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【ソウル=中川孝之】北朝鮮の
朝鮮中央通信が伝えた。正恩氏は仮設テントで暮らす被災者を慰問し、住民を慈しむ指導者像が強調された。住民の不満が指導部に向かうことに神経をとがらせているようだ。
7月の鴨緑江氾濫を受けて正恩氏が被災地入りしたのは2回目で、専用列車で支援物資を運んだという。
9日に住民らを前に行った演説で住宅などの復旧に2~3か月かかるとの見通しを語った。「被災した児童、生徒の全員を平壌に移し、国家が全てを負担し、安全で便利な環境で保育と教育を提供する」と約束した。「なかなかお役に立てず、申し訳ない気持ちでいっぱいだ」とも語った。
平安北道、
他国や国際機関から提供の意向が示された人道的支援には謝意を表しつつも受けない方針を示し、復旧作業は「我々の国家の潜在力に頼る」と述べた。