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2024年度業務改革総長賞表彰式を開催 生成AIを効果的に活用したDX化事例からD&I、GXまで

実施日: 2024年12月18日

東京大学業務改革総長賞表彰式が、去る12月18日に大講堂(安田講堂)で開催されました。
今年度は例年に引き続き、対面開催と並行しZoomによるウェビナー配信を行い、本郷地区キャンパス以外の教職員も参加しやすいよう配慮した表彰式を挙行いたしました。
表彰式では、全教職員を対象に募集した業務改革課題の中から選出された10課題(総長賞1課題、理事賞3課題、特別賞6課題)に対し、藤井総長ならびに角田理事(業務改革担当)から表彰状と副賞が授与されました。
また、組織として継続的に業務改善に取り組む姿勢が評価された1部局に優秀奨励賞が授与されました。

表彰に引き続き、藤井総長による講話、受賞者による取組内容のプレゼンテーションが行われ、会場・ウェビナー参加を合わせて延べ900名以上の教職員が参加し、受賞を祝うとともに優れた業務改革のアイディアを共有されました。

【総長賞】
[1] 受賞課題 モノと知の循環プラットフォーム「ShareWel」
受賞者 ShareWelチーム
取組内容 ECCSアカウント(東京大学が包括契約するGoogleアカウント)でログインし、手軽に不要物品の出品・引き受けができるWebサービスを構築。フリーマーケットアプリのように視覚的なやり取りが可能で、従来ポータルへの通知やメールによる連絡調整が煩雑となっていた譲渡手続を効率化し、学内のモノの循環を促すことでカーボンニュートラルの実現に貢献。
【理事賞】
[1] 受賞課題 休養室・育児支援室の運営業務のDX化によるD&Iの推進
受賞者 工学部・工学系研究科
取組内容 育児支援室や休養室の予約システムを構築。Web上の簡単な操作で当日利用を含めた予約ができ、スマートフォンアプリを用いて各部屋の開閉や利用状況の管理が可能に。DX化による担当職員の負担軽減だけでなく、ワークライフバランスやD&Iの実現にも寄与。
[2] 受賞課題 修士論文報告会のスケジューリングの自動化
受賞者 UTMD修論報告会スケジューリングツール開発チーム
取組内容 修士論文報告会のスケジューリングツールをGoogleが提供するウェブベースのサービス内で完結するように開発。学生、複数の指導教員、会議室の空き状況等の複合要素を考慮しつつ教員のスケジュールが連続的になるよう日程を組む等、数理的に最適化したスケジュールを算出。ツールの導入解説を付した上でオープンソースとして公開済であり、学内他部局でもすぐに導入が可能。
[3] 受賞課題 入札業務DX -マクロとPADを活用した入札業務の自動化と効率化-
受賞者 農学部経理課経費執行チーム
取組内容 ExcelマクロとPADを組み合わせ、入札業務を自動化するシステムを構築。1箇所に必要事項を入力することで各種様式へ必要情報が自動転記され、従来1件あたり3時間程度要した入札公告業務を30分まで短縮。

安田講堂における総長賞授与の様子


お祝いの言葉を述べる藤井総長


プレゼンテーションの様子(総長賞 ShareWelチーム 工学系研究科 柳澤准教授)


プレゼンテーションに耳を傾ける壇上列席者
(右から藤井総長、角田理事、麻生総務部長)

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