温泉ブログ 山と温泉のきろく

山好き女子の温泉と食と山旅の記録です。

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東京から1泊2日で「日帰り登山+極上湯の温泉宿」を楽しめる旅のプランを33通り紹介する

「日帰りで山を歩いて温泉宿に泊まる」という旅の提案

「山を歩いた後に温泉宿に泊まり、温泉と食事と酒を楽しむ」というのは、私が最も好きで、多くの人におすすめしたいと思っている旅のスタイルです。

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麓に温泉いっぱい!苦労せず絶景を楽しめる乗鞍岳

もちろん山小屋に泊まるのも好きだし、テント泊で縦走するのも大好きなんですけど、欲を言えばその山行が日帰りであろうと数泊の縦走登山であろうと、最後に温泉宿に泊まってから帰るのが理想は理想なんですよ!

でも、毎回は予算的にも厳しいですし、週末の休みは2日間しかないので「日帰り登山+温泉1泊」を2日間で楽しむのが、最も実現しやすいプランなのではないかと思います。

いつかまとめてご紹介したいと思っていたのですが、今回、トリップアドバイザーの「旅リスト」とはてなブログのキャンペーンに参加する形で書いてみようかと思いました。

この後紹介する「日帰り登山とセットで楽しめる極上湯の温泉宿」は、トリップアドバイザーの旅リストにまとめています。

www.tripadvisor.jp

本記事と合わせてお楽しみいただければと思います。

また、私自身が長く東京に住んでいるため今回は「東京から」のプランとなってしまいましたが、いつか西日本編も作れるよう、今後も山歩きと温泉宿を楽しんでいく所存です。

登山にハマると限界まで山を歩きたくなるけれど、ゆる山+温泉宿もたまにはいい

もともと「温泉宿に一人で泊まる」のが趣味だったのですが、実は登山を始めてからしばらくの間は、休みは全部山を歩きたい!と思い、温泉宿に泊まる機会が減ってしまいました。始めて間もないころは装備を揃えるにもまとまったお金がかかるため、金銭的な余裕がなかったということもあります。

ですが時が経ち、テント泊登山・雪山登山を楽しむための装備も一通り揃い、そして土日の1泊で計画可能な行きたい山に一通り登ってしまった後は「日帰りで山を歩いて温泉宿に泊まって帰る」のもなかなかいいなと思うようになりました。山中で過ごす時間は減りますが、旅としての満足度は、倍増すると言ってもいいぐらいです。

今回ご紹介する山は「早朝に登山口に着けば、標準コースタイムで歩いて日帰りで登れる山」です。ちなみに「早朝」の定義は「日の出の後」で、午前3時から歩き始めるようなことは想定していません。
ただ、私は公共交通機関を利用している都合上、登山口に早朝に着くことができず、それゆえに山中に1泊しているケースもけっこうあります。その場合は私が実際にどのようなプランで歩いたかも追記することにしました。

これから登山を始めるなら、紹介した山は7月~10月に登るのがおすすめ

今は冬ですので、紹介したほとんどの山が雪に包まれていて、雪山登山の心得がない方は登ることができません。

この記事を読んで「これから登山を始めてみよう!」と思った方がいたとしたら、ここで紹介している山は、基本的には「7月~10月」の間に登ることをおすすめします。

「じゃあそれまではどうしたらいいの?」と思われるかもしれませんが「1~3月」の間は、寒いし日が落ちるのは早いし、地面が凍結していたりするしで登山を始めるのに適した時期ではありません。

4月になったら、近くの低山から登り始めるのが良いと思います。

首都圏の方限定になってしまいますが、↑こちらの記事で「4月から6月に登るとよい山」として紹介している山あたりが良いと思います。

登山の基本装備についてはこの記事を参考にしていただければと思います。

東北地方で日帰り登山+温泉宿を楽しめる11プラン

東北地方は標高の高い山はあまり多くないのですが、気温が低く冬は積雪も多いため、標高2000メートル以下の山でも高山らしい景色を楽しめるのが特徴です。そのため、有名な山の多くを日帰りで登ることができます。

首都圏からだと現地に行くまでに時間がかかってしまうのが難ではありますが、公共交通機関利用でも行きに夜行バスを利用することで、土曜日の朝に日帰りで登山をするプランを組めることも多いです。

麓には温泉もたくさん湧いているので「日帰り登山と温泉宿」の組み合わせが無数に考えられるすばらしい場所、それが東北です!

中でも一押しの宿と山の組み合わせをご紹介したいと思います。

【青森県】奥入瀬渓流+蔦温泉 蔦温泉旅館

一押しの山!と言いつつ、最初に紹介するのは山ではないのですが……美しい渓流を間近で眺められる、青森県の奥入瀬渓流です。

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こう言ってしまうと夢がないような気もしますが、奥入瀬渓流はすぐ側を車道が通っており、路線バスも運行しているので「登山には慣れていないけれど自然の中を歩いてみたい」という人にぴったりのコースなのです。

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渓流沿いの遊歩道を歩いていくと、途中にはいくつもの滝があり、私のような写真の素人でも、迫力のある写真が撮れるので楽しいです。

アップダウンもほぼないので、スニーカーで歩けるのもいいですね。
そのうち世界自然遺産にも登録されるのではないか……なんて言われたりもするようですが、登録されると人がどっと増えそうなので、静かな今のうちに歩いておきたい場所です。

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この写真を撮ったのは6月の、梅雨の晴れ間です。花もちらほら咲いていてきれいでした。
奥入瀬渓流なら、一番高いところでも標高400メートルぐらいなので、GWぐらいから山歩きが楽しめると思います。

蔦温泉旅館:紅葉時期以外は休前日1人泊OK

蔦温泉旅館よりもさらに奥入瀬渓流に近いところに「十和田湖温泉郷」もあるのですが、蔦温泉旅館がそこそこ1人泊しやすく、かつあまりにもすばらしい宿なので、いつも蔦温泉に泊まってしまう私です。

詳細は宿泊レポートを書いていますので、こちらを参照いただきたいのですが、温泉も食事もすばらしく、部屋も快適で風情があります。 

紅葉の名所「蔦沼」の側にある宿なので紅葉時期は非常に混み合いますが、そこさえはずせば、休前日でも一人で泊まれることが多いのがありがたいです。

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露天風呂はないので「どうしても露天風呂」に入りたい方には不向きですが、内湯の湯小屋も雰囲気があり、足元湧出のきりりと熱めのお湯が気持ちいいです。

【青森県】八甲田山+酸ヶ湯温泉 酸ヶ湯温泉旅館

実話を元にした新田次郎の小説「八甲田山死の彷徨」で著名な八甲田山ですが、夏の間は高山植物が豊かで、秋は紅葉が美しい、穏やかな山容の山です。

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酸ヶ湯温泉や八甲田山ロープウェイを起点とするメジャーな登山口を利用すれば、道もよく整備されていて歩きやすいですし、下山したら即、酸ヶ湯温泉に入れるというのがすばらしくて、何度も登っています。

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2019年は紅葉シーズンに登りました。

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途中で雨が降ってきたので引き返したのですが、山頂まで行かなくても、天気があまり良くなくても十分楽しかったです。

酸ヶ湯温泉旅館:休前日1人泊OK

冬の豪雪や「千人風呂」で有名な酸ヶ湯温泉旅館は、日帰り入浴でも楽しめますが、女性は特に、宿泊したほうが絶対いいです!

なぜならやはり、酸ヶ湯と言えば混浴の「千人風呂」がすばらしいから。男女別の内湯である「玉の湯」もありますが、私は、あの浴室は「シャワーで体や頭を洗うための風呂」だと思っており……やっぱりお湯の良さは千人風呂のほうが勝るのです。千人風呂なら異なる2つの源泉の浴槽が楽しめますしね。

千人風呂は「湯あみ着着用OK」かつ「男性エリアと女性エリアが分かれている」という、一見すると難易度の低そうな混浴温泉なんですが、そう思って日帰り入浴時間帯に湯あみ着を着て入ってみた私は驚きました。
遠く離れているはずの男性専用エリアから「どこから来たの?よく来るの?」などと大きな声で話しかけてくる人がいるのです。。。ぜんぜん落ち着いて入れないし気持ち悪かったです。でも、本当にお湯はすばらしいのです!!

