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アジャイルを手放して得られたこと 
2014/9/6 
鈴木雄介 
B-5
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自己紹介 
•鈴木雄介 
–グロースエクスパートナーズ(株) 
»執行役員 
»ビジネスソリューション事業本部本部長 
»※がちのエンタープライズ 
–略歴 
»ユーザー系システム子会社で保守とか開発とか(5年) 
»オンラインマーケベンチャーでプログラマとか(2年) 
»フリーランスでITアーキテクトとか(3年) 
»GxPでSI事業の部長とか(7年) 
▸日本Javaユーザーグループ会長(2年) 
1
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心構え 
•アジャイルが好きな時もありました 
•アジャイルが嫌いな時もありました 
•アジャイルがどうでもいい(でも気になる)時 もありました 
•いまはアジャイルといい距離な気がします 
•なので、今の「俺のアジャイル」を話します 
2
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話したいこと 
•まずは「ソフトウェアを作る」こと 
•そして「アーキテクチャとマネジメント」 
•そのうえで俺が見ている「アジャイルとは」 
•最後に「いまやっていること」を話して終わり 
3
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ソフトウェアを作る 
4
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ソフトウェアを作る 
•ソフトウェア品質モデルから考える 
5 
利用時の 
品質 
利用時の 
品質 
プロセス 
品質 
内部 
品質 
外部 
品質 
利用時品質 
影響を与える 
依存する
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ソフトウェアを作る 
•ソフトウェア品質モデルから考える 
6 
特徴 
例 
利用時の品質 
・利用状況によって評価が異な る 
・ユーザーAさんと ユーザーBさんで評価 が異なる 
外部品質 
・システムの振る舞い 
・誰がテストしても同じ結果 
・一般的な仕様策定の対象 
・テストケース 
・外部仕様 
内部品質 
・システムを構成している要素 すべて(含ドキュメント) 
・後に残り、評価が可能 
・エンジニアがこだわるところ 
・クラス図 
・フレームワーク 
・ドキュメント 
プロセス品質 
・後に残らない行動 
・コミュニケーション 
・作業手順
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ソフトウェアを作る 
•最近は「サービス」まで考えるのが大事 
–ユーザビリティ、UI/UX 
–リーン、エクスペリエンスマップ、ユーザーストー リーマッピング 
–ようは、利用時の品質を積極的に管理していくこと 
–でも、「それだけ」が大事なわけじゃない 
7
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ソフトウェアを作る 
•品質相互の関係が良好であることが大事 
–個々の品質だけではない 
8 
利用時の 
品質 
利用時の 
品質 
プロセス 
品質 
内部 
品質 
外部 
品質 
利用時品質 
影響を与える 
依存する
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ソフトウェアを作る 
•品質相互の関係を良好にするのは大変 
–納期は間に合ったけど、いまいち出来が良くない 
–理想はいいんだけど技術的に実現性がない 
–使い勝手は悪くないけど、保守性がボロボロ 
•大きな開発だとチームで考えないといけない 
–だから、アーキテクチャが大事 
–だから、プロジェクトマネジメントが大事 
9
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アーキテクチャとマネジメント 
10
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アーキテクチャとマネジメント 
•アーキテクチャとは 
11 
IEEE-Std-1471-2000Recommended Practice for Architectural Description of Software-Intensive Systems(アーキテクチャ記述の推奨プラクティス)
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アーキテクチャとマネジメント 
12 
利害関係者の 
関心事 
ビューポイント 
ビュー 
ミッション 
システム 
制約(環境) 
モデルによって記述
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アーキテクチャとマネジメント 
•アーキテクチャとは 
–システムのミッションに従い、システムのおかれた 制約を前提としながら 
–システムに関わる複数の利害関係者の関心事を整合 させ、 
»経営者、オーナー、ユーザー、プログラマ、DBA、インフ ラ屋、PM、上司、保守メンバー 
–ライフサイクル(設計から保守)まで意識した 
–システムの分け方と組合せ方のこと 
13
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アーキテクチャとマネジメント 
