うっとうしいWindowsの「ナレーター」を完全に無効化する方法
突然パソコンがしゃべりだす謎のお邪魔機能、「ナレーター」を無効にする方法をメモしておきます。
僕とよっぽど相性が悪いのか、キーボードを触るとなんでか知らずに起動する「ナレーター」。
「デスクトップ…」「このセクションを常にスキャンします…」
とかとか、操作内容を片っ端から日本語で喋ってくれる鬱陶しい機能ですが、どうしてこんなに簡単に起動するようにしたのか、理解に苦しみますよね。
ということで、ナレーターのウィンドウを簡単に閉じる方法と、そもそもナレーターが起動しないようにする方法について調べてみました。
「ナレーター」は「Win」+「Enter」キーで起動する
色々試したところ、「ナレーター」は「Windows」+「Enter」キーの同時押しで起動する事が分かりました。
コントロールパネルに「ナレーター」を無効化する機能もあるにはありますが、オフにしても肝心の「Win」+「Enter」キーのショートカットは無効化されないのも鬱陶しいところ。
この手の機能が必要な人がいるのは理解しますが、それでも、なぜこんなキーに割り当てたかは理解に苦しむ部分でして、何が何でも完全に無効化したい!と思って調べたところ、レジストリを編集すればナレーターを無効化できる事が分かりました。
「Win」+「Enter」でナレーターは終了もできる
とその前に、とりあえず一番簡単にナレーターを終了できる方法を書いておきます。
会社のPCの場合など、レジストリ編集やポリシーエディタの使用が禁止されている環境で最も手軽な方法は、「Win」+「Enter」でナレーターを終了する方法です。
そう、ナレーターは「Win」+「Enter」で起動し、同じキー操作で終了できるのです。
ただし、ナレーターがしゃべるのをやめてから数秒経たないとキー操作が効かない場合があるので、そこはコツが必要なところです。
レジストリ編集で「ナレーター」を完全に無効化する方法
「ナレーター」を無効化するレジストリ設定は以下のとおりです。(再起動しても戻らない設定方法です)
- 「Windows」+「R」キー →「regedit」と入力→「Enter」キーでレジストリエディタを起動
- 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Image File Execution Options」を開く
- 「Image File Execution Options」を右クリック→「新規」→「キー」で「Narrator.exe」キーを作成
- 「Narrator.exe」キーを右クリック→「新規」→「文字列値」で、名前=「Debugger」、データ=「%1」
- レジストリエディタを閉じる
※レジストリの編集は潜在的な危険を伴う作業です。自己責任でお願いします。
これでもう、「Win」+「Enter」キーを押そうが、アプリ一覧から「ナレーター」を起動しようとしようが、ナレーターは起動しなくなりました。
何らかの理由で再度「ナレーター」を起動したい場合は、手順3で作成した「Narrator.exe」キーを削除すればOKです。
あるいは、一時的にナレーターを起動できるようにするなら、「Debegger」のデータを空にしてもいけるようです。
この他の方法としては、「Narrator.exe」のファイル名を変更する方法もありますが、それはあんまりやりたくないですよね。
※コメントによると、Windows 10 でもこの方法が使えるとのことです。
ソース:
hotkeys - Disable Narrator shortcut key in windows 8 - Super User
cisco33 says:
9年前
もっと簡単にオフにすることができないものでしょうかね。
あるびをん says:
9年前
ナレーターを無効にする方法を探していたので、大変助かりました。
ありがとうございました。
あん says:
9年前
たいへん助かりました。ありがとうございました!!
じあん says:
8年前
めっちゃうっとうしかったんですよ
大変助かりました
ありがとうございます
くまたか says:
8年前
ナレータのお姉さん「超うるさすぎ」閉口してしましました。メイドインジャパンのパソコンを買っておけばよかったと後悔していました。なんとかトライしてみます。公開ご指導ありがとうございました。
HsaS says:
8年前
Windows10でも有効のようです。
念のため書くとアニバーサリーアップデート適用後のx64環境です。
toriSugari says:
6年前
ありがとうございます。助かりました。
現状で最新と思われるWindows 10 Enterprise x64版でも有効でした。
レジストリエディターでは「Windows NT」と「Windows」を間違えないように注意ですね。一度、後者の方ばかり探していてタイムロスしました。
そもそもこの機能が何の予告なく発動したことによるタイムロスに比べれば些少ですが・・・。