を沸かすことができます。完全にずぼら用途。
テント内で使う時は転倒防止が大きな目的。テント内でバーナー倒すのはあるあるで、かなり悲惨ですからね。
一体型のオールインワンクッカーだからこそできるハンギングです。
結束バンドを使ったお手軽ハンギングセット自作がおすすめ!
SOTOのフタで湯切れ抜群に!
ジェットボイルの欠点のひとつに湯切れの悪さがあります。
しかし、SOTOのサーモスタッククッカーのリッドLがシンデレラフィットし、湯切れ抜群に!
ジェットボイルユーザー必須の道具だと思います。
周辺パーツ
100gと230gのガス缶。
ジェットボイル内に入る軽量100g缶とコスパのいい230g缶です。
ぼくは別売りのコジーでオシャレさん気分を味わってます。キャンプっぽい絵が可愛いです
400mlサイズ50gの軽量チタンカップ。底のフタにもなり、飲み物用カップにもなります。
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サーモレギュレーターの有無
ジェットボイルは現行6種類あり、3モデルに低温化でドロップダウンしにくいサーモレギュレーターがついています。
フラッシュには付いていないので雪山、冬キャンプに向かないという話です。
ただサーモレギュレーターがあろうがなかろうが、-10℃以下の雪山で使うには力不足。
個人的に寒冷地で使うときに優先するのは、OD缶の充填ガス>冷やさない使い方>火力>レギュレーターです。
ぼくは雪山では「テント内でしか使わない・吊るして脚と手で温めながら使う・冬用ガスを使う」に限定することでレギュレーターよりも火力を重視してフラッシュにしました。
色々人に勧めにくい話なんですけどね。
まとめ
「おそろしく速い沸騰 オレでなきゃ見逃しちゃうね」
お湯を早く沸かす、それだけを考えるならジェットボイルフラッシュがベストバイです。
他のバーナーでは
「なぜ オレは まだ沸騰してないんだ!?」
となってしまうでしょう。
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