•プロジェクトマネジメントとは 
–計画すること 
–計測すること 
–調整すること 
•「計画と実行のズレを見つけて調整していく」 
–そのために計画するし、計測する 
14
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アーキテクチャとマネジメント 
•ちなみにPMBOK 
15 
立ち上げ 
計画 
遂行 
コントロール 
終結 
統合 
計画策定 
計画実行 
統合変更管理 
スコープ 
(目的と範囲) 
立ち上げ 
スコープ計画/定義 
スコープ検証/変更管理 
時間(期間) 
アクティビティ定義/順序設 定/期間見積 
スケジュール作成 
スケジュールコントロール 
コスト(予算) 
資源管理 
コストの見積/予算化 
コストコントロール 
品質 
品質計画 
品質保証 
品質管理 
人的資源 
組織計画 
要員調達 
チーム育成 
コミュニケー ション 
コミュニケーション計画 
情報配布 
実行報告 
完了手続き 
リスク 
リスク・マネジメント計画 
リスク識別 
定性的/定量的リスク分析 
リスクの監視・コントロー ル 
調達 
調達/引合計画 
引合 
発注先選定 
契約管理 
契約完了 
計画 
実行 
調整
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アーキテクチャとマネジメント 
•アーキテクチャとマネジメントの違い 
16 
アーキテクチャ 
マネジメント 
目的 
プロジェクトの目的 を技術的に表現する 
プロジェクトの目標 を達成する 
手法 
予測し、方向性を設 定する 
計画し、計測し、調 整する 
成果 
対象物の分け方と組 み合わせ方 
プロジェクトの成果 物そのもの 
行動 
事前的に決定 
事後的に対応
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アーキテクチャとマネジメント 
•品質相互の関係を考えるのに必要 
–アーキテクチャは「何がどうできてるか?」 
»利用時→外部→内部→プロセスと考える 
–マネジメントは「ちゃんと作れてるか?」 
»プロセス→内部→外部→利用時と考える 
17 
利用時の 
品質 
利用時の 
品質 
プロセス 
品質 
内部 
品質 
外部 
品質 
利用時品質
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アーキテクチャとマネジメント 
•アーキテクチャとマネジメントは大事 
–チームで仕事するなら「とりあえず好きな流行の技 術を選択」も「思いつきの計画変更」もありえない 
–とはいえ、考え過ぎても分からないことはある 
»ソフトウェアの適用領域が広がり、要件が複雑化 
»オープン化・標準化による技術要素の複雑化 
»エンジニアのスキルの多様化・規模の肥大化 
–では、どうすればいいのか? 
18
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アジャイルとは 
19
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アジャイルとは 
•広義には”態度” 
–アジャイルソフトウェア開発宣言(2001年) 
»プロセスやツールよりも個人と対話を 
»包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを 
»契約交渉よりも顧客との協調を 
»計画に従うことよりも変化への対応を 
–当時の時代背景が透けて見える 
»プロセスやドキュメントや契約や計画が重要だったころ 
20
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アジャイルとは 
•狭義にはプロジェクトマネジメント”手法” 
–ソフトウェア開発では「計画精度をあげて調整の無 駄を無くそう」が難しい 
»製造業に比べると、目に見えないので計測がしにくい 
»製造業に比べると、調整コストが小さい 
–なら、調整を前提にすればいい 
»小さく計画→動くもので確認→新しい計画=調整 
»顧客を巻き込んで調整する 
»計画は定期的にする 
21
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アジャイルとは 
•”手法”としては画期的 
–プロジェクトマネジメントにありがちな失敗 
»計画の失敗:計画の精度が悪かった 
»計測の失敗:進捗を測り間違えた 
»調整の失敗:方向修正する話し合いができなかった 
–だから、アジャイル手法は 
»計画:精度が出るぐらい小さな計画にすればいい 
»計測:動くソフトウェアで計測すればいい 
»調整:定期的にみんなで見直すことにすればいい 
22
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アジャイルとは 
•アジャイルは素晴らしいが課題はある 
–1.全体整合性の軽視 
»主に「アーキテクチャの軽視」につながる 
»「考えすぎは良くない」だけなのに“象牙の塔のアーキテク ト”に対する嫌悪感から事前的な設計を軽視しがち 
▸アーキテクチャを後から直すのはコストがかかる 
»日本の優れたアジャイルエバンジェリストって優れたエン ジニアばかりで「言わなくても当然」だった 
–2.「言い訳」に使う人が出てきてしまう 
23
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アジャイルとは 
•アジャイルを「言い訳」に使う 
–アジャイルは不確実性に立ち向かうための道具 
–より良いものを作るための覚悟 
