頭の良い子の育て方とは?小学校入学までに行いたい知育6選!

テストを頑張る男の子イラスト-min.png


まつい先生、頭の良い子を育てるにはどうすればいいですか。」

毎年、何人もの保護者からこのような質問を受けます。頭の良い子 に育ってもらいたい。そのように考えている親は、非常に多いと思います。

勉強が得意か苦手かによって、学校生活の楽しさも大きく異なってきます

中学生になると、勉強が得意な子どもの方が「毎日が充実している」「やりがいを感じている」「学校が楽しい」と感じている割合が高いです。

思春期の問題行動や非行と、学力にも密接な関係があります

勉強が苦手な子どもは、「自分を見てもらいたい。」「構ってもらいたい。」という想いや劣等感から、親に反抗したり問題行動を起こしたりしてしまうこともあります。

特に、思春期以降はこのような傾向がよく見られます。

あなたは、子どもにどのような知育を行っていますか。今回は、頭の良い子を育てる方法、小学校入学までに行っておきたい知育について、見ていきたいと思います。
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頭の良さは何歳までに決まる?


頭の良さが、具体的に何歳までに決まるということはありません。人は、努力した分だけ成長できるからです。

しかし、脳の神経細胞の90%は6歳までに完成される と言われています。乳幼児期の子育ての仕方を工夫すれば、思考力や表現力、記憶力などを高めることができるのです。

それでは、家庭でできる頭の良い子を育てるための 知育 を6つ紹介します。

①自然と触れ合う


幼い頃は、なるべく自然と触れ合う機会 を増やしてあげましょう。自然体験は、子どもにとってとても大切です。

子どもは、生活経験 を通じて物事を考えます。多くの自然体験を行うということは、それだけ子どもの頭の中に考えるための「引き出し」ができるということです。

現在の教育では、「自分の力で考える」ことが重要視されています。子どもが考えるときに、自然体験(生活経験)が役立つのです。思考力が身につくということですね。

現在、自然が少なくなり、なかなか自然体験をさせることが難しくなっていますね。

幼児期(幼稚園・保育園)の子どもに絶対体験させておきたいこと 子育て中の方必見!」の記事を参考にしてみてください。自然体験についてまとめてあります。

②絵本と触れ合う


絵本と触れ合うことも大切です。絵本を読み聞かせる ことにより、想像力を高めることができます。また、様々な種類の本を読み聞かせることで、知識もついていきます。

3~4歳になり、1人で本を読むことができるようになったら、自分の力で絵本を読ませてみましょう。少しずつストーリーを覚え、語彙力や読解力がどんどんついていきます

このとき、子どものレベルにあった本を選んであげるのがポイントです。難しすぎると読む気になれませんね。子どもと一緒に本屋に行くのも良いでしょう。

③運動をさせる


運動をすることで、脳の認知機能が強化されます。年齢に応じて様々な運動をさせましょう。身体を動かすことで、思考力が身についていきます。

空手やバレエのように自分の動きを意識しながら行う運動が、より効果的だと言われています。

注意しなくてはいけないのは、「年齢に応じた」運動をさせるということです。

近年、子どもを早く立ち上がらせようとする親が増えています。ハイハイをあまりさせず、すぐに立ち上がらせてしまうのです。

すると、子どもの腕力が十分に育たなくなってしまいます。現在、子どもの腕力は低下しています。この原因の1つが、ハイハイする時間の減少です。この点には注意してください。

また、勉強をする前に軽い運動をするのもとても有効です。小・中学生になっても、軽い運動をしてから勉強をする習慣をつけることで、脳が活性化して学力がつきやすくなります。

④指先を使わせる


粘土で遊ぶ男の子イラスト-min.png

指先を動かすと、脳の神経細胞が活性化される と言われています。認知症予防などにも、指先を動かすことは効果的だと言われていますね。

指先を動かすことで、思考力や記憶力、集中力をつけさせることができます。幼児期に積極的に指先を動かす遊びをさせましょう。

おすすめは、粘土遊び です。また、習い事として、ピアノなどをやるのも効果的です。野菜を皿に盛るなどのお手伝いも良いですね。

⑤会話の最中に質問をする


子どもと会話するときに、質問 をするようにしましょう。質問の受け答えをすることで、「なんでだろう。」「自分の意見はこうだ。」というように、思考力がどんどんついていきます。

子どもとの日常会話の中にも、頭の良い子を育てるポイントがある ということですね。

年齢に応じて問題を変え、少しずつステップアップさせてあげましょう。具体例を載せておきますね。

ワンポイントメモ! 頭の良い子を育てるための質問
・「遊園地に行きたい。」と言われたら「どうして行きたいのかな。」と言う。
・「今日のサラダにトマトは何個あるのかな。」「黒い粘土と白い粘土のどっちが多いかな。」と聞く。

このような質問を、会話の最中にするようにしましょう。

⑥自分のことは自分でやらせる


着替えをしたり脱いだ服をたたんだり、歯を磨いたりなど…。あなたは、普段どれくらい子どもの手助けをしていますか

どれも子どもが一人でやろうとすると、時間がかかってしまうものばかりですね。そのため、ついつい親が手出ししてしまうことが多いです。

しかし、これらを自分の力でやると、上手にやるために子どもは一生懸命考えます。それだけ、思考力や判断力、想像力がつくのです。

歯を磨いたり身体を洗ったりする場合は、最後の仕上げとして親が手助けしても問題ありません。虫歯予防などにもつながります。

自分でできることは自分でやらせましょう。たとえ時間がかかっても、それを温かく見守ることで、どんどんできる子どもになっていくのです。

また、掃除や野菜の水洗い、洗濯物をたたむといったお手伝いも、効果的です。これらは、先ほどお話しした「指先を使う」にもつながりますね。

いかがでしょうか。これが、頭の良い子を育てる方法、小学校入学までに行っておきたい知育になります。

最初にお伝えしたように、「勉強と学校生活の楽しさややりがい」「勉強と問題行動や非行」には、大きな関係があります。ぜひ、家庭で実践してみてください。

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まとめ
・脳の神経細胞の90%は6歳までに完成される。
・乳幼児期の子育てを工夫すれば思考力や表現力、記憶力を高められる。
・勉強とやりがい、勉強と問題行動・非行には関係性がある。