A5判 260ページ 並製
定価 2800円+税
ISBN978-4-7872-7472-4 C0074
書店発売予定日 2025年01月29日 登録日 2024年12月13日
世界で最も多くの視聴者がリアルタイムで見ている映像は、スポーツ、とりわけテレビや配信によるスポーツ中継である。スポーツ映像はなぜ人々をここまで引き付けるのか。この問題は、映像文化のもつ魅力やパワーを考えるうえで一つの重要な鍵になる。
そもそもスポーツと映像はどのような関係にあるのか。両者を「運動」という共通項でつなぎ合わせる。そして、人々を魅了し、興奮させてきた映像の「運動」をとらえるために、フレームや移動撮影、編集、音響効果などの映像技術の基本を、数多くの映画を参照しながらレクチャーする。また、この視点から映画史を見直し、スペクタクル(アトラクション)に位置づけられる諸ジャンルに光を当てるとともに、スポーツ映像を映像文化として読み解く面白さを講義する。
具体的な映画作品を例示しながら、映像技術や歴史、分析する視点を紹介して、スポーツと映像の未来や人々を熱狂させる魅力の内実を提示する入門書。
【目次】
講義1 運動としての映像
講義2 フレーム論――クローズアップとは何か
講義3 移動撮影論
講義4 編集論
講義5 特殊効果論――再生・スローモーション映像とは何か
講義6 音響効果論
講義7 スラップスティック論――走る身体
講義8 ミュージカル映画論――踊る身体
講義9 活劇論――戦う身体
講義10 ドキュメンタリー映画論
講義11 『オリンピア』――スポーツ映像の起源
講義12 『東京オリンピック』の可能性
講義13 物語の時代におけるスポーツ映像――総括と未来への展望
解説 鬼丸正明とスポーツ映像学 坂上康博
162-0801 東京都新宿区山吹町337
電話:03-3268-0381
ファクス:03-3268-0382
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