»不確実だけど、より良い選択をするんだという覚悟 
»顧客や仲間と対話して向き合うという覚悟 
»最初はダメでも、いつかは良くするという覚悟 
–覚悟がない人間が使うと、ただの「言い訳」になる 
24
Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. 25 
アジャイルのダークサイド 
https://www.flickr.com/photos/soulnoire/3217872979/ 
他者への傲慢や軽蔑 
不確実性からの逃避 
責任回避
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アジャイルのダークサイド 
•アジャイルのダークサイド 
26 
よく使う言葉 
ダークサイド思考 
顧客が欲しいものを作る 
ダメなのは顧客の責任 
あとで変更できる 
最初に決めるのが面倒 
動くコードがすべて 
説明しても分からない 
イテレーションごと計画 
全体にはコミットしない 
自動デプロイしています 
お前がテストしろ 
優れたメンバーを確保 
委任契約でリスクは発注元
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アジャイルのダークサイド 
•自分で運用する人は落ちにくい 
–手を抜くと自分に降りかかってくるから、いやでも 覚悟をしないといけない 
–降りかかることが想像できずに落ちる人はいますが 
•運用をしない開発者とか偉い人は落ちやすい 
–SIerとか 
–情報システム部の部長とか 
27
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アジャイルのダークサイド 
•ダークサイドに落ちないために 
–まずもって「良いものを作りたい」という覚悟 
»不確実だけど、より良い選択をするんだという覚悟 
»顧客や仲間と対話して向き合うという覚悟 
»最初はダメでも、いつかは良くするという覚悟 
–その上で、どう作るかにコダワル 
»「良いものを作るためにはどうすればいいか?」 
»そうすれば「アジャイルで作ったか」は関係ない 
28
Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. 29 
https://www.flickr.com/photos/kaptainkobold/3186086975/ 
アジャイルを手放す
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アジャイルを手放す 
•再び、アジャイルソフトウェア開発宣言 
–プロセスやツールと個人と対話 
–包括的なドキュメントと動くソフトウェア 
–契約交渉と顧客との協調 
–計画に従うことと変化への対応 
•俺は「どちらにも価値がある」と思う 
–何に価値があるかは状況で変わる 
30
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アジャイルを手放す 
•アジャイルであることは重要じゃない 
–アジャイルでないことも重要じゃない 
–良いものを作るためにアジャイルが適切であれば使 えばいいだけ 
•与えられたもので思考停止しない 
–とりあえずやってみようは良い 
»経験から学べばいい。何が課題かを考えればいい 
–現実を無視しない 
»「これはアジャイルではあり得ない」と他責しない 
31
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いまやっていること 
32
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いまやっていること 
•企業と持続的な開発モデルを実現しています 
–弊社の主要クライアント 
»流通小売/1.3兆円 
»医療機器/3000億円 
»情報サービス/150億円(*) 
»通信/4.5兆円(*) 
»製造/9500億円 
»出版/400億円 
–もちろん、しがらみは色々とあります 
33
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いまやっていること 
•事例:情報サービス1/2 
–リリース後の3つのプロセス 
34 
対象 
タイミング 
意志決定 
特徴 
新機能 
年に1,2回 
企画/設計/開発など、それぞれの段 階で役員承認 
必要な時間をかけて合意形成 
ウォーター フォール的 
定期 
改善 
年に4回 
(日付固定) 
工数枠は事前承認。実施内容はバッ クログから優先順位で選択後に承認 
アジャイル的 
(3ヶ月定期) 
保守 
随時 
毎月定額保守。実施内容はシステム 本部内で決定。 
問合対応、障害対応、ちょっとした 改善など 
いわゆる保守 
(2週間定期) 
(緊急あり)
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いまやっていること 
•事例:情報サービス2/2 
–顧客組織内での改善が素晴らしかった 
»特に組織間のコミュニケーション 
»結果として、組織がプロダクトオーナーの役割を果たせた 
–ちなみに、リモート開発体制で完結 
–詳細はこちらに 
»「組織をプロダクトオーナーにする、ということ」 
▸http://arclamp.hatenablog.com/entry/2014/08/05/151250 
35
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いまやっていること 
•事例:通信 
–オンサイトでスクラムを採用して開発 
»最近、無事にサービスイン! 