宿泊すれば朝と夜に2回、女性専用時間帯もありますし、日帰り入浴の時間が終わった後は、混浴タイムに湯浴み着を着て入っても話しかけてくるような男性はいませんでした。いずれもそのときの客層次第なのかもしれませんが「酸ヶ湯温泉 ワニ」で検索するとけっこうひどい結果が出ますので、そういうものなんでしょうね……。

もとは湯治宿だった酸ヶ湯温泉ですが、古い部屋はどんどん改築して、新しくきれいな湯治宿に生まれ変わっています。(そのぶん料金もアップしていますが……)

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2017年に宿泊した6畳間はリフォーム済みでとても快適でした。
湯治部屋らしく、洗濯物を吊すロープが備わっているんですよ。1泊だったので使いませんでしたけど……。

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夕食は、湯治食と会席とプランによって分かれるのですが、こちらは会席のほうの料理です。とびきり豪華ではありませんが、普通においしくいただけます。この3年前に泊まったときより、食事は良くなったように思いました。

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朝食はバイキング。
こちらも、豪華だったりめちゃめちゃおいしいわけではありませんが、好きなおかずを選べば普通においしくいただけます。朝食も、3年前よりは良くなった印象でした。2014年に泊まったときの食事の印象が、本当に微妙だったので……。最近の料理なら普通に人におすすめできるレベルです。

食いしん坊な私は会席プランを選びましたが「改築していない古い部屋+湯治食(あるいは自炊)」にすれば金額もかなり安く抑えられますし、酸ヶ湯に泊まれば登山中も、登山に必要ない荷物を宿で預かってもらえるので、八甲田山に登るなら酸ヶ湯温泉に泊まるのが、やっぱりおすすめです。

【青森県】岩木山+嶽温泉 山のホテル

「津軽富士」の愛称で呼ばれることも多い岩木山は、麓から見ると、漢字の「山」という形にそっくりな、弘前のシンボル的な山です。

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10月中旬に、夜行バスで早朝弘前駅について路線バスに乗り換え、岩木山神社から登りました。既に上のほうは少し雪がついていましたね。裾野のほうは紅葉で赤く染まり、上のほうは雪で白い、という状態です。

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山頂周辺は凍結している箇所もあり、チェーンスパイクが役に立ちました。

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山頂には岩木山神社の奥宮があります。遠くに海も見え、見渡す限りの絶景でした。
4時間ぐらいかけて登ったのですが、下りはリフトを使ってショートカット。

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スカイライン8合目からバスで、嶽温泉まで下ります。
上りも下りもリフトを使えば、歩く時間は往復1時間まで短縮できるので、普段登山をしない方でも気楽に登れると思います。(雪のある季節は避けたほうがいいですが)

嶽温泉 山のホテル:休前日1人泊OK

嶽温泉でおすすめの極上湯の宿は「山のホテル」という、料理自慢の宿です。

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お部屋はシンプルなトイレ付きの和室で、快適なお部屋ですが実はエアコンがありません。暖房はしっかりきくので秋冬は暖かくて良いのですが、暑がりな方は真夏の宿泊は避けたほうがいいかもしれません。

浴室は内湯のみですが男性用内湯が2室、女性用内湯も2室あるので、全18室の宿ですから混み合うこともありません。夜通しの入浴が可能です。また、りんご酢やコーヒーが飲み放題なのもうれしいサービス。

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食事は、山の幸をどっさり入れて炊き込んだ「マタギ飯」や「りんごのクリーム焼き」など、地場産の食材がたっぷりのメニュー。

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陶板焼きにはとうもろこしが添えてありました。「嶽きみ」と呼ばれる糖度の高いとうもろこしは、このあたりの特産品です。

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朝食も品数豊富、野菜たっぷりで大変おいしかったです。

岩木山にもまた登りたいし、近いうちにまた泊まりたいと思っている宿の1つです。

【秋田県】秋田駒ヶ岳+田沢湖高原温泉 ロッジアイリス

「好きな山はなんですか?」と聞かれると「1つにしぼることは難しいけれど……」と前置きしたうえでいくつかの山をあげるのですが、その中には必ず、秋田駒ヶ岳が含まれます。私の大好きな山です。なんと言っても「日本百名山に選ばれなかった」のに、路線バスやマイカー規制がちゃんと敷かれていて、公共交通機関利用でも十分に日帰り登山できるところがすばらしいです。

金曜日の夜発の夜行バスで、田沢湖駅に土曜日の早朝に着けば、それから登山口行きのバスに乗って悠々、日帰り登山が可能です。

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登山中は、晴れていれば眼下に、田沢湖の美しい姿を眺められます。

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晴れた日の阿弥陀池は美しすぎて「天国かな?」と思うほどです。だから阿弥陀池って言うのかしら……。 

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「ムーミン谷」とも呼ばれる(本当の名前は「馬場の小路」だそう)谷間の一帯には、初夏にはチングルマが咲き乱れ、そりゃムーミンも住みたくなるね……と思ったり。 

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チングルマだけでなく、夏にはさまざまな花が咲く山です。コマクサが群生している場所もあります。

2019年は初めて紅葉の秋田駒ヶ岳を登りました。

こちらの記事にレポートをまとめています。

田沢湖高原温泉 ロッジアイリス:休前日1人泊OK

秋田駒ヶ岳は活火山ということもあって、周辺は本当に温泉だらけ。このことも、私が秋田駒ヶ岳が大好きな理由の1つです。

有名な乳頭温泉郷などもすぐ近くですが、秋田駒ヶ岳登山の際になんと言っても便が良いのは、登山口行きの始発停留所でもある「アルパこまくさ」から徒歩圏内にある田沢湖高原温泉です。

田沢湖高原温泉の中でも「ロッジアイリス」という宿が、1人泊のしやすさ、食事のおいしさ、コスパなどで優れていると思います。 

詳細はこちらのレポート↑に書きました。

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建物の外観はロッジ風ですが、部屋は普通に旅館です。ただし、エアコンがないので真夏の昼はちょっと暑かったです。夕方以降は窓を開ければ涼しいんですけどね。

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温泉は、近くの水沢温泉郷からの引き湯なんですが、泉質は悪くありません。

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食事も品数豊富でおいしく、宿の方のサービスが温かいのも印象的でした。いわゆる「温泉旅館」という感じではないですけれど、私は好きです。

もし、田沢湖に着いた土曜日の天気がいまいちで「やっぱり明日登ろう」ということになっても、田沢湖高原温泉で宿を取ればぎりぎりまで寝坊できるのもうれしいポイント。時間に余裕があればバスで乳頭温泉郷まで行って、湯巡りするのも楽しいですね。

 

【岩手県】八幡平+藤七温泉 彩雲荘

八幡平は「山頂に到達する」という意味では、登山口から登頂までが最も楽な日本百名山ではないでしょうか。

盛岡駅から、その名も「八幡平頂上」というバス停までバスが運行しています。(ただし、バスに2時間以上乗ることにはなりますが……)そこからゆるやかな登山道を30分も歩けば「山頂」に到達します。

しかし、八幡平の楽しいところは「山頂にたどり着く」ことではなく、周辺の沼や湿原をぶらぶらと散歩することです。

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バス停から山頂に至る道の途中にある「めがね沼」

なぜ「めがね」かと言うと、すぐ隣に同じような大きさの沼がもう一つあるからです。 

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こちらは「ガマ沼」ですね。水が澄んでいて美しいです。

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一番大きな「八幡沼」の周辺は湿地帯となっており、木道が整備されています。

少し傷んでいる木道もあるので注意が必要ですが、基本的にはスニーカーで散策も可能な、楽しい山です。 

藤七温泉 彩雲荘:多客期以外は休前日1人泊OK

八幡平の山麓にある「藤七温泉 彩雲荘」は、11月から4月中旬までは雪に包まれ、冬季休業してしまう秘湯の宿です。紅葉シーズンやゴールデンウィーク、お盆などの多客以外は、休前日でも1人泊可能です。

私は2度泊まっているのですが、八幡平頂上のバス停からは徒歩でも30分ぐらい。宿に連絡すればバス停まで迎えに来てもらえます。

お部屋などの設備は秘湯宿らしいものですが、お湯は極上!露天風呂の開放感もすばらしいです。 

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なだらかな山容からはあまり想像がつかないのですが、八幡平も火山なんですよね。火山の山間にある宿らしく、濃厚な硫黄泉を楽しむことができます。 

↑上の写真は男女別の露天風呂なんですが、藤七温泉と言えば混浴露天風呂!

先にご紹介した某温泉とはうってかわって、藤七温泉は混浴天国です。もちろんタオル巻きも湯あみ着もOK!私は持参した湯あみ着を着て入りました。

ひろい敷地内にいくつもの大きな浴槽があり、それぞれ温度が微妙にちがいます。

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みんな思い思いに好きな浴槽に入って遠くを眺め、すばらしいお湯をじっくりと楽しんでいます。

もしかしたら、日によっては「ワニ」的な変な入浴客がいることもあるかもしれません。でも、広い&浴槽がいくつにも分かれているので、気持ち悪い人がいたら離れた浴槽に行けばいいのです。(私は特に出会いませんでしたが)

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混浴風呂の隅にも、周辺を目隠しされている女性専用風呂もあります。

とりあえずここに入るつもりでやってきて、混浴ゾーンに行くかどうかは様子を見て決める、ということでもいいと思います。

藤七温泉の食事は、秘湯宿には珍しく、朝夕共にバイキングです。
バイキングとは言え、おかずは山菜や岩魚、じゅんさいなどを使用した山の宿らしい料理が並びます。

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八幡平サーモンのお刺身もたっぷり! 

