4月20日夜の火災で全焼した厚木神社の神楽殿。市消防本部の発表によると、神楽殿と民家の3棟が全焼し、その他4棟にも被害が及んだ。消防本部では翌21日に厚木警察署とともに現場検証を行い、出火の原因を調べているという。
奉納神楽の舞台だった神楽殿には、昨年末に完成した初詣用の賽銭箱、神輿に取り付ける提灯や飾りの一部などが置かれていたが、いずれも焼失。今年2月には配線工事を済ませ、火災5日前には神楽殿の下部に腰板をつける作業を終えたばかりだったという。
同神社総代責任役員の関戸彰さんは「怪我人がいなかったのは何よりでした。(放火だとすれば)普通は神社に火をつけるなんて、罰当たりと言われるのに…」と怒りをあらわにした。神楽殿の再建に関しては「再建するとしても、管理方法がしっかりしていないと周りの方にも迷惑がかかってしまう」とし、未定であることを明かした。
例大祭は開催
厚木神社では7月11日から13日の例大祭について、奉納神楽などの余興を今年は中止すると決めた。
これは、火災翌日の21日に行われた総代らの臨時会議で決まったもの。ある総代によれば、今年は厚木中学校の吹奏楽部に余興での演奏を打診しており、ちょうど月曜日に打合せを行う予定だったという。神輿渡御など、余興以外の例大祭行事は予定通り開催するとのこと。(4月22日起稿)
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