»でも、いろいろな成功と失敗があった 
»そして、組織内の誰でもがアジャイルの態度や手法でやれ るわけではないことに気づいた 
–他の部署に展開していくために 
»アジャイルに向けたステップを用意する必要がある 
»組織の文化に沿って、やり方を定型化する 
▸設定中:プロセス、成果物定義、完成基準… 
▸ちゃんとお仕事をするために必要なものはそろえる 
36
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いまやっていること 
•組織に最適なITマネジメント手法を見つける 
–チームから組織にスケールを変えていく 
–一番重要なのは組織が判断するペースに合わせる 
»企業によって異なるけど「3か月定期」がいい感じっぽい 
»EnterpriseAgileってやつ?? 
»まだまだ試行錯誤をしています 
–手法を見つけることにはこだわるけど、既存の手法 で満足することはない 
»その手法がなんと呼ばれるかに興味はないです 
37
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いまやっていること 
•ITで、世の中をもっと良くしたい 
–でも「ITだけ」では変わらない 
–社会基盤を担うような組織に、ITの使い方を変えて もらわないといけない 
–だから、エンタープライズの「現実」を受け入れる 
–「今の現実」を変えない限り、未来は変わっていか ないから 
»そのための”手段”や”手法”は何でもいいと思う 
38
Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. 
まとめ 
39
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まとめ 
•ソフトウェアを作るのは簡単じゃない 
–それぞれの品質の関係を考えることが大事 
40 
利用時の 
品質 
利用時の 
品質 
プロセス 
品質 
内部 
品質 
外部 
品質 
利用時品質 
影響を与える 
依存する
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まとめ 
•アーキテクチャとマネジメントは両輪 
–アーキテクチャは「何がどうできてるか?」 
»利用時→外部→内部→プロセスと考える 
–マネジメントは「ちゃんと作れてるか?」 
»プロセス→内部→外部→利用時と考える 
41 
利用時の 
品質 
利用時の 
品質 
プロセス 
品質 
内部 
品質 
外部 
品質 
利用時品質
Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. 