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天ぷらは揚げたてをいただくことができます。好きなものを好きなだけ食べられますし、個人的には藤七温泉の料理はかなり好きです。

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カレーライスもなかなかおいしくて、お腹いっぱいなのに食べてしまいました。

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朝食も、山の宿らしいおかずをバイキングでいただきます。八幡平を歩いたら必ず立ち寄りたい、お気に入りの温泉宿です。 

【山形県】月山+湯田川温泉 九兵衛旅館

私の名前「月山もも」の由来ともなっている山形県中央部に位置する「月山」は、多くの修験者や参拝者がおとずれる、山岳信仰の山でもあります。

登山口の中で、公共交通機関利用で日帰りしやすいのは、私の地元駅でもある「鶴岡駅」前を経由するバスに乗り、終点の「月山8合目」で下車します。

1番早いバスが早朝6時ぐらいに鶴岡駅を出るのですが、東京から鶴岡行きの夜行バスで6時前に到着するバスがありますので、そちらを利用すれば首都圏からでも日帰り登山が可能です。

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8合目登山口から歩き始めて30分ほどの地点で振り返ると、弥陀ヶ原と呼ばれる美しい湿原が眼下に広がり、遠くには鳥海山が見えました。

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ところどころ、岩がごろごろしているような道もありますが、危険箇所と言うほどの場所はなく、歩きやすい道です。

登山シーズンの夏の週末はバスが混み合うことも多く、土日だけでもダイヤ拡充してくれたら……と思わなくもないですが、このバスのおかげで日帰りで月山を登れるのですから、ありがたくいつも使わせてもらっています。 

湯田川温泉 九兵衛旅館:休前日の1人泊OK

下山して、鶴岡駅、もしくはバスの始発となる「Sモール」でバスを降りたら、湯田川温泉行きのバスに乗り換えます。バスで30分。タクシーなら20分程度のところにある「鶴岡の奥座敷」とも呼ばれる、郊外の温泉地です。

私のおすすめは……このブログでも何度もご紹介している宿なんですが「九兵衛旅館」です。 

宿泊レポートも書いていますので、くわしくはこちら↑を参照ください。 

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1人泊のときは最初から布団が敷かれていますが、部屋はとにかく快適!
そして、お部屋に置いてある茶菓子が既にめちゃめちゃおいしくて、夕食への期待が高まります。

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お風呂は、内湯はたくさんの金魚が泳ぐ遊び心が感じられる浴室、露天風呂付きの浴室はシンプルな浴室です。

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お待ちかねの夕食では、ビールから日本酒から山形県産のものをたくさん揃えており、お刺身の盛り付けも美しいです。

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夕食のメニューは毎月変わるのですが、その際、〆のご飯も季節に合わせたものにかわるのがうれしいポイント。こちらの写真は、3月にいただいたちらし寿司です。

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山形牛のステーキがメイン料理となることが多いのですが、その場で焼き上げるのではなく、ベストなタイミングと味付けで出してくださいます。いろんな宿で「○○牛の陶板焼き」を食べている私ですが、ここの山形牛は別格のおいしさです。

【山形県】蔵王山+蔵王温泉 おおみや旅館

宮城県と山形県の県境にある蔵王山。

宮城県側からは新幹線の「白石蔵王駅」から、いわゆる「蔵王のお釜」のすぐ側の「蔵王刈田山頂」まで直通バスが出ていますが、こちらはGWから11月初旬までの季節限定。

山形県側からアクセスする場合は、山形駅から「蔵王温泉バスターミナル」までバスに乗り、そこから「蔵王ロープウェイ山頂線」で高度を上げ「地蔵山頂駅」から1時間ほどかけて「熊野岳山頂」や「お釜」を目指すことが多いです。

山形駅までは夜行バスを使うこともありますし、朝一の新幹線でもロープウェイ利用ならまあ、大丈夫です。

このロープウェイはスキー場のロープウェイですので、冬の間も運行しています。冬山登山の装備があれば、有名な樹氷を見に行くことも可能ですね。

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6月以降であれば、登山道の雪はほぼ消えていると思います。道もよく整備されています。

ちなみに私は「ロープウェイ山頂駅から歩いたのではあまりにも物足りない」と思って、ロープウェイを使わずバス停から歩いたのですが、その区間を歩く人はあまりいないようで、道標や道もあまり整備されておらず、ちょっと大変でした・笑 

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ロープウェイを使って気軽に絶景が楽しめる、良い山です。 

蔵王温泉 おおみや旅館:休前日1人泊OK

蔵王温泉で何度か泊まっているお気に入りの宿が「おおみや旅館」です。 

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「上湯」という共同浴場が目の前にあり、宿泊すると無料入浴券がもらえます。

 お部屋は最近リニューアルされ、とてもきれいです。

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冷蔵庫にはウェルカムフルーツが入っており、お土産屋さんで買ったスパークリング日本酒と一緒にさっそくいただきました。 

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おおみや旅館さんのすばらしいポイントは、なんと言ってもお湯!お風呂です。

やや熱めの源泉がたっぷりとかけ流され、浴室の雰囲気も良いです。
また、姉妹館の「蔵王四季のホテル」と「蔵王国際ホテル」にも無料で入りに行けるそうで、かなりお風呂三昧できます。歩くと少し距離があるので、宿でのんびり過ごしたい私は、まだ行ったことがないのですが、次回は行ってみようかな。

食事は、広間の食事処でいただきます。

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夕食は、おいしいけれど「夏限定のメイン料理」だという冷しゃぶが、ちょっと微妙だったかも……。味はまあ、おいしいんですけど、見た目がなんか、気持ちが盛り上がらないと言いますか……。

あと、席が隣の席とやや近かったり、座っている後ろを給仕の方が通っていくのでやや落ち着かなかったです。

朝食は、ハーフバイキングの和食を、同じ食事処で。 

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陶板焼きは、ベーコンと野菜をバターで焼いたもの。これはおいしかった! 

ハーフバイキングは、パンやサラダ、納豆やドリンク、漬物などを、自分が欲しいだけよそうというものです。

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正直なところ、私は「このおかずでパンを食べる人いるのか?不要ではないか?」と思ってしまったのですけど、最近は外国人観光客(それも欧米の方)が多いようなので、需要があるのかもしれません。 

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ドリンクバイキングと、コーヒーゼリーはよかったです。

ちなみに「3日前まで」に予約が必要なようですが、宿から 山形駅までの無料送迎バスもあるようです。

【山形県】西吾妻山+新高湯温泉 吾妻屋旅館

西吾妻山は、吾妻連峰の最高峰で、山形県と福島県の県境にある山です。

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初夏には高山植物が美しく、ワタスゲやチングルマが咲き乱れていました。

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詳しくはこちらの記事にまとめています↓

 

登山口の天元台ロープウェイまで米沢駅からバスが運行していますが、着いた初日に日帰り登山するには、朝一の新幹線で来たのではやや、心許ないかもしれません。

夜行バスを利用して早朝に着くか(米沢行きは少ないが、山形駅まで夜行バスで来て早朝の電車で移動するなど)、温泉に泊まった翌日に登山するのが良いと思います。 

新高湯温泉 吾妻屋旅館:休前日1人泊OK

西吾妻山の山形側の山腹には「新高湯温泉」と「白布温泉」という温泉地がありますが、より登山口に近いのが新高湯温泉です。

詳しくはこちらの記事にまとめていますが「吾妻屋旅館」という一軒宿があります。

お湯すばらしく、食事もおいしくサービスも良く1人でも泊まりやすい、大好きな宿です。 

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木の幹をくりぬいた貸切露天風呂や、滝が間近で眺められる混浴露天風呂など。 

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混浴露天は湯あみ着着用もOKですが、夕食後の時間帯に「女性専用時間」もありますので、そのタイミングなら裸でのんびり入れます。

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食事は、山の宿らしい素朴なおかずが並びますが、米沢らしく「米沢牛ステーキ」を別料金でつけることができます。 

市内のステーキハウスなどでいただくよりもかなり安価に、おいしいステーキがいただけるので、おすすめです。 

【山形県】西吾妻山+白布温泉 中屋別館 不動閣

西吾妻山の登山口である天元台ロープウェイから、少し下ったところにある温泉地が「白布温泉」です。
ロープウェイ行きのバスが白布温泉にも停車しますので、登山前後に利用しやすいです。

白布温泉 中屋別館 不動閣:休前日1人泊OK

白布温泉の宿は、一人泊の受け入れがない宿もあるのですが、中屋別館不動閣は、休前日でも年末でも一人泊を受け入れてくださる、ありがたい宿です。 

宿泊レポートはこちらにあります↑ 

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湯気で向こうが見えないほど広い「オリンピック風呂」が有名ですが、露天風呂もすばらしく良かったです。
冬に泊まったときは、雪見露天が楽しめました。

食事は朝夕ともに部屋で。利き酒セットで注文できるお酒の種類が多くてうれしい!

