■「新文化」最新号の1面特集は、【韓国の出版・書店事情/書店数2500店、ネット書店が売上60%占める】
韓国は書店保護や版権輸出支援など、出版文化を守る政策を数多く実施している。近年では独立書店が急激に増えて話題になり、今年はハン・ガン氏がノーベル文学賞を受賞し、世界で注目を集めてもいる。11月、東京・神保町では、韓国の出版・書店業界の現況を伝える2つのイベントが催された。本と社会研究所代表のペク・ウォングン氏、独立書店を取材してきたハン・ミファ氏による韓国の出版事情についての講演をまとめた。(本紙・勝本育実)
■最終面特集は、【気ある「K-BOOKフェスティバル」/ハン・ガン氏「ノーベル文学賞」受賞も追い風】
第6回「K-BOOKフェスティバル」が11月23・24日の2日間、東京・千代田区の出版クラブビルで開催され、約3200人(前年比28%増)が来場、売上総額は前年の2倍となった。ハン・ガン氏のノーベル文学賞受賞も追い風となったが、フェスに合わせて新刊を刊行する出版社も多く、業界での注目を集めている。会場をレポートするとともに、同フェスを運営する一般社団法人K-BOOK振興会の事務局長・佐々木静代氏に話を聞いた。(南陀楼綾繁)