3月8日付オリコン合算シングルチャートに入っている人とレーベル。
01. Kis-My-Ft2<avex trax>
02.22/7<SONY>
03. Official髭男dism<PONY CANYON>
04. Ado<Virgin(Universal)>
05. 優里<Ariola(SONY)>
06. 刀剣男士 髭切膝丸<ユークリッド>
07. YOASOBI<SONY>
08. Awesome City Club<cutting edge(avex)>
09. NiziU<SONY>
10. BTS<Universal>
11. YOASOBI<SONY>
12. NiziU<SONY>
13. SixTONES<SONY>
14. LiSA<SACRA(SONY)>
15. 乃木坂46<SONY>
16. Eve<Toy's Factory>
17. 黒崎蘭丸(鈴木達央)<ブロッコリー>
18. Ado<Virgin(Universal)>
19. 山内惠介<Victor>
20. YOASOBI<SONY>
21. 菅田将暉<EPIC(SONY)>
22. YOASOBI<SONY>
23. 平井大<avex trax>
24. yama<SONY>
25. Novelbright<Universal>
26. DISH//<SONY>
27. あいみょん<unBORDE(WARNER)>
28. YOASOBI<SONY>
29. SKE48<avex trax>
30. Official髭男dism<PONY CANYON>
YOASOBIがたくさん入っていることを差し引いても、SONYが強い。
米津玄師もKing GnuもSONYです。異様に強い。
それも、JYPとジャニーズと坂道系を押さえながら、アニソン・ボカロP系・歌い手系・ジャニ以外の男性グループまで隙がなく、かつ年齢幅的にもそつがない。
特にネットとかSNS発の人を押さえまくっている感があります。
記憶にある限り、ネット発の人で初めてメジャーに行ったのは「MYSPACE」から出てきてVictorと契約したたむらぱん、SONYが契約した最初はニコ動出身のピコだったか。
以降、ハチ→米津玄師の大ブレイクもあったりして、そこらへんのアンテナとかが他レーベルよりも発達しているのかもしれません。唾つけた人には栄養費みたいなの配っていたりして。
SONY以外を挙げるとWarner内のunBORDEくらいでしょうか。あいみょん・Tempalay・WANIMA・バルーン→須田景凪とか。
一方1990年代あたりは爆発していたavex、Kis-My-Ft2はともかく他は、もちろん良曲を出してきているとしても、過去から所属してた平井大や移籍組のAwesome City Clubをメディアの力で押し上げようとしている感じで。正味「即戦力になる新人」がいないってことでないかと。
三浦大知の頃からそういう感じはあったんですが。彼についてはスポットライト当たって本当に良かったとは思いますけど。
Awesome City Clubが今この位置にいるのはにわかには信じられないのだけど、以前の彼らとはもう随分違うバンドになっていて。俺ユキエさん推しだったんだよ。つうか「映画『花束みたいな恋をした』インスパイアソング」って、何やねん。
各レーベル恐らく「何がバズっているのかバズろうとしているのか」を必死になってウォッチしているのだろうとは思うのですが、でもそういう感じになってくるとレーベルが元々持っていた「育成」の役割はなくなることはないにしてもいろいろ意味合いは変わってくると思いますし、SoundCloudがインディーズに有利な収益配分を行おうとしているというニュースもあったり、レーベルという存在が、今「卸業」の力が弱まっているように、単なる仲介業者として扱われる未来も、可能性としてはあるのだろうと思います。
「興行」に全振りするリスクを恐ろしいほどに知ってしまった今、ミュージシャンにとっても「音源をどう扱うのか」は相当に重要になってきています。己で己のマネージメントまでやってやろうと思う人であれば、「もうレーベルなんぞいらんわ」という判断もこれまで以上に容易にできてしまう時代。
レーベルにはそういう流れが大きくなる前に、ミュージシャンを立たせて育てるための資金力・組織力であったり、ミュージシャン・リスナー双方にとって信頼に足るだけのブランド力というのも必要になってきます。
SONYはそこらへんある程度先まで見通せているような気はするのですが、他はあんまり変わっている気がしない。いや、多分中では頑張ってる人も多いと思うのだけど。もっと頑張って。偏るのあんまりよくない。