国民民主・玉木共同代表、「共産党切り」示唆 非現実政党と一線引く?
国民民主党の玉木雄一郎共同代表が、「共産党切り」を示唆した。23日に代表選(9月4日投開票)のネット討論会で、来年の参院選に向け、共産党を除く野党の間で「総合選対本部」を立ち上げる必要性に言及したのだ。「自衛隊の解消」「日米安保条約の廃棄」を掲げる非現実政党と一線を引き、政権交代を目指す意欲のあらわれか。
玉木氏は、参院選について「代表選が終わったら、総合選対を、まずは共産党は除いて立ち上げて、完全な事前調整をして候補者を立てる」と述べ、共産党に対し、候補者擁立の撤回に理解を求めていく考えを示した。
立憲民主党についても、共産党との連携を視野に入れていることを踏まえ、「実は、協力をしないことにかじを切る可能性もある」と踏み込んだ。