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そして、スタンダードな2食付きのプランでも必ず、米沢牛を使った料理が1品含まれています。この日は陶板焼きでした。 

前回宿泊したのは冬だったので、西吾妻山登山とは組み合わせなかったのですが、次回はもう少し季候のいい時期に来て、登山とセットで楽しみたいと思います。 

【福島県】磐梯山+表磐梯温泉 猪苗代リゾートホテル

福島県の磐梯山も、日帰り登山の定番の山ではありますが、東京から早朝の電車で出発して、その日のうちに登山するのはなかなか難しかったりします。

最寄り駅の猪苗代駅に行くまでわりと時間がかかるので、そこからバスに乗って登山口に向かうとなると、まあまあいい時間になってしまうのですよね。前泊して翌日早朝から登るというのも手ですが、できれば土曜に登って宿ではのんびりしたいというのが本音で。

そこでどうしたかと言うと、前日の夜に東京を出る会津若松駅の夜行バスに乗りました。このバスは4時50分という早朝に、猪苗代駅を経由してくれるのです。

猪苗代駅の前にはコンビニもなく、駅もまだ営業していないので真っ暗で怖かったですが、そこで始発のバスを待ち、裏磐梯高原駅まで路線バスで向かいました。

 

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裏磐梯からスキー場のゲレンデを登って「銅沼(あかぬま)」という沼を経由します。

車で来る方は「八方台」という登山口を使うことが多いのですが、その登山口からだと銅沼は経由しないのですよね。なかなか美しい沼だったので、ここを通るルートを使って良かったと思いました。 

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10月初旬でしたが、紅葉の盛りと言っても差し支えないだろう色づきでしたね。

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山頂からは来た道を戻るのではなく、逆方向の表磐梯方面に向かいます。

下山後は表磐梯にある宿に泊まるのです。 

猪苗代リゾートホテル:休前日1人泊OK

表磐梯の「猪苗代リゾートスキー場」に併設する猪苗代リゾートホテルは、自家源泉を持つ温泉ホテルで、スキー場の一軒宿なのであまり有名とは言えないのですけど、案外お湯がいいんですよ! 

しかも、1人で泊まりやすいし、一番の繁忙期はスキー場が営業している冬なので、登山シーズンは空いているのがありがたいです。

しかも、食事はフレンチ! 

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フレンチ大好きなので、美しい盛り付けの料理にテンションがあがりました。

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バス路線などは通っていないところなんですが、猪苗代リゾートホテルに泊まれば、猪苗代駅まで送迎していただけるのもありがたいですね。

【福島県】会津駒ヶ岳+檜枝岐温泉 旅館ひのえまた

尾瀬にもほど近い会津駒ヶ岳には、東武線から野岩鉄道会津鬼怒川線に乗り継いで「会津高原尾瀬口」で下車し、そこからバスで登山口まで向かいます。

東京を早朝に出発しても、登山口に着くのは11時過ぎになってしまうので、その日のうちに日帰りで登山をするのは難しいです。なので「その日に登り初めて山頂直下の『駒の小屋』という山小屋に泊まる」か「その日は登山口近くの宿に泊まって、翌日早朝から日帰り登山をする」のどちらかになります。

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会津駒ヶ岳には3度ほど登っているのですが、なぜか4月から5月の残雪期にばかり登っています。

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残雪期は残雪期でとても美しいのですけど、次は夏に登ってみたいですね。 

檜枝岐温泉 旅館ひのえまた:休前日1人泊OK

登山口近くの宿で前泊するとしたら、おすすめは檜枝岐温泉の「旅館ひのえまた」です。 

以前は休前日は1人泊できなかったのですが、最近できるようになりました。
なので、1人でも泊まっているし、山仲間と一緒にも泊まっています。

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温泉もなかなか良いお湯で、露天風呂からのながめも良いです。

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そして食事が、朝も夕も最高においしいです!山菜ときのこたっぷりの山のごちそうを、2人のときは個室で、1人のときは夕食はお部屋でいただきました。

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朝食は、早朝出発の場合お弁当に変えてもらうこともできるのですが、普通の宿は「早朝出発時のお弁当」って、前夜のうちに作って渡されるんですよ。

ですが旅館ひのえまたは「朝5時で出発する」と伝えたら、5時に温かいお弁当を手渡してくれたので感動しました。周辺の宿の中ではお値段高めの宿だと思うのですが、食事もサービスもいいので納得のお値段です。

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お弁当もおいしかったですが、時間に余裕があるときは朝食もおいしいので、食べてから出るのがおすすめです。

登山と関係ないときでも泊まりたいと思える、すばらしい宿でした。

関東地方で日帰り登山+温泉宿を楽しめる7つのプラン

東北より関東のほうが近いのですが、公共交通機関利用だと「日帰り登山+温泉宿」のセットで楽しめる山は、案外選択肢が少なかったりします。 

奥多摩や秩父あたりにはもちろん、日帰りで楽しめる山は多いのですけれど、1人で泊まれる温泉宿があまりないんですよね。

それから「関東で日帰り登山」としては、箱根の山にもよく登っているんですが、やはり1人で泊まれる宿が少なく、現時点で積極的に紹介したい宿が思い当たりませんでした。休前日は直前予約以外泊まれない宿がけっこう多いのです。

箱根はいい山も多いし、行きたい方も多いと思うので、2020年は箱根で自信を持っておすすめできる宿を探すことを1つの目標にしようと考えています。(つい、湯河原に行ってしまう)見つけたらこの記事に追記します。

【群馬県】至仏山+老神温泉 白壁の宿 ニュー牧水苑

尾瀬の群馬県側にある、高山植物の美しい山「至仏山」

私は、テント泊や山小屋泊で登っているのですが、早朝に登山口の鳩待峠に着けば、十分に日帰り登山できる山です。

登山適期には、東京を深夜に出発し、尾瀬戸倉に早朝に着く夜行バスも運行しているので、そちらを利用すれば日帰り可能です。

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登山ルートは、鳩待峠から往復するルートもありますが、いったん山ノ鼻に向かう周回ルートがおすすめです。

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山ノ鼻から至仏山の山頂に至るルートは、天国のような雰囲気があって大好きな道です。「高天原」というポイントです。

老神温泉 白壁の宿 ニュー牧水苑:休前日1人泊OK

鳩待峠行きの連絡バスが出る「尾瀬戸倉」からは、上越線の沼田駅行きのバスが出ていますが、そのバスのうちの何本かが「老神温泉」を経由します。

すべてのバスが経由するわけではないのが難しいのですが……時刻表をよく見て、乗るバスを間違えないようにしたいところです。 

老神温泉で以前泊まった「ニュー牧水苑」という宿が、お湯もなかなかいいし、食事も良かったのでおすすめです。

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浴室は男女入れ替え制です。

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赤城牛のステーキと、〆の菜めしがおいしかったです。チェックアウト時にお土産にミニトマトをいただいたり、帰りは沼田駅まで送っていただいたりと、サービスも温かくて良い宿だなと思いました。

【群馬県】谷川岳+湯檜曾(ゆびそ)温泉 林屋旅館

関東地方で日帰り登山できる山と言えばなんと言っても谷川岳です!
谷川岳ロープウェイを利用して天神尾根を往復するルートなら、早朝の新幹線に乗れば公共交通機関利用でも1年中、日帰り登山を楽しめるのがすばらしいですね。

 

登山口までのアクセスなどはこちらの記事にまとめています。

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初めて登ったのは6月で、あまり天気も良くなかったのですが、それでもとても楽しかったです。 

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虫が多くてつらかったけれど、高山植物がとてもきれいでした。 

しかし、初回で虫の多さに辟易してしまったので、これ以降はいつも、晩秋~残雪期の間に登っています。

湯檜曾(ゆびそ)温泉 林屋旅館:休前日1人泊OK

谷川岳とセットで楽しめる温泉で、最初に思いつくのは、谷川岳ロープウェイに最も近い温泉地「湯桧曽温泉」にある林屋旅館です。 

実は、この宿は登山を始める前から繰り返し泊まっている、お気に入りの宿です。

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浴室は内湯のみですが、新鮮な源泉がどんどんかけ流されており、きりっと熱めのお湯が本当に気持ちいいです。
ただ、以前は浴室を時間帯で男女入れ替えしていたのですが、いつからか「小浴室が女湯」「大きい浴室が男湯」の固定となってしまいましたね……。

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お部屋にお膳を運んでいただく食事も、品数多くて本当においしいです。

【群馬県】谷川岳+谷川温泉 旅館たにがわ

2019年の残雪期にも、谷川岳に登りました。 

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真っ青な空に浮かび上がる白い谷川岳。 

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登りはちょっときついですが、雪があると下りは楽なので、気持ちよくおりてこれて楽しいです。 

谷川温泉 旅館たにがわ:休前日1人泊OK

このときは、谷川温泉の「旅館たにがわ」に泊まりました。 

休前日も1人泊可能で「靴下の洗濯」など、ユニークなサービスを行っている「がんばっている老舗の旅館」という感じの宿でした。 

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お部屋に置いてあったお茶うけの種類がたくさんあり、お酒のつまみにもなりそうなことや、囲炉裏端でみそおでんをいただけるサービスなども良かったですね。

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また、予約制で有料ではありますが、貸切露天風呂からはさっき登ってきた谷川岳が眺められるのもうれしいポイント。

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食事は野菜たっぷりで工夫されており、日本酒の利き酒セットがあったのもうれしかったです。

【群馬県】谷川岳+谷川温泉 檜の宿 水上山荘

 2019年は、紅葉シーズンにも谷川岳に登りました。

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ロープウェイで天神平に向かう途中が既に、美しいです……。 

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この日はあまり天気が良くなくて、稜線に出たら霧で真っ白、風もまあまあ強かったので引き返してしまいました・笑

というのは、この日宿泊予定だった宿が楽しみすぎて、チェックイン可能時間になったらすぐに部屋に入りたかったので、天気が微妙な山よりも、宿を優先してしまったのです!

