完了しました
自転車・BMXフリースタイルの全日本選手権は4日、岡山市役所構内駐車場でパーク決勝が行われ、男子はパリ五輪代表の中村
男子パークで圧倒的な強さを見せつけた中村は「2本目で攻められたことが特に良かった」と喜んだ。
大雨の影響で大会日程が短縮され、12人で競った決勝は2本のうち、得点が高い方を採用。1本目から後方宙返り系の大技を連発するなどして90・75点をマークし、2位以下に大差をつけても「優勝が決まったわけでもない。攻める気持ちだけ」。2本目は「技の難度を上げられ、得点が伸びた。ワールドカップで出せた技が今回もできた」という充実ぶりだった。
今夏のパリ五輪で2大会連続で5位だった。「メダルには届かなかったが、『もう無理かな』と思ったことはない」と語る。12月の世界選手権(アブダビ)では新技の披露を視野に入れる。世界王者の経験もある第一人者が「また世界一になるためのいいステップになった」と好調ぶりをアピールした。(大舘司)
初優勝で派手なウィニングラン
女子パークは小沢美が圧巻のランで初の頂点に駆け上がった。自身の得点を上回る選手がおらず、優勝が決まって最終演技者として臨んだ2本目。「初めて(試合で)決めた」という大技を組み込み、1本目から10点以上伸ばす高得点をたたき出した。派手なウィニングランを披露した期待の新星は「もっと練習したい。誰もやらない大技をつくりたい」と貪欲だった。