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Zabbixローレベルディスカバリ機能&Zabbix2.2仮想環境監視機能紹介
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Daisuke Ikeda
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Zabbixローレベルディスカバリについての紹介と、先取りでZabbix2.2の新機能「仮想環境監視機能」を紹介
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Zabbixローレベルディスカバリ機能&Zabbix2.2仮想環境監視機能紹介
1.
Zabbixローレベルディスカバリ機能& 先取りZabbix2.2新機能「仮想環境監視」紹介 TIS 池田 大輔(
@ike_dai )
2.
Agenda ● Zabbixの基本 ● Zabbix1.8での課題 ●
Zabbix2.0のローレベルディスカバリ機能 ● 先取りZabbix2.2新機能「仮想環境監視」紹介
3.
~Zabbixの基本~ Zabbixとは OSS統合監視ツール ラトビアのZabbixSIA社が開発 現在の最新安定版2.0.6 監視対象機器 - Linux - Windows -
NW機器 等 監視方法 - Zabbix Agent監視 - SNMP監視 - IPMI監視 - エージェントレス監視 等 監視内容 - リソース監視 - 死活監視 - ICMPPing - プロセス - Web監視 - ログ監視 - HW監視 - SQL監視 等
4.
Zabbix Server dbsyncer trapper poller alerter discoverer ・ ・ ・ Shared Memory ~Zabbixの基本~ Zabbixの監視の仕組み Apache (Zabbix
Frontend) DB Server 設定情報 監視結果情報 Zabbix Agent SNMP Agent SNMP Agent
5.
ホストグループ テンプレート ホスト アイテム トリガーグラフ割当 ホスト アイテム トリガーグラフ ・ ・ ・ ・ ・ ・ アクション アクション アイテム
トリガーグラフ ホストグループ:Linux ホスト:Server1 テンプレート:LinuxServerテンプレート アイテム:CPU使用率 トリガー:CPU使用率が5分間平均80%以上 アクション:管理者にアラートメール送信 例 ~Zabbixの基本~ Zabbixの監視設定の基本
6.
Zabbix1.8での課題 lo eth0 eth1 / /boot /var 監視対象ホスト NWやディスクの監視をインタフェース毎、パーティション毎に実施したい場合 ↓ それぞれ監視アイテムを登録する必要があり手間がかかる
7.
● Zabbix2.0から搭載された便利機能 ○ NIC,Disk,SNMPOIDの情報を自動探索 ローレベルディスカバリ lo eth0 eth1 / /boot /var /proc/mountsの情報を自動取得 注)Linuxの場合 /proc/net/devの情報を自動取得 注)Linuxの場合 注)NIC,DiskのディスカバリにはZabbix2.0のAgent導入が必要 Zabbix
Agent 探索 Zabbix Server 探索定期実行 SNMP Agent 探索定期実行 DB 探索結果に応じて アイテム自動登録
8.
● 実施することは以下 ○ ディスカバリルールの設定 ■
ディスカバリルールに利用できるキー ● net.if.discovery →タイプ:Zabbixエージェント ● vfs.fs.discovery →タイプ:Zabbixエージェント ■ SNMP OIDの場合は任意のSNMP OID(hrStorageDescr 等) ○ アイテム、トリガー、グラフのプロトタイプの設定 ■ プロトタイプで利用できるマクロ ● {#FSNAME} :ディスカバリされたファイルシステムの名前が格納されるマクロ ● {#FSTYPE} :ディスカバリされたファイルシステムのタイプが格納されるマクロ ● {#IFNAME} :ディスカバリされたNICの名前が格納されるマクロ ● {#SNMPINDEX} :ディスカバリされたSNMP OIDのインデックス番号が格納されるマクロ ● {#SNMPVALUE} :ディスカバリルールで指定した OID ローレベルディスカバリ設定
9.
ローレベルディスカバリ設定 ネットワークインタフェース ルール設定 アイテムプロトタイプ設定
10.
ローレベルディスカバリ設定 ファイルシステム ルール設定 アイテムプロトタイプ設定
11.