まとめ 
•アジャイルは優れている 
–態度としても、手法としても素晴らしい 
–プロジェクトマネジメントにありがちな失敗を逆転 の発想で切り抜ける 
»計画:精度が出るぐらい小さな計画にすればいい 
»計測:動くソフトウェアで計測すればいい 
»調整:定期的にみんなで見直すことにすればいい 
–でも、完璧なわけじゃない 
»片輪のアーキテクチャをお忘れなく 
42
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まとめ 
•アジャイルのダークサイド 
–不確実性を受け入れる覚悟がない人にとっては、自 分に責任が来ないようにするための言い訳 
–偉い人とか運用をしない開発者が落ちる 
»自分で運用しなきゃいけない人は落ちにくい 
•落ちないために「アジャイルを手放す」 
–どう作るかではなくて、何を作るべきか 
–与えられたもので思考停止しない 
–現実から逃げない 
43
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まとめ 
•組織が、より良いITサービスを作るために 
–会社にとって大事なものをマネジメントするのに、 ”ある1つの優れた方法”なんかない 
»たとえば人事制度って企業の文化が反映されますよね 
–だから、”ある手法”へのコダワリを手放して、より 最適な手法を考えたほうがいい 
–どう作るかではなく、どこに至りたいのかを考える 
»そのために何をすべきかを考える 
44
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あなたが考える 
https://www.flickr.com/photos/sudhamshu/3202963823/

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XP祭り2014「アジャイルを手放して得られたこと」

  • 1. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アジャイルを手放して得られたこと 2014/9/6 鈴木雄介 B-5
  • 2. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. 自己紹介 •鈴木雄介 –グロースエクスパートナーズ(株) »執行役員 »ビジネスソリューション事業本部本部長 »※がちのエンタープライズ –略歴 »ユーザー系システム子会社で保守とか開発とか(5年) »オンラインマーケベンチャーでプログラマとか(2年) »フリーランスでITアーキテクトとか(3年) »GxPでSI事業の部長とか(7年) ▸日本Javaユーザーグループ会長(2年) 1
  • 3. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. 心構え •アジャイルが好きな時もありました •アジャイルが嫌いな時もありました •アジャイルがどうでもいい(でも気になる)時 もありました •いまはアジャイルといい距離な気がします •なので、今の「俺のアジャイル」を話します 2
  • 4. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. 話したいこと •まずは「ソフトウェアを作る」こと •そして「アーキテクチャとマネジメント」 •そのうえで俺が見ている「アジャイルとは」 •最後に「いまやっていること」を話して終わり 3
  • 5. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. ソフトウェアを作る 4
  • 6. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. ソフトウェアを作る •ソフトウェア品質モデルから考える 5 利用時の 品質 利用時の 品質 プロセス 品質 内部 品質 外部 品質 利用時品質 影響を与える 依存する
  • 7. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. ソフトウェアを作る •ソフトウェア品質モデルから考える 6 特徴 例 利用時の品質 ・利用状況によって評価が異な る ・ユーザーAさんと ユーザーBさんで評価 が異なる 外部品質 ・システムの振る舞い ・誰がテストしても同じ結果 ・一般的な仕様策定の対象 ・テストケース ・外部仕様 内部品質 ・システムを構成している要素 すべて(含ドキュメント) ・後に残り、評価が可能 ・エンジニアがこだわるところ ・クラス図 ・フレームワーク ・ドキュメント プロセス品質 ・後に残らない行動 ・コミュニケーション ・作業手順
  • 8. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. ソフトウェアを作る •最近は「サービス」まで考えるのが大事 –ユーザビリティ、UI/UX –リーン、エクスペリエンスマップ、ユーザーストー リーマッピング –ようは、利用時の品質を積極的に管理していくこと –でも、「それだけ」が大事なわけじゃない 7
  • 9. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. ソフトウェアを作る •品質相互の関係が良好であることが大事 –個々の品質だけではない 8 利用時の 品質 利用時の 品質 プロセス 品質 内部 品質 外部 品質 利用時品質 影響を与える 依存する
  • 10. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. ソフトウェアを作る •品質相互の関係を良好にするのは大変 –納期は間に合ったけど、いまいち出来が良くない –理想はいいんだけど技術的に実現性がない –使い勝手は悪くないけど、保守性がボロボロ •大きな開発だとチームで考えないといけない –だから、アーキテクチャが大事 –だから、プロジェクトマネジメントが大事 9
