潜在意識と引き寄せの法則でどん底から人生逆転

カナダで失業、生活保護、人生どん底からの逆転。

小さくたくさん転ぶ



人間には免疫というものがあります。

 

それは体内に存在する免疫機能だけではありません。

「慣れ」も免疫の一つです。

 

最初は怖かったこともやっているうちに慣れてきて、

そのうちまったく恐怖を感じなくなりますよね。

 

それを「慣れた」と表現することもできれば、

「免疫ができた」と解釈することもできます。

 

病気にならないために体が免疫が必要であるように、心にも免疫は必要です。

 

体内の免疫は病気になることで作られますが、

心の免疫は心にダメージを受けることで作られます。

 

 

 

心と筋肉は傷めると強くなる

筋肉はダメージを与えれば与えるほど鍛えられます。

 

これは僕の持論ですが、心も筋肉と同じで傷めれば強くなると思っています。

 

人間は「傷つかない」選択を選んでしまいがちですが、

傷つくことを避けていると心は強くなりません。

 

我々は年を重ねて大人になるにつれて「失敗しない」選択を選んでしまいがちです。

 

失敗しない選択をするということは、

「今の自分にできることしかやらない」ということです。

 

自分にとって心地のいい環境をコンフォートゾーンと言います。

 

www.theloablog.com

 

今の自分にできることしかやらないので、

人生のステージが上がることはありません。

 

失敗を恐れ傷つくことを避けていたら、

失敗をしないように行動にブレーキがかかります。

 

新しいことにチャレンジしようにも失敗が怖くて行動できないのです。

 

でも、失敗することに慣れている人は、

失敗に対する免疫ができているので行動にブレーキがかかりません。

 

人間は未知のものに恐怖を感じる

「怖い」といって逃げてばかりいても、

その恐怖が消えることはありません。

 

僕は3世帯家族で生まれ育ったので、

実家には家族の誰かしらが常にいたため、

子供のころに電話に出た記憶がほとんどありません。

 

まともに電話の受け答えをしたことがないまま大人になったので、

就職した後、仕事の電話の応対にものすごく恐怖を感じました。

 

でも数をこなしているうちにその恐怖は消え、

今では電話の応対に恐怖を感じることはありません。

 

コロナの影響で将来が不安という人が多いですが、

それはそういう体験を過去にしたことがないから不安を感じるだけです。

 

もっと厳しい状況を生き抜いて人からすれば、

今のこの状況なんて全然大したことないはずです。

 

「会社をリストラされるかもしれない」

「会社が倒産するかもしれない」

「借金を背負うかもしれない」

 

このような不安を感じている人が多いと思いますが、

過去にリストラや倒産や借金を乗り越えたことがある人は、

そこまで恐怖を感じることはないはずです。

 

先ほど、「失敗しないように今自分にできることしかやらない」と言いましたが、

この姿勢で生きていると多くのものに恐怖を感じることになります。

 

「自分の経験したことがないこと」のほうが圧倒的に多いですからね。

 

安定=不安定

今はこういう状況なので安定志向の若者が多いようです。

世間一般では「大企業に就職することや公務員になること」を安定だと考えています。

 

ひと昔前はそれを安定と呼ぶことができましたが、

今の時代はその考え方は通用しません。

 

表面上は安定しているように見えますが、

実際は国や会社に依存しているだけだからです。

 

国や会社がダメになってしまえば、

自分一人の力で生きていくことができなくなります。

 

今は大企業でさえ終身雇用が維持できない時代です。

 

ある日突然会社を追い出されて、

自分の力だけで生きていくことが果たしてできるでしょうか?

 

会社に依存するということは、

自分の運命を会社に委ねるということです。

 

それは安定ではなくてむしろ不安定だといえるのではないでしょうか。

 

「真の安定」とはどんな状況下においても、

自分の力で生き抜く術を身に着けることです。

 

僕が安定志向の若者に伝えたいのは、

 

「あなたは安定収入のために会社に自分の人生を捧げたいのですか?」

 

ということです。

 

その仕事が本当にやりたいことであれば問題ないですが、

安定収入のために「我慢の人生」を選んで本当に悔いはないでしょうか?

 

あなたは「安定収入」のために生まれてきたのでしょうか?

 

小さくたくさん転ぶ

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安定志向が強い人ほど「転ぶこと」への恐怖心が大きいです。

 

初めて一人で自転車に乗るとき、最初は転ぶのが怖かったのに、

何度も転んでいるうちに恐怖は小さくなっていったはずです。

 

でも、自転車で転んだことがない人は、

転ぶことへの恐怖は大きいままです。

 

転ぶ(失敗する)ことを恐れて行動しないのではなく、

小さく転んで転ぶことに免疫をつけることです。

 

そうすると恐怖が小さくなるので心も安定します。

 

ポイントは「小さく」失敗することです。

 

いきなり大きな失敗をするとトラウマになり逆効果です。

 

初めて自転車に乗るときに全速力でこけたら、

自転車に乗るのが怖くなるはずです。

 

「失敗しない」選択をしている限り、心に平安は訪れません。

 

生きていれば必ず試練が訪れるからです。

試練のない人生などありません。

 

失敗する(傷つく)ことに慣れていたら、

試練が来ても慌てることが少なくなります。

 

そっちのほうが心が穏やかになると思いませんか?

 

まとめ

誤解なきように言っておきますが、

心に免疫を作るために痛めつけるというのは、

自己否定をしなさいという意味ではありません。

 

「傷つく(失敗する)選択を恐れない」ということです。

 

確かに傷つくのはつらいですが、

その傷の分だけ人間は強くなります。

 

最初から大きく転ぶ必要はありません。

小さく何度も転べばいいんです。

 

傷つくことへの恐怖が小さくなれば、

行動にブレーキがかからなくなります。

 

たくさん失敗を経験すれば、

ちょっとやそっとのことでは動じなくなります。

 

コロナで不安を感じるのは、

それ以上の試練を味わったことがないからです。

 

これからあなたにとってつらい時期がつづくかもしれませんが、

その経験によって将来の不安や恐怖が払しょくされるのであれば、

むしろこの試練はありがたいものなのかもしれません。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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