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焦点の屋根改修「応じる考えはない」
サッカーJ3・FC大阪の本拠地・東大阪市花園ラグビー場の観客席の屋根がJ2以上の基準を満たさず、Jリーグが制裁を科したことについて、野田義和市長は29日の定例記者会見で、制裁の解除を求めた。
FC大阪は9月下旬、J2のクラブライセンスを取得。しかし、同ラグビー場の観客席はJ2の試合開催に原則として求められる「3分の1以上が屋根で覆われていなければならない」との基準を満たしていない。そのため、Jリーグは同様の問題を抱える他のクラブと共に、制裁として、スタジアム名公表や11月末までの改善策提出を要求した。
記者会見で、野田市長は「市民の誇りがこのような扱いを受け、怒っている。屋根への対応に応じる考えは一切ない」と述べ、制裁取り消しをJリーグに求めた。取り消されない場合、FC大阪がJ2に昇格しても、Jリーグに提出するホームスタジアムの確認書に「サインしない」と述べた。確認書が提出されなければ、FC大阪は同ラグビー場を試合で使用できなくなる恐れがある。
FC大阪は、12月1日にJ2昇格プレーオフ準決勝を予定している。同ラグビー場の問題について、担当者は「課題解決に向け、努力していく」とコメントした。