KADOKAWA夏野社長のXアカウント「乗っ取りではなかった」ニコニコ窓口担当が公表
大規模なサイバー攻撃を受けている出版大手、KADOKAWAの夏野剛社長のX(旧ツイッター)アカウントについて、傘下のドワンゴが手掛ける「ニコニコ動画」の窓口担当は25日、「乗っ取られたわけではない」とXで明らかにした。夏野氏はドワンゴの代表取締役社長も務めている。
「ニコニコ窓口担当」の投稿によると、「昨日、弊社代表取締役のXアカウントに連携しているアプリのいずれかよりスパムポストが投稿されるという事案がありました」という。一方、「代表取締役当人とともに弊社エンジニアが確認したところ、アカウントへの不審なログイン形跡は見当たらず、また不審なポストをされるより以前、サイバー攻撃を検知した当日にパスワードの変更を実施済みでした。したがいまして、代表取締役のXアカウントが乗っ取られたわけではなく、Xアカウントに連携しているアプリのいずれかよりスパムポストが投稿されてしまったものと思われます」と説明した。
このXアカウントには、ニコニコを含むドワンゴ・KADOKAWAのサービスとのアプリ連携は登録されていなかったという。
夏野氏のアカウントをめぐっては、KADOKAWAの川上量生取締役が24日、「乗っ取られた」とXで明らかにした。その後、「数分間、乗っ取られただけでツイート時点ではとっくに奪い返しています」とも投稿していた。