  • 11. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アーキテクチャとマネジメント 10
  • 12. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アーキテクチャとマネジメント •アーキテクチャとは 11 IEEE-Std-1471-2000Recommended Practice for Architectural Description of Software-Intensive Systems(アーキテクチャ記述の推奨プラクティス)
  • 13. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アーキテクチャとマネジメント 12 利害関係者の 関心事 ビューポイント ビュー ミッション システム 制約(環境) モデルによって記述
  • 14. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アーキテクチャとマネジメント •アーキテクチャとは –システムのミッションに従い、システムのおかれた 制約を前提としながら –システムに関わる複数の利害関係者の関心事を整合 させ、 »経営者、オーナー、ユーザー、プログラマ、DBA、インフ ラ屋、PM、上司、保守メンバー –ライフサイクル(設計から保守)まで意識した –システムの分け方と組合せ方のこと 13
  • 15. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アーキテクチャとマネジメント •プロジェクトマネジメントとは –計画すること –計測すること –調整すること •「計画と実行のズレを見つけて調整していく」 –そのために計画するし、計測する 14
  • 16. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アーキテクチャとマネジメント •ちなみにPMBOK 15 立ち上げ 計画 遂行 コントロール 終結 統合 計画策定 計画実行 統合変更管理 スコープ (目的と範囲) 立ち上げ スコープ計画/定義 スコープ検証/変更管理 時間(期間) アクティビティ定義/順序設 定/期間見積 スケジュール作成 スケジュールコントロール コスト(予算) 資源管理 コストの見積/予算化 コストコントロール 品質 品質計画 品質保証 品質管理 人的資源 組織計画 要員調達 チーム育成 コミュニケー ション コミュニケーション計画 情報配布 実行報告 完了手続き リスク リスク・マネジメント計画 リスク識別 定性的/定量的リスク分析 リスクの監視・コントロー ル 調達 調達/引合計画 引合 発注先選定 契約管理 契約完了 計画 実行 調整
  • 17. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アーキテクチャとマネジメント •アーキテクチャとマネジメントの違い 16 アーキテクチャ マネジメント 目的 プロジェクトの目的 を技術的に表現する プロジェクトの目標 を達成する 手法 予測し、方向性を設 定する 計画し、計測し、調 整する 成果 対象物の分け方と組 み合わせ方 プロジェクトの成果 物そのもの 行動 事前的に決定 事後的に対応
  • 18. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アーキテクチャとマネジメント •品質相互の関係を考えるのに必要 –アーキテクチャは「何がどうできてるか?」 »利用時→外部→内部→プロセスと考える –マネジメントは「ちゃんと作れてるか?」 »プロセス→内部→外部→利用時と考える 17 利用時の 品質 利用時の 品質 プロセス 品質 内部 品質 外部 品質 利用時品質
  • 19. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アーキテクチャとマネジメント •アーキテクチャとマネジメントは大事 –チームで仕事するなら「とりあえず好きな流行の技 術を選択」も「思いつきの計画変更」もありえない –とはいえ、考え過ぎても分からないことはある »ソフトウェアの適用領域が広がり、要件が複雑化 »オープン化・標準化による技術要素の複雑化 »エンジニアのスキルの多様化・規模の肥大化 –では、どうすればいいのか? 18
  • 20. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アジャイルとは 19
  • 21. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アジャイルとは •広義には”態度” –アジャイルソフトウェア開発宣言(2001年) »プロセスやツールよりも個人と対話を »包括的なドキュメントよりも動くソフトウェアを »契約交渉よりも顧客との協調を »計画に従うことよりも変化への対応を –当時の時代背景が透けて見える »プロセスやドキュメントや契約や計画が重要だったころ 20
  • 22. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アジャイルとは •狭義にはプロジェクトマネジメント”手法” –ソフトウェア開発では「計画精度をあげて調整の無 駄を無くそう」が難しい »製造業に比べると、目に見えないので計測がしにくい »製造業に比べると、調整コストが小さい –なら、調整を前提にすればいい »小さく計画→動くもので確認→新しい計画=調整 »顧客を巻き込んで調整する »計画は定期的にする 21
