アニメ「探偵オペラ ミルキィホームズ」シリーズのシャーロック・シェリンフォード役や「ラブライブ!」の園田海未役で活躍中の人気声優、三森すずこ(28)のセカンドアルバム「Fantasic Funfair」が8日、リリースされる。声優、アーティストとして活躍を続ける三森にアルバム制作の裏側や聴きどころなどを聞いた。
――今作では「遊園地、ファンタジー」がコンセプトとなっていますが、これは三森さんのアイデアですか
「そうなんです!『せいいっぱい、つたえたい!』(4thシングル)をリリースしたときに、TVアニメ『まじもじるるも』のオープニング曲だったのもあって、ちょっと魔法にかかったような世界観をミュージックビデオで作ったんです。それで、もっとファンタジーをコンセプトにしたアルバムを作って、その世界観を広げたいな~というのがはじまりです。やりたいことがたくさんあって当初の予定より大ボリュームになってしまいました」
――やりたいことというと
「『遊園地』がテーマなので、乗り物の曲も欲しいし、『不思議の国のアリス』っぽい曲も欲しいし―とか、いろいろと考えていたら、どんどん増えちゃって。結局、フルアルバムのボリューム感になり、『あっ、セカンドアルバムにしよう!』という流れでした」
――ファーストアルバムは「好き」というタイトルで、ポップで元気いっぱいというイメージでしたが、今回のアルバムは、ポップなものから落ち着いた雰囲気のものまで、表現力が増したという印象をうけるのですが、1年前と比べて心境の変化があった?
「1年前のファーストアルバムの時も、自分がやりたいものを取り入れてもらったのですが、今回も私のやりたいことをよりたくさん詰め込んでもらいました。この音をピアノにしたいですとか、いろいろと自分が突っ込んで…。たとえば『Spinning Star』という曲も、はじめ弦楽器が使われていた部分を、ピアノに替えてもらったんです。よりスタイリッシュな、かっこいい系にしようと思って」
――今回、こだわったところはどういうところですか
「ファンタジーなので、耳に残るようなメロディーや音色になったらいいなと思って。歌い方も、素直に歌えばさらっと歌ってしてしまうところを、わりと自分でクセを付けてみたり、ここはもっとこう歌おう―とか、いろいろと試行錯誤しながらつくりました」