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- ベトナム製の哨戒機「TP-150」を初展示
- イタリアから技術移転、試作機を製造
- 上限高度約7000m、最大速度300km/h
フライング・レジェンド・ベトナム(Flying Legend Vietnam、北部紅河デルタ地方ビンフック省)は、ハノイ市のザーラム空港で12月19日から22日まで開催予定の防衛・セキュリティ関連の国際展示会「ベトナムディフェンスエキスポ2024(Vietnam Defence Expo 2024)」で、ベトナム製の哨戒機「TP-150」を初めて展示する。
同社はイタリアから技術移転を受け、訓練用の哨戒機「TP-150」の試作機を製造した。
同機は、上限高度が約7000m、離陸速度が時速100km、最大速度が時速300kmで、様々な滑走路表面で離着陸することが可能だ。2人乗りで、最大離陸重量は750kgとなる。
アルミニウム合金製で、格納可能な着陸装置システムを備えている。パラシュートや補助燃料タンク、監視パトロールシステムなどのシステムを統合できる設計となっている。
機体はベトナムで製造され、エンジンやプロペラ、電子システムは外国のパートナーから輸入している。また、同機はオクタン価95(RON95)のガソリンなど従来の燃料を使用できる。
なお、「ベトナムディフェンスエキスポ2024」には、ベトナム、日本、韓国、中国、米国、イスラエル、ロシア、ベラルーシ、インド、ブラジルなど、国内外の約200の組織や企業が出展する。