  • 23. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アジャイルとは •”手法”としては画期的 –プロジェクトマネジメントにありがちな失敗 »計画の失敗:計画の精度が悪かった »計測の失敗:進捗を測り間違えた »調整の失敗:方向修正する話し合いができなかった –だから、アジャイル手法は »計画:精度が出るぐらい小さな計画にすればいい »計測:動くソフトウェアで計測すればいい »調整:定期的にみんなで見直すことにすればいい 22
  • 24. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アジャイルとは •アジャイルは素晴らしいが課題はある –1.全体整合性の軽視 »主に「アーキテクチャの軽視」につながる »「考えすぎは良くない」だけなのに“象牙の塔のアーキテク ト”に対する嫌悪感から事前的な設計を軽視しがち ▸アーキテクチャを後から直すのはコストがかかる »日本の優れたアジャイルエバンジェリストって優れたエン ジニアばかりで「言わなくても当然」だった –2.「言い訳」に使う人が出てきてしまう 23
  • 25. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アジャイルとは •アジャイルを「言い訳」に使う –アジャイルは不確実性に立ち向かうための道具 –より良いものを作るための覚悟 »不確実だけど、より良い選択をするんだという覚悟 »顧客や仲間と対話して向き合うという覚悟 »最初はダメでも、いつかは良くするという覚悟 –覚悟がない人間が使うと、ただの「言い訳」になる 24
  • 26. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. 25 アジャイルのダークサイド https://www.flickr.com/photos/soulnoire/3217872979/ 他者への傲慢や軽蔑 不確実性からの逃避 責任回避
  • 27. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アジャイルのダークサイド •アジャイルのダークサイド 26 よく使う言葉 ダークサイド思考 顧客が欲しいものを作る ダメなのは顧客の責任 あとで変更できる 最初に決めるのが面倒 動くコードがすべて 説明しても分からない イテレーションごと計画 全体にはコミットしない 自動デプロイしています お前がテストしろ 優れたメンバーを確保 委任契約でリスクは発注元
  • 28. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アジャイルのダークサイド •自分で運用する人は落ちにくい –手を抜くと自分に降りかかってくるから、いやでも 覚悟をしないといけない –降りかかることが想像できずに落ちる人はいますが •運用をしない開発者とか偉い人は落ちやすい –SIerとか –情報システム部の部長とか 27
  • 29. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アジャイルのダークサイド •ダークサイドに落ちないために –まずもって「良いものを作りたい」という覚悟 »不確実だけど、より良い選択をするんだという覚悟 »顧客や仲間と対話して向き合うという覚悟 »最初はダメでも、いつかは良くするという覚悟 –その上で、どう作るかにコダワル »「良いものを作るためにはどうすればいいか?」 »そうすれば「アジャイルで作ったか」は関係ない 28
  • 30. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. 29 https://www.flickr.com/photos/kaptainkobold/3186086975/ アジャイルを手放す
  • 31. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アジャイルを手放す •再び、アジャイルソフトウェア開発宣言 –プロセスやツールと個人と対話 –包括的なドキュメントと動くソフトウェア –契約交渉と顧客との協調 –計画に従うことと変化への対応 •俺は「どちらにも価値がある」と思う –何に価値があるかは状況で変わる 30
  • 32. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. アジャイルを手放す •アジャイルであることは重要じゃない –アジャイルでないことも重要じゃない –良いものを作るためにアジャイルが適切であれば使 えばいいだけ •与えられたもので思考停止しない –とりあえずやってみようは良い »経験から学べばいい。何が課題かを考えればいい –現実を無視しない »「これはアジャイルではあり得ない」と他責しない 31
  • 33. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. いまやっていること 32
  • 34. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. いまやっていること •企業と持続的な開発モデルを実現しています –弊社の主要クライアント »流通小売/1.3兆円 »医療機器/3000億円 »情報サービス/150億円(*) »通信/4.5兆円(*) »製造/9500億円 »出版/400億円 –もちろん、しがらみは色々とあります 33
