最近行なったdatatech-jpの活動について

datatech-jp Advent Calendar 2024の4日目です。3日目はid:bynaturessさんの2024/12/03 データエンジニアもくもく会を1年続けた学びでした。私も6~7割くらい参加していますが、色んな話題でわいわいできて楽しいですね。来年もやっていきましょう。

こんにちは、10Xでデータエンジニアをやりつつ、datatech-jpの運営の一人をやっているid:syou6162です。今日のAdvent Calendarでは、最近やった活動について書きます。

Data Contract事例共有会

一つ目が11/20に行なったData Contract事例共有会です。

datatech-jpでは@akkyさんが主催でDriving Data Quality with Data Contractsの読書会が行なわれていました。読書会は2024/07/09~2024/10/15の約3ヶ月をかけて行なわれ、参加者間で活発な議論が行なわれ、盛り上がった勉強会でした。私も全ての回に参加 & 発表を担当しました。本書はData Contractの基礎や型が分かる内容ですが、どうしても「これを自組織に展開していく際には色々な困難があるはずだけど、その辺の具体的な事例が知りたいですねぇ」という話を自分がよくしていたのですが「じゃあ、やりますか!」といういかにもコミュニティらしいノリで開催することになりました。

本読書会とは別でタイミーさんでData Contractの導入や運用が進みつつあると勉強会で小耳に挟んだので、東京に出張に行った飲み会のときにTsuchikawaさんに相談して是非やりましょうと言ってもらったので、複数社での事例共有ができる形となりました。

@akkyさんとTsuchikawaさんと1時間だけ同期的に事前打ち合わせの相談の時間をもらい、会の設計をしました。この流れは全日本dbt-osmosisを愛でる会と同じで大分慣れてきたなという感じです。最初はオンラインでやるつもりでいましたが、タイミーさんのオフィスを借りれそう & 運営にあたりDevRelの方にもお手伝いいただけるということで、オフライン開催となりました。自分が参加したことがあるdatatech-jpのイベントでオフライン開催は多分初めてですね。

勉強会の当日ですが、最初にData Contract本の内容についておさらいした後に、アイスタイルさん / タイミーさん / 10Xの個々のData Contractの事例を紹介する、という流れで進みました。

どの発表も面白かったのですが、特に興味深かったのは各社の事例で「データソースに対するData Contract」と「データ活用に対するData Contract」という入口と出口のそれぞれに対してContractを定めに行っている、というところでした。最初はてっきりデータソースに対するところが重点的かなと思ったのですが(本の内容でも基本的にはそこが多めに語られていた)、やはり活用側でも品質や期待値に対するContractは重要ということの表れかなと思います。

また「Data Contractの達成度はどれくらいか?」という会場からの質問に対して、三社とも「20%程度」と回答しており、ここからさらに推し進めたり、対象を広げたりする中で課題も出てくるかと思いますが、その時はコミュニティでまたわいわいできるといいですね!

以下、当日の様子が分かる写真です。

アーキテクチャカンファレンスにてコミュニティメンバーでパネルディスカッション

二つ目が11/26に行なわれたアーキテクチャカンファレンスでのコミュニティメンバーとのパネルディスカッションです。

Findy Toolsに寄稿するなど、Findyの中の方とやり取りさせてもらう機会はこれまでにもあったのですが、「アーキテクチャカンファレンスの中でコミュニティとのコラボレーションができないか」とご相談いただいたことがきっかけでした。「せっかくなら、パネルディスカッションをやってみると面白いかなー」と思い、みんなの考えた最強のデータ基盤アーキテクチャという1200人が応募するdatatech-jpの顔ともなりつつあるイベントの運営をされているみっつさんとゲンシュンさんにお声がけさせてもらいました。ちなみに、お二人とはリアルではお会いしたことがなく*1、パネルディスカッションの一時間前にはじめましての挨拶をしましたw。

40分のパネルということで、時間も限られていたので以下の内容についてわいわいと話しました。

  • データエンジニアあるある話
  • 最近のデータ基盤進化/最新事情
  • 組織としてのデータエンジニアの違い

お二人が勢いある方々なので、自分は一歩引いて(?)年寄視点からコメントしていて、うまくいったかは謎ですが、盛り上がったのでよしとしておきましょう。

アーキテクチャカンファレンス自体は2000人以上の方が登録されている大きなカンファレンスで、運営もとてもしっかりしてしたものでした。AWS Summitやデブサミを思い出させる感じで、オフラインのこの規模の会は久しぶりだったので、何だか懐しい気持ちになりました。

来年のdatatech-jpの活動

そんな感じで2024年も勢いがある感じのdatatech-jpの活動でしたが、来年も年始から色々イベントがあります。自分が企画しているCasual Talksと大人気企画のみん強がさっそくあります。

また、レベニューオペレーション(RevOps)の教科書の読書会の開催も決定しており、著者の川上さんも参加されるということで非常に豪華ですね。

2025年もコミュニティのみなさんとわいわいやっていければと思いますので、各種イベント是非ご参加ください!

*1:もちろん、パネルの準備の際にオンラインではお話してます