工藤公康氏 50歳で筑波大大学院合格「スポーツ医学研究したい」

[ 2013年7月19日 10:33 ]

筑波大大学院に合格した工藤公康氏

 プロ野球西武、ダイエー、巨人などで通算224勝を挙げた野球評論家の工藤公康氏(50)が筑波大大学院に合格したことが分かった。19日に更新したブログで発表。来年4月から同大大学院に通う。

 工藤氏が入学するのは同大大学院の人間総合科学研究科で、外科系スポーツ医学を学ぶという。「スポーツ医学の分野で最先端を行く筑波大学で、僕がこれまでずっと関心を持っていたスポーツ医学についてトコトン研究したいと思っています」と同氏。野球教室などを通して、子どもたちの多くが肘や肩に痛みを感じたことがあるという実態を知ったことが、勉学を志したきっかけになったという。

 ブログで工藤氏は「このままじゃいけない! これをなんとかできないのか? と日々考えてきました」とつづり、「29年間、プロ野球という世界で現役を続けさせてもらいましたが、そこで培った経験と合わせて、大学院という研究の場を頂き、これからは野球におけるジュニア世代の肘、肩のケガの実態を調査し、肘、肩投球傷害予防トレーニング方法を研究、作成していきたいと考えています」と決意を記している。

 工藤氏は1982年に愛知・名古屋電気高(現愛工大名電高)から西武に入団し、ダイエー(現ソフトバンク)、巨人、横浜(現DeNA)でもプレー。歴代最長となる実働29年間で224勝を挙げ、2011年シーズンを最後に現役生活にピリオドを打った。

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