山に来たけれど天気がいまいちで、しょんぼりしてしまったとしても、その後に極上湯の温泉宿が待っていればすぐにリカバリーできるから最高ですよね。 

谷川温泉 檜の宿 水上山荘:平日のみ1人泊OK

この日宿泊したのは、谷川温泉の「水上山荘」です。 

詳しくはこちらの記事↑に書いていますので、かいつまんで。

休前日は1人で泊まれない宿なんですが、ここに泊まりたくて飛び石連休を連休にしてしまいました。 

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贅沢にも露天風呂付きの部屋を選んだので、お部屋は広く、縁側にはこたつが! 

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お湯は、加水・加温・循環・消毒すべてなしの完璧なかけ流しで、毎日入れ替えているという新鮮なお湯です。
加温していないので冬の露天はややぬるめですが、ぬる湯好きとしてそれもまたすばらしいポイントです。

この日はあまり天気が良くなかったので眺望はいまいちでしたが、天気がよければ、部屋の露天風呂からも谷川岳を眺められます。

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夕食は見た目にも美しく、特に「かぼちゃのお月見ムース」など、やや洋風な調理法の料理が最高においしい!

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〆のご飯や赤だしもおいしかったけれど、デザートの「栗のブリュレ」がまたすばらしかったです。

夕食も朝食も同じ個室でいただいたんですが、朝は大きな窓から紅葉した木々を眺めることができました。

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朝食は、チェックイン時に和食を選んでしまったのですけど、洋風のメニューがおいしかったので洋朝食でも良かったかも……と。

次回はぜひ、洋朝食をいただきたいです。 

【栃木県】那須岳+那須温泉 大丸温泉旅館

那須岳は、東京から那須塩原駅まで新幹線で、那須塩原駅から那須ロープウェイまでは路線バスが定期運行しており、公共交通機関利用でも日帰りで行きやすい山です。

登山に慣れた人なら「朝日岳」「三本鎗岳」と縦走しても十分に日帰り登山が可能ですが、もっとも良く登られている「茶臼岳」だけでも十分に、活火山らしい絶景が楽しめます。

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地面のあちこちから蒸気が吹き出ている岩の多い道を歩いていると、その別世界すぎる眺めに「今朝は東京にいたのに、こんな近くに別世界があるなんて」と不思議な気持ちになったりもします。 

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茶臼岳に登頂したら、帰りはロープウェイ利用でも、峰の茶屋を経由するのでもお好みで。

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下りも絶景です! 

那須温泉 大丸温泉旅館:平日のみ1人泊OK

那須岳登山後は、ロープウェイ山麓駅から徒歩で15分下り、大丸温泉旅館に宿泊します。 バスも運行していますが、山を歩く人なら15分ぐらいは、普通に歩けるのではないでしょうか。

休前日は1人で泊まれない宿ですが、とても好きな宿で、友人や彼氏を誘ってこれまで何度か泊まっています。

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まるで川に浸かっているような大きな混浴の露天風呂が有名ですが、 女性用の露天風呂もとても素敵で、混浴が苦手な人でも十分楽しめます。

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混浴風呂は混浴風呂で、広々!楽しい!(奥に写っているのは同行者です……)

タオル巻きOKで、かつ、宿泊者は毎回、体に巻くためのタオルを新しく貸してもらえるので、透明なお湯ではありますが、そんなに混浴の難易度は高くないと思います。

 

このほかに、内湯ですが、空いていれば好きなときに入れる貸切の家族風呂もあります。
個室食事処でいただく食事も最高においしいです。

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いつも、ずらりと並ぶ前菜の数々だけでかなり飲んでしまいます。

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山の中の宿とは言え、お刺身も新鮮で、春先に泊まったときは、山菜の天ぷらがおいしかったです。 

【栃木県】日光白根山+日光湯元温泉 紫雲荘

日光白根山は、公共交通機関利用だと案外行きにくい山なのですけど、私は、日光湯元温泉に泊まって、翌日の朝に湯元温泉と丸沼高原スキー場を結ぶシャトルバスを利用しました。

日光白根山ロープウェイを利用して、白根山から五色沼を周回するコースです。
湯元温泉から直接登る道もあるのですが、ちょっと大変そうなので、楽をしました。なのでこのときは「温泉宿に泊まってから、山を登る」プランです。

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ロープウェイを下りてからしばらくは、整備されたなだらかな登山道を歩きます。 

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稜線に出ても、道はよく整備されていました。
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山頂から五色沼に下る道は急坂ですが、五色沼は人も少なくて静かで美しく、立ち寄って良かったと思いました。

日光湯元温泉 紫雲荘:休前日1人泊OK

このブログでも何度も紹介していて、そのせい?なのか最近、休前日の予約がかなり取りにくくなってしまった日光湯元温泉の紫雲荘。私が初めての一人旅で泊まった温泉宿でもあり、 今でもときどき泊まりに行く大好きな宿です。

詳しくは宿泊レポート↑をご覧ください。

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源泉地から近くとても新鮮なため、青みがかったほぼ中性の硫黄泉。
硫黄泉の香りって、肌に残るとあとから気持ち悪くなるときがあるんですけど、なぜか日光湯元温泉のお湯は時間が経ってもいい香りです・笑

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食事は朝も夕もお部屋でいただきます。すべて手作りで優しいお味。
お酒のメニューも、いつのまにかかなり充実していました。

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朝食には日光名物の巻き湯波(湯波を重ねて巻いた状態で出汁で煮たもの)が!これおいしいんですよ……。
朝食後にはコーヒーかリンゴジュースがつきます。 

【栃木県】男体山+日光湯元温泉 旅館白根荘

日光には白根山のほかにもう1つ「男体山」という有名な山があり、こちらも日帰りで登ることが可能です。 また、紹介している宿は先ほど紹介した紫雲荘のすぐ近くなので、この宿と白根山を組み合わせることも、紫雲荘と男体山を組み合わせることも可能です。

男体山は、登山口の「二荒山神社」の目の前までバスが運行しているので東京を朝一番に出発すれば、その日のうちに日帰り登山も可能だと思います。 

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ただし「標準コースタイム6時間30分」の山で、ずっとずっと直登、上りも下りもかなり体力がいりますので、自信がない方は泊まった翌日の朝に、早めに出発して登ったほうがいいでしょう。

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樹林帯はひたすらきついですが、山頂の近くの開けた場所に来ると、開放感があって気持ちの良い道となり「歩いてきて良かった!」という気持ちになります。 

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 1点つらいのは「道中にトイレがないこと」です。
トイレがなくてもなんとかできる自信のない方は、やめておいたほうがいいとは思います。

日光湯元温泉 旅館白根荘:1人泊プランなし

日光湯元温泉にもう1つ大好きな宿があり「白根荘」という宿なんですが、こちらは悲しいことに1人泊のプランがないんです。直接交渉すればどうかわかりませんが、ネット予約などでは、2人以上でしか予約はできません。 

どうしても泊まってみたかったので、人を誘って泊まったのですがやはりすごく良い宿でした。 

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男女別の浴室は内湯に小さな露天風呂がついている、よくある感じのものなんですが、深夜は貸切で利用できます。 

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食事は、特に鴨肉を具にした豆乳鍋がおいしかったです。

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朝食は、デザートに自家製の杏仁豆腐が出たのが良かったです。

1人で泊まれたらもっとありがたいのですけど、人気の宿なので、難しいのでしょうね……。 

中部地方で日帰り登山+温泉宿を楽しめる15プラン

日本アルプスはすべて中部地方に含まれますから、東北地方以上に山だらけ、もちろん温泉も大量にある地域です。

難点は「高い山が多いので、公共交通機関利用で日帰り登山するのはなかなか難しいこと」でしょうか。

中部地方の山には「登山口まで早朝に着けるマイカーの人なら日帰りできるけど、公共交通機関の場合は山中1泊が必要」な山も含まれますが、ご了承ください。

【新潟県】越後駒ヶ岳+栃尾又温泉 神風館

越後駒ヶ岳は、車ならゆうゆう日帰り登山できるのに、公共交通機関利用だとどのルートを使っても、山頂直下の「駒の小屋避難小屋」に一泊しなければならない山です。めちゃくちゃ足が早い人なら公共交通機関利用で日帰り可能かもしれませんが……私には厳しいです。 