ローレベルディスカバリ設定 SNMP OID ルール設定 アイテムプロトタイプ設定
12.
● ディスカバリルールはZabbixの監視アイテムの一種 ○ この仕組みがわかればカスタマイズ可能 ●
ファイルシステムのローレベルディスカバリルールのレスポ ンス仕様 ローレベルディスカバリのカスタマイズ { "data":[ { "{#FSNAME}":"/", "{#FSTYPE}":"rootfs"}, { "{#FSNAME}":"/proc", "{#FSTYPE}":"proc"}, { "{#FSNAME}":"/sys", "{#FSTYPE}":"sysfs"}, ・・・省略 }
13.
● 例:特定のディレクトリ以下のファイル一覧をディスカバリ ○ 仕様に沿った形で値を返すスクリプトを作成 ○
ZabbixエージェントUserParameterを利用してディスカバリルールを定義 ○ ローレベルディスカバリルールにfile.path.discoveryを設定 ○ ディスカバリ結果は{#FILEPATH}に格納されるのでこのマクロを利用した アイテムプロトタイプを登録 ローレベルディスカバリのカスタマイズ #!/bin/bash for file_path in $(/bin/find $1 -type f); do filelist="$filelist,"'{"{#FILEPATH}":"'$file_path'"}' done echo '{"data":['${filelist#,}' ]}' UserParameter=file.path.discovery[*],/bin/sh /var/scripts/filepath_discovery.sh $1 filepath_discovery.sh
14.
Zabbix2.2の機能紹介 以降の話は開発途中の次期2.2の情報です。 仕様が変わる可能性があります。 利用時は注意!
15.
Zabbix2.2「仮想環境監視」 ● Zabbix2.2から実装 ● VMware
ESXiおよびvCenter Server経由の監 視機能 ● Zabbixローレベルディスカバリの仕組みを活用 ● ホスト、ゲストの監視を実現 ○ リソース情報やイベントログ情報の監視 ● ホストとゲストを紐付けた管理を実現 ○ ハイパーバイザ名でホストグループを自動作成しVMを ハイパーバイザ毎に管理
16.
仮想監視機能の仕組み ● Zabbixのシンプルチェックを利用 ● libcurlを利用しvSphere
APIにアクセス ○ 注) 仮想監視機能を利用するには、 libcurl、libxml2が必要 ● vSphere APIのPropertyCollectorを利用して情 報取得 ● イベントログはvSphere APIのEventManager を利用して取得
17.
仮想監視機能の使い方 ● vCenterServerで管理している場合 ○ 以下の情報をvCenterServer用のZabbixホストとして登録 ■
3マクロを設定 {$URL} ← vSphereAPIのURLを指定(例 https://vcenter-server-hostname/sdk) {$USERNAME} ←vSphere APIアクセスユーザ名を指定 {$PASSWORD} ←vSphereAPIアクセスユーザのパスワードを指定 ■vCenter Server監視用テンプレート割り当て テンプレート名: Template Virt VMware vCenter vCenterServerの1ホスト 登録のみでホスト、ゲスト 全て自動登録
18.
仮想監視機能自動登録 ● 自動化されること ○ ホスト登録 ○
グループへの登録 ■ ハイパーバイザであれば「Hypervisors」グループ ■ VMであれば「Virtual Machines」「{#HV.NAME}」グループ ○ テンプレートの割り当て ■ ハイパーバイザであれば「Template Virt VMware vCenter Hypervisor」 ■ VMであれば「Template Virt VMware vCenter Guest」 各テンプレートにリソース監視等のアイテム情報が登録 各仮想マシンはハイパーバイザ名のホストグループに自動登録されるため、 どのハイパーバイザ上にどのマシンが稼働しているか等、VMとハイパーバイザを紐 付けた管理が可能に
19.
まとめ ● Zabbixローレベルディスカバリの活用で面倒な 設定が大幅に削減(Zabbix2.0以上) ○ ローレベルディスカバリルールは監視アイテムの一種な のでカスタマイズ可能 ●
ローレベルディスカバリの機能を活用した VMware監視機能がまもなく登場する予定 (Zabbix2.2) ● お試し下さい
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