古い Internet Explorer が 6、7、8 と次々にサポートが打ち切られた今、これまで画像で表現していたデザインを CSS のみで表現できるようになり、様々な場面で画像を使わなくなりました。一方、サイトマップについては惰性で長らく画像を使っていたのですが、これも CSS のみでできるんじゃないかと思い、やってみました。
弱視の方がパソコンを利用される際に通常の配色では眩しい場合など、画面の配色をハイコントラスト(白黒反転)に設定して利用されることが多いのですが、Windows でハイコントラストに設定すると、背景色や背景画像は表示されなくなります。そのため、通常の配色では見えない配慮が必要になる場合があります。(ちなみに Mac の機能にあるカラー反転は、背景を含めてすべての色が反対色になります。)
まず、配慮以前の問題なのですが、“オフレフト” や “画像置換” などと呼ばれるコーディング手法は致命的な問題が発生します。これは、HTML 上のテキストを text-indent: -9999px などとして画面の外に飛ばし、代わりに画像テキストを背景として配置するというもので、ナビゲーションやタイトル部分など、今でも多くの Web サイトで取り入れられています。