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私自身が登ったときの詳細は、こちらの記事に書いています↓ので、交通機関含め、参考にしていただけるかと思います。

マイカー利用の方は「枝折峠」の駐車場に車を止めて、日帰りされる方が多いようです。 

栃尾又温泉 神風館:休前日1人泊は連泊のみ。平日は1人泊OK

先にご紹介した記事にも書きましたが、私は「栃尾又温泉 神風館」に前泊した翌日に越後駒ヶ岳を登りました。

私自身は前泊利用でしたが、もちろん、下山後に栃尾又温泉に泊まるのも良いと思います。栃尾又温泉は、越後駒ヶ岳の「小倉尾根」を登るルートの登山口となる「駒の湯山荘」から徒歩1時間ぐらいのところにあります。

もちろん「駒の湯山荘」に泊まるのも良いと思うのですが、私はまだ泊まったことがないので、今回は神風荘をご紹介しました。 

栃尾又温泉には3軒の宿がありますが、どの宿に泊まっても入るお風呂は同じです。3つある共同浴場が時間帯で男湯・女湯と入れ替わります。

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特に雰囲気が良くて人気が高いのは「下の湯」です。
チェックインしたら、下の湯が利用できる時間帯を調べて、必ず入りにいったほうがいいと思います。

神風荘は、3つの宿の中では一番宿泊料金も安い、いわゆる「連泊湯治のため」の宿です。なので、食事の量も少なめ。1泊だけの利用だと「少ない」と思う方もいると思いますが(私は思った)連泊するならこのぐらいで十分ですよね。

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ちなみに、1人泊も可能ですが、土曜日に1人泊したいときは連泊でないと受け付けていないようです。平日は1泊でも1人泊可能です。

上↑が夕食で、下↓が朝食なんですが……。 

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朝食と夕食の量が同じぐらいに見えるのは気のせいでしょうか・笑

朝食の、布海苔のお味噌汁がとてもおいしかったです。

【新潟県】妙高山+赤倉温泉 ほてる千家

妙高山は、新潟県妙高市にある、東京から公共交通機関でギリギリ日帰り登山できる山です。

↑こちらのレポートでは赤倉温泉の宿に泊まった翌朝に登山していますが、長野駅まで夜行バスで来て早朝にしなの鉄道で妙高高原駅まで移動し、朝一番のバスでスカイケーブル乗り場に移動すれば、初日に登ることも可能です。1日目と2日目、どちらが天気が良さそうかで予定を変更できるというわけです。

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登山の詳細については上の記事を参照いただきたいのですが、妙高山は、樹林帯や湿原帯、そして頂上直下の岩稜帯と、半日の日帰り登山でさまざまな表情を見せてくれる宿です。

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なかなかおもしろい山だと思うのですが、けっこう疲れるので本当は、初日に登ってその後温泉でじっくり休みたいところですね。 

赤倉温泉 ほてる千家:休前日1人泊OK

赤倉温泉で何度か泊まっているのが「ほてる千家」という小さな宿です。 

冬はスキー客で混み合い、ツアー客を受け入れているため、食事の内容も含め様相がかなり異なるようなんですが、夏の間は静かで、リーズナブルな値段のわりに食事もおいしい、いい宿だと思います。 

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浴室は内湯のみですが、新鮮な熱い源泉が満たされています。 

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疲れた体に染みる湯です。

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2食付きで税込1万円を超えないのに、料理はかなり品数豊富、かつおいしいです。
山の中ですが、新潟の海も近いので魚介も新鮮なんですよね。 

【新潟県】苗場山+奥湯沢 貝掛温泉

苗場山は、新潟県と長野県の県境にある山で、越後湯沢方面からのアクセスが良い山です。

車でアクセス可能な「祓川登山口」から往復すれば日帰り登山が可能ですが、祓川登山口にはバスなどは通っていないため、マイカー以外だと越後湯沢駅からタクシーを利用することになってしまいます。往復タクシーはさすがに厳しいので私は、越後湯沢駅から苗場プリンスホテル行きのバスに乗って「元橋」バス停で下車し「赤湯温泉山口館」という、歩いてしかいけない秘湯の宿で1泊してから苗場山に登るルートを利用しました。

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もちろん、山口館に泊まってみたかったのもあります。こちらもすばらしいお湯だったので、また泊まりに行きたいですね。

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苗場山の山頂「ここが本当に山頂なのか?」と疑りたくなってしまうような、広い、高層湿原の中にあります。

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前回は秋に登ったのですが、高山植物の咲く季節にも登ってみたいですね。

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下りは祓川コースを利用して、駐車場のある「和田小屋」でタクシーを呼びました。

奥湯沢 貝掛温泉:休前日1人泊OKかは微妙

そんなわけで私は山中1泊で登っているのですが、日帰りで登っているならば、下山後は奥湯沢の名湯「貝掛温泉」にぜひ、泊まりたいです。

詳しくは宿泊レポートを参照いただきたいのですが、37度ほどの人肌のぬる湯が最高に気持ちよく、食事もおいしい秘湯の宿です。

正確には「秘湯っぽい雰囲気はあるけれど、ちゃんとした旅館のサービスをしてくれる」優秀な温泉旅館なので、秘湯に抵抗がある、きれいな温泉旅館が好きな方でも大丈夫だと思います。

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内湯は37度の源泉そのままの浴槽と加温浴槽があり、交互に入ると、永遠に浸かっていられます。

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露天風呂も開放的!

ただし、浴室は時間帯で男女の交代があるのですが、片方の浴室は露天風呂が狭いです……この写真は広いほうの露天風呂です。
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夕食は、別注メニューの「岩魚の刺身」が最高においしいので、ぜひ注文しましょう。

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朝食も素朴な味わいで、お米もおいしい!

ただ、以前は「1人泊専用の部屋」があり、休前日も1人で泊まれたのですが、現時点では空室がない状態でした。受け入れがないのか、単に満室なのかはちょっとわからないのですが、いずれにせよとても人気の高い宿で、泊まってみると人気があるのも頷ける良い宿です。

【山梨県】大菩薩嶺+嵯峨塩鉱泉 嵯峨塩館

 首都圏からの日帰り登山の大定番、大菩薩嶺。

へそ曲がりな私は以前「みんなが日帰りで登る大菩薩嶺に、あえて山小屋泊で泊まるのもいいよ!というレポートを書きましたが、もちろん、日帰りでも何度も登っています。

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日帰りで登る場合は、マイカーの方も公共交通機関利用の方も「上日川峠」からの周回コースを歩くことが多いのではないかと思います。

f:id:happydust:20200108224040j:plain富士山がどーん!の絶景を日帰り登山で気軽に眺められるって、幸せなことですよね。 

嵯峨塩鉱泉 嵯峨塩館:1人泊プランなし

登山口の「上日川峠」にバスで向かう途中に「嵯峨塩鉱泉」というバス停があります。長くその宿は私の憧れでした。というのは、1人泊のプランがないからです……。

2018年の12月にようやく宿泊が叶いまして、想像していた以上にすばらしい宿でした。特に料理が最高においしかった!

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まず、チェックイン時にお部屋のこたつでいただいた羊羹が、手作りのものでいきなりおいしく、夕食への期待が膨らみます。

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色とりどりの前菜も、焼き物の「うずら」も、珍しいだけでなく、すばらしくおいしいのです。

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詳しくは宿泊レポートを参照いただきたいのですが、大菩薩嶺登山の後に泊まるには場所的にも最適ですし、この宿に泊まるために、大菩薩嶺に毎年登りたくなってしまうにちがいありません。

【長野県】霧ヶ峰+上諏訪温泉 湖泉荘

エアコンの「霧ヶ峰」の由来にもなっている霧ヶ峰高原は、上諏訪駅もしくは諏訪駅から路線バスが運行しており、東京から気軽に日帰りで歩ける大好きな山です。

こちらの記事↑にまとめていますが、冬以外のあらゆる季節に登っている私です。今年は冬に行ってみようかしら……。

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どの季節も美しい山ですが、やはり、緑の美しい7月でしょうか。

バス停の周辺には人が多いのですが、バス停付近のニッコウキスゲを見て帰ってしまう方が多いようで、登山道は案外静かで快適です。

f:id:happydust:20200108225455j:plainニッコウキスゲはもちろん、とても美しい。

上諏訪温泉 湖泉荘:平日のみ1人泊OK

霧ヶ峰を歩いた後はバスで上諏訪駅に向かい、上諏訪の温泉宿に泊まります。 

上諏訪ではいくつかの宿に泊まりましたが「湖泉荘」という宿は、駅から少し距離はありますが、お湯も良く、浴室からの眺めも良く、食事もおいしくて大変印象が良かったです。

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内湯のみなので窓越しになってはしまうのですが、浴室からは諏訪湖に沈む夕日が眺められます。

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食事も、メニューがありきたりでなく工夫が感じられて味も良かったです。

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お刺身がカルパッチョ仕立てになっていたり。

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鍋物は自家製のかぼすポン酢でいただくブリしゃぶだったり。