  • 35. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. いまやっていること •事例:情報サービス1/2 –リリース後の3つのプロセス 34 対象 タイミング 意志決定 特徴 新機能 年に1,2回 企画/設計/開発など、それぞれの段 階で役員承認 必要な時間をかけて合意形成 ウォーター フォール的 定期 改善 年に4回 (日付固定) 工数枠は事前承認。実施内容はバッ クログから優先順位で選択後に承認 アジャイル的 (3ヶ月定期) 保守 随時 毎月定額保守。実施内容はシステム 本部内で決定。 問合対応、障害対応、ちょっとした 改善など いわゆる保守 (2週間定期) (緊急あり)
  • 36. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. いまやっていること •事例:情報サービス2/2 –顧客組織内での改善が素晴らしかった »特に組織間のコミュニケーション »結果として、組織がプロダクトオーナーの役割を果たせた –ちなみに、リモート開発体制で完結 –詳細はこちらに »「組織をプロダクトオーナーにする、ということ」 ▸http://arclamp.hatenablog.com/entry/2014/08/05/151250 35
  • 37. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. いまやっていること •事例:通信 –オンサイトでスクラムを採用して開発 »最近、無事にサービスイン! »でも、いろいろな成功と失敗があった »そして、組織内の誰でもがアジャイルの態度や手法でやれ るわけではないことに気づいた –他の部署に展開していくために »アジャイルに向けたステップを用意する必要がある »組織の文化に沿って、やり方を定型化する ▸設定中:プロセス、成果物定義、完成基準… ▸ちゃんとお仕事をするために必要なものはそろえる 36
  • 38. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. いまやっていること •組織に最適なITマネジメント手法を見つける –チームから組織にスケールを変えていく –一番重要なのは組織が判断するペースに合わせる »企業によって異なるけど「3か月定期」がいい感じっぽい »EnterpriseAgileってやつ?? »まだまだ試行錯誤をしています –手法を見つけることにはこだわるけど、既存の手法 で満足することはない »その手法がなんと呼ばれるかに興味はないです 37
  • 39. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. いまやっていること •ITで、世の中をもっと良くしたい –でも「ITだけ」では変わらない –社会基盤を担うような組織に、ITの使い方を変えて もらわないといけない –だから、エンタープライズの「現実」を受け入れる –「今の現実」を変えない限り、未来は変わっていか ないから »そのための”手段”や”手法”は何でもいいと思う 38
  • 40. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. まとめ 39
  • 41. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. まとめ •ソフトウェアを作るのは簡単じゃない –それぞれの品質の関係を考えることが大事 40 利用時の 品質 利用時の 品質 プロセス 品質 内部 品質 外部 品質 利用時品質 影響を与える 依存する
  • 42. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. まとめ •アーキテクチャとマネジメントは両輪 –アーキテクチャは「何がどうできてるか?」 »利用時→外部→内部→プロセスと考える –マネジメントは「ちゃんと作れてるか?」 »プロセス→内部→外部→利用時と考える 41 利用時の 品質 利用時の 品質 プロセス 品質 内部 品質 外部 品質 利用時品質
  • 43. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. まとめ •アジャイルは優れている –態度としても、手法としても素晴らしい –プロジェクトマネジメントにありがちな失敗を逆転 の発想で切り抜ける »計画:精度が出るぐらい小さな計画にすればいい »計測:動くソフトウェアで計測すればいい »調整:定期的にみんなで見直すことにすればいい –でも、完璧なわけじゃない »片輪のアーキテクチャをお忘れなく 42
  • 44. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. まとめ •アジャイルのダークサイド –不確実性を受け入れる覚悟がない人にとっては、自 分に責任が来ないようにするための言い訳 –偉い人とか運用をしない開発者が落ちる »自分で運用しなきゃいけない人は落ちにくい •落ちないために「アジャイルを手放す」 –どう作るかではなくて、何を作るべきか –与えられたもので思考停止しない –現実から逃げない 43
  • 45. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. まとめ •組織が、より良いITサービスを作るために –会社にとって大事なものをマネジメントするのに、 ”ある1つの優れた方法”なんかない »たとえば人事制度って企業の文化が反映されますよね –だから、”ある手法”へのコダワリを手放して、より 最適な手法を考えたほうがいい –どう作るかではなく、どこに至りたいのかを考える »そのために何をすべきかを考える 44
  • 46. Copyright© Growth xPartners, Inc. All rights reserved. 45 あなたが考える https://www.flickr.com/photos/sudhamshu/3202963823/