「あごを見れば心臓の強さがわかる」
日本人の三大疾病といえば、がん・心疾患・脳血管疾患。また、日本人の死因の第1位はがんだが、2位は心疾患だ。心臓が停止すると、血液が流れなくなり、数秒で脳の血流不足のために意識を失い、それが数分以上続けば、回復が難しくなる。要するに「死」に向かうわけだ。
さて、心臓の強さは「あご」から読み取ることができる。あごは、ただ大きければいいというものではない。しっかりしたあごで、傷やホクロもなければ丈夫な心臓の持ち主といえるだろう。たしかに、一流と呼ばれるアスリートの顔を見てみると、肉の引き締まったあごの印象を受ける。
しかし、あごが細かったり、とがっていたりしても悲観することはない。こうした人相には、感覚の鋭い人が多く、また、頭脳明晰タイプで、体の異変を感じれば、すぐに病気について調べたり、医師の診察を受けたりするはず。結果的に事なきを得られるだろう。なお、あごの長い男性は、愛妻家になるといわれている。
二重あごの人というと太っているイメージを持たれがちだが、きちんと検査を受けて「メタボではない」となれば、ひとまず安心していいだろう。
頬からあごにかけてのラインが横に張っていると「えらの張った顔」といわれる。人相学的には、さまざまな障害があっても、粘り強く努力を続け、やがては克服する力をもつとされている。また、健啖家という一面もある。心臓は普通でも、胃腸はかなり丈夫とみていいだろう。ちなみに、女性にかぎっての話だが、「えらの張った顔は名器の持ち主」という説がある。