通常は平日のみ1人泊可能なんですが、私は直前予約で土曜日に1人で泊まりました。また土曜に空室があればぜひ、泊まりたい宿です。

【長野県】入笠山+下諏訪温泉 ぎん月

入笠山も、日帰り登山の定番の山ですね。

「富士見パノラマリゾート」というスキー場があるおかげで、本数は少ないながらも1年中、富士見駅からシャトルバスが運行しており、夏でも冬でもゴンドラリフトで標高1780メートル地点までショートカットできるのがすばらしいです。 

実は私は冬に登ることが多いのですが、1度だけ、すずらんの咲く6月にも登りました。

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高山植物がいっぱいで、夏は夏で楽しかったですね。

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八ヶ岳は、空気が澄んでいる冬のほうがきれいかな。

でも、気軽に登れて、景色やお花が楽しめていい山です。

下諏訪温泉 ぎん月:平日1人泊OK、休前日は直前予約で1人泊OK

入笠山の麓には温泉旅館は(たぶん)ないので、富士見駅から20分少々電車に乗り、下諏訪駅で下車します。

下諏訪には食事がおいしくお湯がいい、小規模な旅館がたくさんあるのです。

中でもおすすめは「旅館ぎん月」でしょうか。「おくむら」もとてもいいけど……ぎん月は露天風呂があるので、万人受けする宿ですね。

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男女別の露天風呂のお湯はかけ流しで、夜は空いていれば貸切で利用できます。
早めにチェックインしたので、昼間も貸切状態で入れました。 

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そして食事がとにかくおいしい!

氷で作った器など、見た目にも凝っています。

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朝食も「まごわやさしい」を実践した、野菜や海藻たっぷりの健康的・かつおいしい朝食でした。 

【長野県】黒斑山+高峰温泉

黒斑山は、佐久平駅・小諸駅から、本数は少ないものの1年中、登山口の高峰高原までバスが出ているため、東京から公共交通機関利用で日帰り登山しやすい、浅間山の外輪山です。

私は、冬に登ることが多いのですが、緑の黒斑山もなかなか楽しかったですね。

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雪がないと浅間山が黒々としてしまうので、 浅間山の眺めは冬のほうがきれいかな……。

冬に登った際のレポートはこちら↑です。

高峰温泉:平日1人泊OK、休前日は直前予約のみ1人泊OK

黒斑山登山とセットにするならはずせないのはやはり、高峰温泉でしょうか。 

 自家源泉を何本も持っている宿で、野天風呂が大変に有名です。f:id:happydust:20200108232816j:plain

そして実は、あまり有名ではありませんが、宿泊客のみが入れる2階の内湯もすばらしいのです!

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夜通し入浴できますし、ぬるめと熱めの温度の異なる源泉が2つの湯舟にそれぞれ注がれているため、交互浴で永遠に入っていられます。

休前日の1人泊は直前予約のみ可能です。

【長野県】黒斑山+高峰高原ホテル

高峰温泉よりも登山口の車坂峠にさらに近い場所に「高峰高原ホテル」という温泉ホテルがあります。

こちらの宿は、お湯は小諸からの運び湯で平凡なんですが、レストランやラウンジから眺められる絶景と、食事が大変すばらしい宿です。

高峰高原ホテル:平日のみ1人泊OK

夕朝食ともレストランでいただきますが、夕食はフレンチのコースです。

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フレンチ大好きなのでそれだけでテンションが上がるのですが、味も大変良く、グレードアップしたコースも食べてみたくなりました。

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朝食は和食なんですが、こちらもおいしかったです。
高峰高原ホテルは、1人泊は平日のみかつ、グレードアップディナーは1人では申し込めないのが残念なのですが……トラベルジャーナさんでグレードアップしたディナーについても紹介されてましたので、気になる方はぜひご覧ください。

こちらの記事↑の6位で、高峰高原ホテルが紹介されています。

【長野県】黒斑山+中棚温泉 中棚荘

もう一軒、黒斑山と組み合わせたい温泉宿があります。小諸駅から徒歩15分ほどのところにある一軒宿、中棚荘です。 

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10月から5月まではりんご風呂が楽しめます。高峰高原からバスで小諸に戻り、それからチェックインします。

中棚温泉 中棚荘:平日1人泊OK、休前日は季節による

一軒宿の中棚荘ですが、実は湯量が大変豊富な宿で、水道の蛇口からも温泉が出ます。

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レトロな洗面台ですが、ちゃんとお湯も出るんですよ。ほんのりと温泉のいい香りがするお湯でコーヒーを淹れるのが私は好き。 

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かけ流しの露天風呂で温まった後は、喫茶コーナーで地ビールを注文します。 

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iPadで読書しながらビールを飲むのが幸せ。。。

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食事も大変おいしく、信州牛の陶板焼きが特においしいので、ちょっと値段はアップしますが信州牛付きのプランを選ぶのがおすすめです。

私は、信州牛がつかないプランで予約したのに、結局食べたくなって別注料理で追加注文してしまったこともあります。

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長野県産の地酒を利き酒セットで気軽にいただけるのも良いです。

同じ銘柄のお酒を「大吟醸、純米酒、本醸造」と飲みくらべられるのはなかなか珍しくて、楽しかったですね。

【長野県】唐松岳+白馬八方温泉 まるいし

唐松岳は、白馬八方スキー場からゴンドラリフトとリフトを乗り継いだ終点の「八方池山荘」から歩き始め、八方池を経て山頂に至る北アルプスの山です。

標高1830メートル地点までリフトでショートカットできるので、標準コースタイムは7時間半とやや長めではありますが、運転開始からすぐにゴンドラリフトに乗って歩き始めれば、夏なら無理なく日帰り登山が可能だと思います。

私も、8月に日帰りで登りました。夜行バスで早朝に白馬八方に着き、ゴンドラリフトアダムが動き出すのを待って歩き始めました。

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八方池は本当に美しかったです。

池までは歩く人も多いのですが、それ以降は登山者も少し減ります。 

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北アルプスの他の山に比べれば歩きやすく、登りやすい山だと思います。夏は高山植物もいっぱいで、楽しかったですね。

紅葉時期にも登ったことがあるのですが、10月は日が短くなることもあり、山頂直下の「唐松岳頂上山荘」で1泊しました。

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紅葉の八方池は、息を呑むほどに美しかったです。

白馬八方温泉 まるいし:平日1人泊OK、休前日は直前予約のみ1人泊OK

唐松岳を下山した後は、白馬八方の温泉宿へ。

登りたい日に「白馬八方温泉 まるいし」という宿に空室があれば「超ラッキー!」ですので迷わず予約するのが吉です。 

以前泊まった際の宿泊レポートはこちら↑ですが、このブログで以前「コスパ重視で2017年に泊まって良かった宿ランキング」で1位に選んだ宿なのです。

宿泊料金が、1泊2食付きで1万円ちょいとけして高くはないのに、食事が大変おいしいのです!

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彩り良い前菜や、新鮮なお刺身、馬刺しや肉料理も、高級食材を使っているわけではありませんがすばらしい味。 

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利き酒セットで注文できるお酒の種類が多いのもすばらしいです。

朝食はバイキング形式なんですが、野菜たっぷりで、パンもジャムも手作り。 

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写真の右下に見える3種類のジャムがフレッシュで甘さ控えめでとにかくおいしくて、パンにつけたりヨーグルトに入れたりして、危険なぐらい食べてしまいました。

【長野県】栂池高原+白馬八方温泉 しろうま荘

白馬には、山頂を目指さなくてもハイキングを楽しめる場所がいくつもあり、そのうち1つが先ほどご紹介した、唐松岳に向かう途中にある「八方池」までのハイクですが、もう一箇所有名なところで「栂池高原」があります。

「栂池自然園」なる木道が整備された高層湿原があるのですが、高山植物や紅葉の季節は特に、ここを歩くのは楽しいと思います。

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私は、10月の紅葉真っ盛りなタイミングで歩きましたが、八方尾根はかなり混んでいたようでしたが、栂池は空いていました。

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ちなみに、唐松岳を登山するなら夜行バスで早朝白馬に着く必要がありますが「八方池まで」や「栂池自然園」をハイクするだけなら、朝1番の新幹線で長野駅に着き、長野駅から白馬行きのバスに乗れば十分間に合います。

白馬八方温泉 しろうま荘:冬季以外は休前日も1人泊OK

栂池自然園を歩いた後に泊まったのは「白馬八方温泉 しろうま荘」です。 

休前日も1人で泊まりやすいということもあって、気に入っている宿です。これまで数回泊まっています。

ちなみに、先ほどご紹介したまるいしのすぐ近くなので、宿と山の組み合わせはもちろん逆でも問題ありません。

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内湯のみですが、ぬるぬる感の強い厳選。

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食事も、手作り感溢れる料理でお酒が進みます。

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朝食も、一般的な和定食なんですが、卵料理が温泉卵でもオムレツでも目玉焼きでもなく「ガレット」なのがなかなか楽しいです。

チーズもたっぷり入っているおいしいガレットをいただくとつい、朝だというのにシードルが飲みたくなってしまいますね。

【長野県】乗鞍岳+乗鞍高原温泉 山水館信濃

標高2702メートルという非常に高いところまでバスで行けるため「日本で最も登りやすい3000メートル峰」と称されることもある乗鞍岳は、言うまでもなく日帰りで登りやすい山です。

何度も登っているのですが、私自身はここ数年「春山登山バス」に乗って残雪期に登ることが多かったです。

そして2019年はひさびさに夏の乗鞍岳を歩いたのですが、これはこれで最高に美しかったですね。 

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バスを下りて整備された道を少し歩くだけで幸せになれてしまう、圧倒的な美しさ。

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こんな高山らしい風景を、車も通れる平らな道を歩きながら眺められるのです。 

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「肩の小屋」を超えたあとは本格的な登山道に入り、↑この写真は山頂直下です。
岩の多い登山道ではありますが、鎖場など危険な場所はないので、体力さえあれば夏場は子供でも登れる山です。

標準コースタイムも、畳平から往復3時間と短めなんですが、登山口にたどり着くまでバスを乗り継いだりとまあまあ時間がかかってしまうため、日の短い秋や、歩くのに時間がかかる残雪期は、まず1泊して翌日の朝から歩き始めたほうが安全かもしれません。

乗鞍高原温泉 山水館信濃:平日のみ1人泊OK

乗鞍高原には、温泉付きのペンションや小規模な温泉旅館がたくさんありますが、その中でも気に入っているのが「山水館 信濃」です。 

以前泊まった際の宿泊レポートはこちらです。

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大浴場には内湯と露天風呂があり、どちらも新鮮な源泉で満たされています。

以前は、内湯は硫黄泉、露天風呂は透明で香りも弱い、タイプの異なる2つの源泉の浴槽があるのが売りだったそうなのですが、現在はどちらの浴槽も硫黄泉となっているそうです。 

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このときはまだ、露天のお湯が硫黄泉になる前です。

2種類のお湯が楽しめなくなったのは少し残念ですが、おそらく硫黄泉の源泉のファンが多かったと思うので、そちらに揃えていただけたのは良かったのだと想います。 

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食事は、囲炉裏付きのテーブルがある食事処でいただきます。鴨鍋や山菜の天ぷらが大変おいしかったです。

【長野県】焼岳+中の湯温泉旅館

上高地の有名な観光スポット「河童橋」の上から眺めたときに、穂高連峰と逆方向に見える上高地に近い山が、焼岳です。

大正時代に焼岳が大きな噴火を起こしたことで川がせきとめられて「大正池」ができたことは、上高地に向かうバスの中でもアナウンスされる、有名なお話ですね。

上高地までは登山シーズン中、夜行バスが毎日運行していますので、それに乗って早朝上高地に着けば、焼岳は悠々日帰りで登れるはずです。

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上高地から伸びる登山道を登っていくと、さっきまで歩いていた上高地と、中央を流れる梓川がミニチュアのように見えるのが楽しいです。

最初は樹林帯歩きなんですが、後半はいかにも火山らしい、荒涼とした風景に変わります。

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ときおり「火山性地震」が起こったことがニュースになる山ですので、山頂周辺を歩くときは、歩き始める前の情報収集もふくめて、気をつけたほうがいいでしょう。 

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山頂からは槍ヶ岳や穂高岳、笠ヶ岳など、北アルプスの名峰の多くを眺めることができます。

中の湯温泉旅館:1人泊OKかは季節による

上高地から焼岳の山頂に登った後は「新中の湯ルート」を通って、中の湯温泉旅館に下山します。

中の湯温泉旅館までは路線バスが通っていないのですが、宿泊客はバス停まで送迎してもらえますので、そういう意味でも下山後に中の湯に宿をとれば便利というわけです。

以前宿泊した際のレポートはこちら↑です。

夏の間は1人泊の予約ができなかったのですが、今日時点で確認したところだと、冬は平日は1人泊のプランが出ているようでした。

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硫黄が香る源泉で、大浴場には内湯と露天がついており、時間帯で交代となります。
露天風呂からの眺めが異なるので、両方入ってみたほうが楽しいかと思います。そのほかに、空いていればいつでも鍵をかけて使える家族風呂も。

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食事は、とびきり豪華ではありませんが、信州サーモンや鴨鍋など山の宿らしい料理が並び、味も良いです。
山奥のせいかテレビの映りが悪いこともありましたが、食事もお湯も良くてサービスも温かい宿なので、もう少し1人でも泊まりやすくなるといいなあと思っている宿です。

【岐阜県】西穂独標+新平湯温泉 藤屋

西穂独標は、西穂高岳に登る途中にある1つのピークなのですが、山頂らしい風格が十分にあることや、西穂高岳が穂高岳の中でも岩場の難易度が高いこともあってか、西穂高岳まで登らずに独標までで帰る人も多いという、ある意味独特の存在感を持っているピークです。

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「11峰」という、いくつもあるピークのうちの1つなんですが、山頂っぽいのですよね。

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この写真↑の正面に見えるのが西穂独標です。

登山口までのアクセスなどについてはこちらの記事↑に書いています。

私自身は西穂山荘に宿泊して独標の先の西穂高岳まで登ったのですが、正直岩場がけっこうこわかったのでもう登りたくないです・笑

でも、独標までの道は楽しかったからまた登ってもいいな……というような、そういう山ですね。

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独標の少し手前で岩場になりますが、西穂山荘を出発してからしばらくの間は、右に左に絶景を眺めながら、稜線歩きを楽しめるのです。

西穂独標だけなら、新穂高ロープウェイに朝早めの時間に乗れば、十分日帰り登山が可能でしょう。

新平湯温泉 藤屋:休前日1人泊OK

新穂高周辺は「奥飛騨温泉郷」とも呼ばれ、温泉宿が山ほどあります。その中でもけっこうな数の宿に私は泊まっていると思いますし、レベルの高い宿が多いのですが、中で一軒だけ選ぶとしたらやはりこの宿かなというのが、新平湯温泉の藤屋さんです。

お部屋とか建物はやや古かったりするのですが、温めの源泉と熱めの源泉を持っていて、内湯では交互浴が楽しめるところが最高に好きです。

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お風呂については、空いていればいつでも入れる貸切の露天風呂が2つあるところもいいですね。

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それから、囲炉裏端でいただく食事が朝夕共においしく……。

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特に、飛騨牛の朴葉ステーキは肉質も味付けも良くて、先日泊まったときはつい「飛騨牛2倍プラン」を選択してしまいましたよ……1人だというのに。

それから、休前日も1人で泊まれるところもすばらしいですね。奥飛騨には他にもすばらしい宿はあるのですけど、人気の宿はなかなか、土曜日に1人では泊まれないのです。藤屋さんなら、早めに予約を入れておけば1人でも泊まれます。

【富山県】立山+みくりが池温泉

立山は富山県の山ですので、東京からはなかなかの距離がありますが、夏の間は「毎日アルペン号」が室堂直通の夜行バスを運行しています。

これに乗れば朝7時ぐらいに室堂に着くことができますので、雄山や浄土山などの室堂周辺の山であればその日のうちに日帰りで登ることが可能でしょう。

ただし、残雪期や新雪の降る11月は毎日アルペン号の運行はありません。

その場合は、富山駅に早朝に着く夜行バスに乗って、立山黒部アルペンルートで室堂に向かうのですが、その場合は室堂到着が8時30分~9時ごろでしょうか。

雪の状態が良ければ日帰りも可能ですが、新雪が降ったばかりというようなタイミングだと、少し厳しいかもしれません。なので、確実に日帰り登山するならやはり、雪がないときです!

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夏の立山は、高山植物が咲き乱れています。

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これは8月初旬の写真です。登山道には雪はもうありませんでしたが、山肌にはところどころに残っていました。

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天気のいい週末は、特に雄山は渋滞が起こるほどに混みますが……登りやすく美しい山だから、仕方ないのでしょうかね……。

みくりが池温泉:相部屋は休前日1人泊OK、個室は不可

室堂バスターミナルから徒歩10分ほどのところに建つ「みくりが池温泉」という宿が、立山を歩いた後に泊まる温泉宿としては鉄板でしょうか。 

濁り湯の硫黄泉が2つの浴槽に注がれ、片方の浴槽は熱めに、もう片方はぬるめになるよう、水を足すのではなく投入量で調節しています。

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お部屋は、1人泊の場合は2段ベッドの相部屋になるので(2人以上なら個室の予約も可能)ここが温泉旅館なのか温泉付き山小屋なのかは悩ましいところですが……。

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ただ、食事の内容を見るとこれはやはり「旅館なのかな」と思ったりしました。

かつおのたたきをはじめ、魚介が特においしかったですね。

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朝食は、品数豊富なバイキング。
玄関横の喫茶コーナーで別料金で出している「あんバタートースト」も大変おいしくて、みくりが池温泉に泊まらないときも、つい立ち寄って、食べてしまいます。

www.tripadvisor.jp

 

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